ムーンウォーカー | 日々のお得

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読書ラブ。くせに、読み終わると内容を何にも覚えていないことに脱力の日々。。

ムーンウォーカー [DVD]

¥1,052
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「This is It」があまりにもよかったので、家でももっとマイケルが見たい!と、DVDを購入してしました。「ナンバー・ワンズ」を持っているので、似たようなものではなさそうな、「ムーンウォーカー」を。

映画かと思って見たら、面食らってしまいました。
ちょっと長いミュージックビデオ・・いや、PV仕立てですが、時間的な構成はライブに近いかも。

▼ネタバレ含む、詳しい解説はこちらのブログの方が面白いです。
東京ウォーカーなムーンウォーカー

1部はライブと初期のPVのコラージュ。トップの「マン・インザ・ミラー」以外はフルで聴けず、ショートカットだけです。唐突にジャクソン5で「帰って欲しいの」、「ABC」から「ベンのテーマ」を歌っていたころのマイケルが見られます。これは、レアですね。ちょっと大人になって、ソロの「今夜はドント・ストップ」「ロック・ウィズ・ユー」など、ハードロックカフェで見られるおなじみのPVが続きます。その後、「ヒューマンネイチャー」もちょっと入っているのがうれしいです。ほんのちょっとですが、レアですね。。

2部は3曲フルで聴くことができます。
本家マイケルバージョンを子供バージョンで取り直している「BAD」(かわいい)から、コミカルなストーリー仕立ての「スピード・デーモン」。途中にワーナースタジオで撮っているっぽい、クレイアニメ的なキャラクターが織り成す、ドリフのようなどたばたコメディがあるのですが、これが結構・・なかなか・・非常にゆるゆるです。オチの【マイケル禁止】はおもわず笑いましたが。
最後の「リーブ・ミー・アローン」は、フルで聴けます。前後のストーリーとの脈絡は全くないのがすごいです。ライブでいうと、アーティストの休憩退出用ブリッジのようなものでしょうか?こちらの曲のPVは初めて視聴したのですが、実は1つのパートとして、このDVDで私が最も気に入った箇所です。なぜかというと、ウイリアム・ウエッグマンでたーーーー!・・・と。

▼飼い犬を擬人化する写真家で有名。
日々のお得-William Wegman2

パルコの写真展でファンになってから、毎年カレンダーを購入しています。
そのウエッグマンの犬が動いているーーと、彼のファンにはたまらない、うれしい演出。クレジットには名前を見つけられなかったのですが、関係ないことはないと思います・・激似、というか、そのもの??繋がっているという確証はないんですけどねえ、、

3部が真骨頂。世界一長いPV(?)「スムース・クリミナル」の約40分ヴァージョン+「カム・トゥギャザー」。なぜかマイケル本人が車になったり、戦闘ロボットになったり、と。乗ったり操縦したりするんじゃなくて、世界のマイケルはそのものになっちゃうんだなあ、と関心。
歌と踊り以外のストーリーはかなり破天荒です。「ナイトライダー」とか、「ターミネーター」とか、「スターウォーズ」とか、ハリウッド的な映画が感じられる要素が随所に織り込んであります。マイケル本人が意図せずしてパロディになってしまっているのかなあ、と読むと非常に楽しいです。(ただ、旦那は耐え切れなかったようで、歌が終わった時点で退室していました。)
私は割りと不条理なコメディ系パロディ系映画が大好きなので、結構楽しめました。ただ、長いです。

しかし、昨日から全国の映画館で上映しているんですねえ。THIS IS IT」がヒットしているので、正しいかもしれませんが、ちょっとびっくり。
ただ、DVDは音質が余りよくないので、映画館でも視聴したい・・かもしれません。
長野ではやっていないのが、残念というか、むしろよかったというか。