こんばんは。

お越し頂きありがとうございますニコニコ






もう5月も終わりが見えて来ましたね!

本当、ひと月の経過スピード速すぎますえーん

時間、大切に生きていきたいものです照れ







さてさて、今回は久々な

読書感想ブログです。






ちなみに前回はこちら。








今回読んだ本は…








恩田陸さんの「spring」です!









長編でしたので、

読むのに2ヶ月くらい

かかってしまいました笑







あれは3月末か4月初め、

街の大きな書店に行った際、

山積みにされていた、

とんでもなくキレイな白いカバーの

本を見つけてしまったのです。







本当、きれいすぎて、

結婚式の引き出物かと思いました笑








著者が恩田陸さんとのことで、

迷わず買いました!








私、本を時々カバー買いします。

キレイなデザインだと、

テンション上がっちゃうんですよね照れ








以前、恩田さんの作品で、

同じようにカバーがステキで買ったのが、

「蜜蜂と遠雷」でした。 







実はこれが、私の初・恩田陸作品

となったのですが、

内容が濃厚すぎて、

とんでもない衝撃を

受けてしまったのですびっくり






昨年出た「鈍色幻夜行」も読みたいです!

ついでに「夜果つるところ」も!







これを読んでからは、

ラノベレベルの小説では

満足できない私に

なってしまいましたガーン







それくらい、私にはドカンと

衝撃を与えてくださった

恩田さんなのです。







そんなわけで、

「spring」を買いましたが、

カバーがきれいすぎて、

気軽に読めなくて(なんせ引き出物なので笑)

毎回緊張感を持ちながらの

読書になりましたキョロキョロ







各ページにも仕掛けがあってですね、

下にバレエダンサーの絵が描いてあり、

パラパラ漫画みたいになっていて、

もう…素敵でしたラブ








しかも、初版には書き下ろし短編の

おまけつきという大サービスも!

素敵すぎます。








内容はドイツのバレエ団の

ダンサー兼振付師の主人公、

萬春(よろず・はる)くんのことを

春くんに所縁のある、

4人が語るという4章構成と

なっていました。







私、バレエとは縁遠すぎますが、

バレエっていろんな役割の人たちから

成り立っているのだなと

勉強になりました。








ダンサーの方に目が行きがちかも

しれませんが(私はそうです)、

他にも振付師や舞台担当、オーケストラ、

作曲家、衣装担当などなど様々な人たちが

力を合わせて一つの作品を

作っているのだなと改めて実感。








読んでいますと、

初めのうちは、

春くんは身体表現の天才で、

自分のやりたい踊り・振り付けに、

ただただ突き進んでいるのかなと

思っていたのですが、







本を読み進めていきますと、

彼も彼なりに

悩み大き少年時代を

送っていたのだなと知り、

考えさせられました。







学校という枠にはまりきれず、

窮屈な思いをする春くん…。

バレエに出逢えて本当良かったです。








私の事情もあり、

日本の学校教育のあり方には

いろいろと考えさせられる日々です。

本当、個別対応とか柔軟に

できないものなのかしら…。(愚痴)







他に印象に残っているのは

春くんの恋愛事情。

なかなか衝撃的でしたびっくり







あとは、バレエという西洋文化に

挑む東洋人の心意気というか、

古典的なものに

新しい風を吹かせようと

挑み続ける春くんたちの試みや

溢れんばかりのアイディアが

本当、素晴らしいというか、

私のような凡人には到底思いつかない

レベルだなと…キョロキョロ







そして、こんなとんでもない物語を

10年!(帯に書いてありました)も

かけて考え続ける恩田陸さんの

努力たるや…。






生半可な勉強では

書けない内容だな、

ということは読んでいますと

ひしひしと伝わって来ました。






知識量がハンパないです。

恩田陸さん。







バレエなんて、

小学生のときに母親の趣味で

家族総出で舞台を観に連れて行かれて

よく分からず仕舞いでした。

確かあれは、白鳥の湖だったかと。







大人になった今、改めて

バレエをきちんと観てみたいな

と思いました。






とにかく、すごい小説でした!