これのつづきです
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ドラクエって
どんなに死闘の末でも
宿屋で一泊すれば
体力は最大値にリセットしますよね
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翌日は凄まじい台風
「おはよう」
「おはよう」
「行ってきます 今日はゆっくりめ」
（今日は出張なのでいつもの出社より遅め）
「いってらっしゃい 雨の通勤、気をつけてね」
「出勤します」
「行ってらっしゃい 萌絵も気をつけて」
穏やかな始まり
言い争いは疲れるもんね
（全部僕のせいですけどね）
出張先での仕事は午前中で終わる予定
午後はなんと上司から在宅でいいよと言われている
でも言葉通り家に帰っちゃったら再度家から出られない
なので今日はどこでも仕事できるようにノートPC持ってきてる
萌絵の家で在宅仕事したあの時と同じ
無事に仕事終えて、上司同僚交えてファミレスでランチ
こういうの、この仕事に就いてから３回目くらいかな
めっちゃレアです
食後、最寄り駅で同僚を巻いて
（「一服してくので」と言ってさよならした）
さてどこでリモートしよう
落ち着いて静かで店内で吸える所…
気付くと萌絵の家の最寄り駅で降りていた
萌絵の引っ越し先は、多分わかる
多分というのは、部屋探ししてる時に
「ここ今度見に行く」と言っていた部屋を
なんとなく憶えてるから
萌絵はどうも、いくつもの部屋候補から
吟味して見つけたって感じではなく
結局その「見に行く」と言っていた部屋に決めた（っぽい）
「前の家とは駅から見て反対方向」
「徒歩は同じくらい」
「坂があって…」
うろ覚えの場所と、萌絵の会話の端々から
多分ここ、いや多分この辺というのはわかっていた
以前僕が午後ヒマになってしまった日があって
「新しい家、見に行ってもいいかな」
と萌絵に聞いてみた
今思うと…病んでるよね笑
で、
「いや、ホントやめてね」
と拒否られていた
そりゃそうだ笑
でも今日、結論から言うと、行ってしまった
何度もグーグルマップで見ていた道
肝心の家の前あたりはマップで届かない場所
言っていた坂は想像以上に急で
雨で湿気も多く、汗だくで登った
こじんまりとしたアパート
萌絵はマンションよりもアパート派みたい
４世帯だったかな
どの部屋も表札に名前なんかない
でも、一番奥の部屋…ここだな、と思った
来ちゃった、と伝えたい自分が１％
ドン引きだからやめとけ、が99％
もちろんそのまま、また駅に戻りました笑