▼前回の話▼

 

 

秘密の話というのは、「会社がテレビに出演する。自分も映るかも」というものだった。

 

西之園さんが名の知れた会社に勤めていることを知っていた俺は、そういったテレビ出演なんかは結構頻繁にあるんだろうな、と勝手に思っていた。だからその話も特に気にも留めなかったが、「秘密を共有している」「俺しか知らない」という事実は、少なからず西之園さんとの距離を縮めていった。

 

ある練習帰り、いつものように車で駅まで送り届けたとき、それまでは車が離れるとすぐに踵を返して駅に向かっていた西之園さんが、俺がロータリ―をぐるっとUターンして去るまでのあいだ手を振っていた。遠目にしか見えなかったが、めっちゃ愛らい笑顔で、俺は「これじゃまるで恋人が手を振ってるみたいじゃないか」と錯覚w。

 

これまでだってぶっちゃけ意識してた。
でもこの一件の後、俺の中で西之園さんはさらに異性として意識するようになったんだよね。

 

つづく・・・



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