そう。
どんなに心地よくない感情だって。
どんなにダメって判断される感情だって。
その中には愛があるってことを、あなたに覚えていてほしい。
黒々としたものの中からふわっと溢れ出る愛によって。
あなた自身のその愛によって、怯える心も癒されていくから。
怖がるんじゃなくて。
逃げるんじゃなくて。
ましてや「こんな気持ちになってる自分」を責めるんじゃなくて。
それが心地よくない感情であっても。
それがダメだって言われる感情であっても。
出すことによって受け止めてあげて。
そうして落ち着いたら。
そこにはどんな、自分を大切に思う愛があるかな？って。
そこにはどんな、誰かや何かを大切に思う愛があるかな？って。
感情が教えてくれた愛に耳を傾けてあげたいね。
表面だけ見てダメなものって切り捨てたら見逃してしまうから。
表面だけ見て嫌なものって怖がってたら見逃してしまうから。
そしてまた姿形を変えて何度も何度も現れるから。
あなたに気づいてもらえるまで。
だから。
一つ一つ、その時々で気づいていきたいね。
あなたの愛。
大丈夫だよ。
そこには本当は愛しかないから。
でもほら？
頭は過去の経験や、常識や、あなたが信じている考えに沿って判断して。
あなたを怖がらせることや傷つけるようなことをいっぱいいっぱい言ってくるかもしれない。
その声に耳を傾けることに慣れちゃってるから。
感情と一緒に不安や恐れがどんどん膨らんで。
自分を責めたり誰かを責めたりする気持ちがどんどん膨らんで。
心の中が嫌な気持ちで埋め尽くされて。
とてもじゃないけど
この感情の中に愛があるなんて思えないかもしれない。
あなたの心なんておかまいなしに。
あなたを腹立たせる声が。
あなたを悲しませる声が。
あなたを怖がらせる声が。
あなたを傷つける声が。
頭の中でガンガン鳴り響いているんだから。
どこに愛があるのよって、信じられないかもしれない。
頭の声はその感情のままに暴れて。
あなた自身もそれにつられて自分の愛を忘れて大暴れして。
愛から離れると、本当に苦しいね。
でもね。
腹が立つのも、悲しいのも。
罪悪感を感じるのも、嫉妬するのも、傷つくのも。
その感情でラッピングされた中には
自分自身を大切に思う愛や、誰かや何かを大切に思う愛が必ずある。
必ずあるから。
怒ろうが泣こうが、どんな思考がわいてこようがいいんだよ。
出させてあげたらいいんだよ。
それはあくまで表面的なもので。
大切なのは。
その中に包まれたものをあなたが受け取るかどうか。
「こんなぐちゃぐちゃにラッピングされたものなんてお断り！！」
「こんな変な包みにラッピングされたものなんてお断り！！」
側だけを見て受け取りもしないなんてとっても勿体ない。
不格好でも、中には素敵な贈り物が包まれているからね。
どんな感情も、その奥に入っていこう。
あなたの愛は頭の声を超えていく。
だから怖がらずに、受け止め認めることで感情の中に包まれた贈り物を開いていこう。
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