ロンドンではタイル張りの建物の素晴らしさに魅了されましたが、「ええっ?」と思ったのが車道の横断方法です。

 

法律的にはどうなっているか知りませんが、実態では次の通りでした。

 

日本のようにハッキリした横断歩道はありません。

道路になんとなく書かれたような薄い二本線の先に小さな歩行者用の信号がある場合が多く、

「青→急いで渡れ」(汗)

「赤→注意して渡れ」(笑)

が現地の皆さんの実際の運用でした。

 

結構広い道路でも歩行者の青信号は短く感じられ、すぐ10秒のカウントダウンの表示が始まります。小走りにならないと渡り切れません。

歩行者の赤信号の時間は日本より長いです。狭い道路でもこれは変わりません。

そのせいか歩行者は歩行者用信号が「赤」でも車が来なければ車道を渡るのが普通になっています。日本ではたいてい車が来なくても歩行者信号が「赤」だと律儀に「青」に変わるのを待ちますよね。それは待ち時間と渡る時間の長さに対する理解があるからだと思います。

 

日英両国の国民性の違いもあると思いますが、「あちら」では「こちら」より「(車道では)歩行者より自動車運転者の権利が優先、歩行者の横断にはある程度の運動神経が前提で自己責任」という感覚が強いようでロンドンの中心街にはお年寄りや障碍者の姿が少ないように感じました。(あくまで個人の感想です)

 

この点については我が国の方が交通信号については一般道路では歩行者や高齢者寄りに仕合わせているように思いました。

(ちなみに英国で走っているのはほとんどベンツ、アウディ、BMWなどのドイツ車で日本車はほとんど見かけませんでした)

(写真は有名百貨店ハロッズの前で道路を横断しようとしている人たち)

今日も仕合わせる一言をお読みいただき、ありがとうございます。
<ライター:沢☆一休>(鎌倉愛好家)