左足の踵が歩けないほど痛いので整形外科に行きました。レントゲン写真を見せてもらうと踵の骨に棘らしきものが写っていました。踵骨棘(しょうこつきょく)と呼ぶそうです。それほどひどくなさそうなので 自然に治ることもありますが、足底に合わせたインソールを作って活用することで病状が軽減・消失の方向にむかうだろうとのことです。私は まだ痛み真っ盛りの段階なので ここのところ長時間の外歩きは控えています。という訳で、しばらくご無沙汰していた読書時間が多くなりました。

友人S氏に薦められて『死という最後の未来』を読みました。石原慎太郎と曽野綾子の対談集です。仏教徒で法華経にすべてがあるとする慎太郎と、キリストの信仰に活きている曾野綾子さんが、今までのご自分の生きざまと「死」についての考え方を語り合ったもので、2020年幻冬舎発行の246ページの内容の濃いものです。私はお二人のそれぞれの生き方に強い興味を持っていたので 第1章他人の死と自分の死 第2章「死」をどう捉えるか 第3章「老い」に希望があるか を続けて夢中になって読みました。

 

 

お二人の信念に基づく生き方を聞かされて、自分はなんと適当に生きてきたのだろうと何度も思い知らされました。その内容をお知らせする力は 残念ながら私にはありませが、お身内の(ご主人三浦朱門さん、弟・裕次郎さん)死に際しての体験談は特に印象に残っています。

最後のページ だけ転載させてください。

2度読み返した後で 別の宗教家の対談集を読み返してみたくなり、本棚から探し出しました。『あの世この世』瀬戸内寂聴と玄侑宗久の対談集です。2003年発行だから随分前の本です。

皆様は対談集お好きですか?

(ライター:山口一郎)