「鎌倉が誇るプロ・オーケストラ」と知って、『グランブル管弦楽団』の公演を聴きに行きました。50名ほどのプロ集団でしたが 地元の音楽を聴くというこの春の私の目標で言えば、締めくくりにふさわしい演奏会でした。

プログラムは 初心者レベルの私にぴったりの、超有名な3曲でした。

●組曲「ペールギュント」の「朝」は 爽やかな朝を感じさせるわかりやすいメロディーで 私は以前の携帯で 着信音にしていました。

♩ソ・ミ・レ・ド・レ・ミ・ソ・ミ・レ・ド・レミ・レミ・~~ いい気分になれました。

●ヴァイオリン協奏曲は最もポピュラーなメンデルスゾーンで ソリストは小川恭子さんでした。(ごめんなさい。私は存じ上げなかったのです)気持ちよく懐かしく聴かせていただきました。

●3曲目は 誰でも知っているベートーヴェンの「運命」でした。振り返ってみると名盤といわれるワルターのレコードで何度も聞いているし、♩ダダダダーンからの冒頭部分数小節だけの比較演奏を聞いて「なるほど指揮者によってこんなに違うのか」と分かったふりをしていましたが、生の演奏を聴いたのは初めてだったと気づきました。さすがの迫力に、初めて本当に感動できたのかもしれません。とは言え、帰宅してYoutubeで『ベートーヴェン交響曲第5番 冒頭指揮者比較』を視聴したのですから、純粋に「クラシック音楽が好きです」とは、とてもじゃないが言えませんね。

●アンコールは これまた誰の耳にも残っていると思える バッハ「G線上のアリア」でした。

クラシックオーケストラのコンサートで 聞き覚えのある曲ばかりがプログラムになることはめったにないので、私にとっては とても贅沢な時間でした。           

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「ネモフィラの丘を見てみたい」という妻に付き合って花畑を見に行きました。高評価の ひたち海浜公園や昭和記念公園までは「ちょっと遠過ぎる」というので 我が家から電車に乗り継いで1時間余りで到着する久里浜駅に近い『横須賀くりはま花の国』に行きました。

 

 

ちょうど「ポピー&ネモフィラまつり」が開かれていました。ネモフィラにはちょっと遅かったようですが ポピーが満開で満足できました。くりはま花の国はとても広く、園内を走る「フラワートレイン」もあり 見るべき場所が沢山あったのですが、老夫婦である私たちはポピーとネモフィラを鑑賞するだけで 帰ってきました。かわいい花や鯉のぼりにし合わせて時間を過ごした、天気の良い清々しい一日でした。

(ライター:山口一郎)