難読漢字として、テレビでも時々紹介される「風信子(ヒヤシンス)」。
名前の由来はギリシャ神話に登場する「ヒュアキントス」ですが、
香りが風にのって運ばれることから、この漢字が使われたとか。
名付けた人は、思いっきり遊んでますね。
 
写真は、わが家で昨年10月5日に球根を鉢植えにしたヒヤシンスです。
花は咲いたが背は低い…。
これから伸びるのでしょうか。
 
同じ日に球根5個を植えたのに、芽が出るタイミングも、花が咲く時期もまちまち。
自然の営みは、そういうものなのですね。
花の姿を見ているうちに、
「そういう自然のタイミングに、仕合わせて生きることを、
いつのまにか忘れていやしませんか?」と問われた気がしました。
“一斉に○○します”とか、
“ゴールは〇月〇日です”などと決めて動くことは、
本来は無理がある話なのかもしれません。
 
それでも頑張っている人たちに、ヒヤシンスやロウバイなどの、
春の香りがエールとなって届きますように。
 
寒暖差の激しい今日この頃ですが、どうぞ皆さまお健やかにお過ごしください。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
〈ライター:斉藤知江子