ほぼ日のコンテンツに「希望の物語はどこにある?」というタイトルで、

戦略デザイナーの佐宗邦威(さそう・くにたけ)さんと糸井重里さんが対談されています。

2日目の「自分を壊すための方法」に、下記表現を見つけました。一部引用させていただくと、

…   …   …   …   …

(論理側と直感側)の

両方の視点があればより客観的にも見られるし、
片方がいまいちなら
反対側からジャンプして壊せばいいし。

そんなふうに
「あ、両方を往復できればいいんだ」と
あるとき気づいたことで、
わりと自分のやりかたを
平気で捨てられるようになったのかなと、
ちょっと思いました。

…   …   …   …   …

そうそう、それ!と思いまして。

 

玄侑宗久さんが仰る「両行」だし、

河合隼雄さんが仰る「これからは“中空均衡”と“中心統合”を行ったり来たりできることが大切」と

同じことだ、と思ったのです。

ビジネス分野でも、それを実践されている方がいらっしゃるのですね。

 

論理で組み立てて考えるところから、直感での動きに切り替えるって、

そうそうたやすいことではないと思うのですが、両方の視点から考えることができたら、

自由度は格段に上がるのかな、と想像しています。

 

頭でぐーっと考え込んだ後は、ついふらふらと散歩に出かけたくなるのも、同じことでしょうか?

 

東京は12月とは思えないほどの暖かさです。

寒暖は、あまり行ったり来たりせずに、冬はきっぱり冬らしくいてほしい、なんて思っちゃいます。

どうぞ皆さま、今日もお健やかにしあわせにお過ごしくださいね。

 

〈ライター:斉藤知江子