「悪いところは誰でも見つけられるけど、いいところを見つけるのは、そのための目を磨いておかないとできない。」

黒澤明


ご存じ日本が誇る名映画監督・脚本家・映画プロデューサー、世界のクロサワ。
数々の名画そして名場面、本当に素晴らしいですよね。
研ぎ澄まされた観察眼や感性、そして臨場感をさらに高めるため等、映画をより良くすることへのこだわり、すさまじいくらいだったようです。

そんな超一流のクリエーターの方からの本当に有難い名言です。

ほんとに悪いところ、外れたところ、欠けているところ等は、たとえ意識しなくても、目につきやすかったり、感じやすいですよね。
とっても共感します。

一方で、いいところやポジティブを見つけるには、待っているだけでなく、見つけようと意識してとりにいく、そのためには、あり方と技術も必要なように想います。
日ごろからセンサーを磨いて、そして発揮できるように自らの状態も整えておきたいものです。

また、一見わるいところやネガティブと考えられることでも、そこにいたるプロセス、背景や理由そして経緯などには、実は、いいところや大切な価値観等が潜んでいるのかもしれません。
気づいて見つけてもらえるのを待っているかのように。
そのためにも、心の眼も磨いておきたいですね。

なんて、ここまで書いてみましたが、実は小さい時からの超ド近眼かつ四十にして早くも老眼も加わり長年の眼の弱さと共にいる私。
眼鏡やコンタクトレンズがなくては、まともには生きてはいけません。

日々いろいろとございますが、眼をいたわりつつも磨いて、小さなことにも気づいて、いいところも見つけつつ、歩んでいきたいものです。
せっかくですので。


仕合わせ愉しんで顔晴ります。

ありがとうございます。


〈ライター:やすもん〉