小学校高学年の頃から、父が怖くて言葉はあまりかわさなかったけれど、
父は「自覚しろ」と事あるごとに言っていました。
それは心に残っています。
 
今になって、
「自分に目覚めろ。持っているものに気づいていけ」
ということなのかな、と思います。
 
けれど今だに
“あれはこういうことなのかな、自分の言葉で言うならどういうことかな”と思いをめぐらします。
 
(60代女性)
…   …   …   …   …
 
この方にとってお父様の言葉は、何十年もの間“問いかけ”としてずっと心に響いているのですね。
そんな投げかけができること自体がすごいですし、
ずっと心に留めてきているこの方の受けとめ力もすごい。
そう感じた知恵でした。
 
〈ライター:斉藤知江子