「色の組み合わせを考える時、自然の中にある組み合わせから選べば大丈夫なの」
編み物講師をして数十年、の友人が教えてくれたことです。
写真は数日前の新宿御苑での風景ですが、色とりどりですね。
この中から選んでいいなら、色の組み合わせも考え放題。
 
日本はほとんどが温帯に属しているので紅葉が美しく、季節の移り変わりによる自然の風景が様々に変化します。
つまり、自然の中で見られる色も豊富。
色による仕合わせも豊か、また色で仕合わせる力を発揮する時の選択肢が豊富ですね。
仕合わせる力の練習としてはもってこいの環境ということでしょうか。
 
一方、熱帯や亜寒帯では常緑樹が多くなります。
寒帯地方にはほとんど木が生えない。
ということは、日頃目にする色の組み合わせも、樹々に限っていえば限られてくるということですね。
熱帯地方の鳥や花があんなに鮮やかな色をしているのは、それゆえの自然の妙でしょうか。
亜寒帯・寒帯地方では、どんな所に色の豊かさが表れているのか、もしご存知の方がいらしたらぜひ教えてください。
 
仕合わせる力を考える時、繰り返し「自然は偉大な先生」と感じます。
今日もまた感じ入りました。
 
〈ライター:斉藤知江子