おはようございます。
子供の頃おばあちゃんっ子だった筆者は
夕方になるとよく一緒に大相撲中継を見ていました。
当時は力の衰えてきた北の湖関と代わって
一時代を築こうとしている千代の富士関とのちょうど転換期。
決して大きくない体で力士初の国民栄誉賞まで受賞された
その実績の裏には、想像を絶する努力があったようです。
力士生命に関わる脱臼癖を克服するために、
1日500回の腕立て伏せで肩を強化しつつ
相撲の形も直線的なスピード相撲にバージョンアップ。
8歳下の北勝海関を引き上げるために
体力の限界までぶつかり稽古をし、
その鍛錬の結果、いつしかぶつかり稽古は
リズムにのって軽快な音楽を踊るような様子だった。
といったエピソードもあり、
その鍛錬の凄まじさが見て取れます。
小さな体と限界まで鍛え上げ、土俵と仕合わせ、
戦い続けることで多くの日本人に勇気をくれた
九重親方のご冥福を心よりお祈りいたします。
※ エピソードは本日の日経新聞の記事を参考にさせていただきました。
(ライター:山田 亨)