愛していると言ってくれ
vol.7再会
新幹線ホームネタバレあり
※観てから読んでください
1995年放送TBS系 純愛ドラマ
脚本:北川悦吏子
出演者:榊 晃次(豊川悦司)、水野紘子(常盤貴子)、画廊マネージャー 神崎 薫(余 貴美子)、晃次の家族、父伸吉(橋爪 功)、実母吉沢道子(吉行和子)、義理の母(赤座美代子)(義理の妹 栞(矢田亜希子)、幼馴染劇団友だち 矢部健一(岡田浩暉)公園バイト店員 吉田マキ(鈴木蘭々)、晃次の大学時代同級生 島田光(麻生祐未)他
vol.7「再会」
母親は晃次くんを探して東京に出てきていたのですが、やはり合わせる顔がないと言って晃次君とは会えないまま帰る日が近づきます。紘子ちゃんとは偶然の出会いから晃次君の様子を聞いて安心します。自分を置いて家を出て行った母に対してずっと葛藤を抱えてきた晃次君は紘子ちゃんから母が自分を探していると聞いても、帰る日になっても動けずにいました。
母が東京を発つ日の映像。無言の晃次君の姿を映し続けます。母への思慕、心の傷や埋められない時間との葛藤が続き、トヨエツの素晴らしい演技に胸が締め付けられます。
場面は変わり新幹線に乗り込むお母さんの姿が。
ようやく自分の気持ちと向き合って決心した晃次君は家を飛び出して駅のホームへ向かいます。走って走って走り続けて長い石段も飛び越えて駆け上がり、エスカレーターも人をかき分け上がって行くのですが…
新幹線のドアが閉まり発車となってしまいます。
息も絶え絶えで窓に母をみつける晃次君。動き出す新幹線と共に走る晃次君
母も晃次君を見つけます。
そして開口一番伝えた言葉は
母「晃次、ごめんね…」
必死に手を合わせて伝える母。ずっとずっと言いたかったんだよね。毎日毎日晃次君に向かって家を出た日から言ってたんだよね。
晃次「もういいよ。それより…生んでくれて…10まで育ててくれて…ありがとう。」
母「わかった…あんたに……悪くて………悪くて……あんたのこと…もう、心配で心配で……」
母の申し訳ない気持ち、もっときちんと伝えたかっただろうけど、新幹線は動き出してしまったから
心の叫びです。
晃次「もう、安心して」
母「幸せにね」
滉二「ああ、母さんも」
母「母さんも?…母さんも…って…(母さんて)呼んでくれるのね…」
☝️それまで汗びっしょり💦で必死に手話をしていた晃次君。
でも、とうとう「お母さん」と言えて、お母さんにそれが伝わったとたん晃次君の顔が満面の笑顔に変わります。
窓を挟んで触れ合えないふたりですが、窓越しに手と手を合わせます。離れて暮らした悲しい年月は消えて、心はひとつになるのです。晃次君は10歳の少年に戻った笑顔を母に届けます。お母さんにも「笑って」「笑って」と何度も言って走ります。辛かったんですよね。でも、お母さんに会ってお互いに心が通じたんですよね。記憶に残したかったんですよね。あの短い時間で。涙が止まりませんでした。
トヨエツすごい。かっこいいだけではないです。そして紘子ちゃんがとてもいい。 DVD買いに行こう。まだ売ってるかなぁ。
涙涙涙の素晴らしい回です。
TVer 現在の放送案内
vol.1〜6
vol.7〜12
となっております。
2024年3月現時点での表示をお知らせしております。ご視聴の際はお調べいただきお楽しみいただければと思います。豊川悦司さんと常盤貴子さんの純愛ドラマ
おすすめです。