おすすめしたい
【2023年末、家族で観た懐かしの番組】
成人した子たちが祖母宅に集まり、久しぶりにみんなで一緒に食事をしました。懐かしい話をしたりするうち、動画を見だしました。
1番盛り上がったのは子ども向け番組
『テレタビーズ』
🇬🇧ずいぶん前のイギリスBBC制作の幼児向け番組です。
日本では1999年から放送が開始されました。世界100数十ヶ国で視聴されています。可愛くて、ほのぼのとした動きが最高でしたよね。
『テレタビーズ』
今でも、時々イベントを見かけます。ステッカーや、かわいい商品が出てたりするので、長く愛されている作品なのがわかります。
ティンキーウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポーという名前の妖精のような、ぷにゅぷぬゅ、ふんわりした姿の愛らしい4人組が緑豊かな丘、テレタビーランドで暮らす物語。
キャラクター紹介
出演:
💜ティンキーウィンキー(メインカラー/紫/なんでも入る赤いバッグをもっている)
💚ディプシー(メインカラー/黄緑/牛のホルスタイン柄模様の帽子をかぶっている)
💛ラーラ(メインカラー/黄/オレンジ色の大きなボールがお気に入り)
❤️ポー(メインカラー/赤/ピンクと青のスクーターがお気に入り)
※みんな頭に電波をキャッチする個性的なかたちのアンテナが立っていて、お腹には画像が映し出される四角いものがあり、そこから、人間の子どもたちの様子などが映し出される。
🔹ヌーヌー(メインカラー/青/お掃除ロボット)
▪️タビートースター(大きなボタンがあり、それを押すとお皿めがけて焼けたタビートーストが飛び出す)
👶ベビーサン(メインカラー/黄/赤ちゃんの顔をした太陽/かわいい声でいつも笑ってる)
🐇ウサギたち(丘の上で元気に走っている)
風車の電波塔(お話の展開のお知らせをする)
ボイストランペット(潜水艦の潜望鏡のようなマイク/「テレタビーズはどこ?」などのアナウンスをする)
※テレタビーズはテレタビーズランドに住み、実在しない設定なので、イベントなどで人前に登場することはなかったそうです。みんな会いたかったでしょうね。
あらすじと感想
(ネタバレ少しあり)
【番組の始まり】
🌞「丘の向こうのそのまた向こう、テレタビーズのいるところ」
という女性のナレーションで物語は始まります。
進行は男性ナレーションで、たどたどしい4人組の言葉の補足をしたり物語を進めます。
丘の地面から伸び上がってくるボイストランペットが「テレタビーズの時間だよ、テレタビーズの時間だよ…」と言って始まりを告げます。
そして、
「テレタビーズはどこ?」
という声かけをして、視聴者に何が始まるんだろう、とワクワクさせるのです。
【番組の終わり】
「おひさまが沈みます。さよならテレタビーズ。」
というナレーションで番組は終わります。
子どもたちが始まりと終わりを意識できるようになっており、絵本や朗読の「はじまり、はじまり〜」「めでたし、めでたし」」のような感覚を感じられます。
【始まりの歌】
「ティンキーウィンキーディプシーラーラポーテレタビーズテレタビーズあそぼー」
を4人が繰り返し歌い物語が始まります。
一度聞いたら、つい口ずさみたくなるメロディ
この作品を昔見たことがある方はテレタビーズの歌、知ってる?と聞かれたら絶対歌えると思います。
「アッオー」「エッオー」「オッオー」が4人の感嘆の声。
話す言葉は単語だけのことが多く、ナレーションが物語の流れを伝えてくれます。
4人はテレタビーランドというところの丘の下にある家に住んでいます。タビートースターで焼くタビートースト(パンケーキみたいなもの)🥞が大好きで、よく食べます。タビーカスタードマシンで作り、タビートースターで焼いてテーブルのお皿めがけてストン!とバッチリとんでくるところも楽しい。食べこぼしたところはお掃除ロボットヌーヌーが活躍して綺麗にしてくれます。
ある日のこと
水たまりを見つけて、1人がバシャッと足を濡らしてしまいます。その後、もう1人が来たので水たまりがあるよと教えると、一旦止まりホッとするのですが、一呼吸おいて、ザブンッと足を踏み入れバシャバシャと足踏みして遊び始めます。みんなは「アハハハ」と笑い合うのでした。
ある日のこと
1人のテレタビーズがタビーカスタード(お菓子のもと)が家の中にベタベタと広がっていたので「誰の足跡?」と足跡に着いていきます。丘の道にベタベタとついた足跡をたどっていくと、丘をぐるりとしたあと家の中まで続いていました。ベッドで寝ている1人の足元にタビートーストカスタードがべったりついています。それを見た3人のテレタビーズは「オッオー」「アハハハ」と笑い合うのでした。
小さな子どもたち目線で物語が作られており、押し付けがましくなく、これが答え、これが正しいといったことがありません。ゆっくりと進行し、ひとつひとつの言葉や動きの後に間をとった手法を使い、観ている子どもたちそれぞれが考えたりする時間を設けています。受け止め方はみんな違っていいんだよというメッセージ性を感じます。物語の中で「もっかい、もっかい」(もう一回、もう一回)「なに?なに?」など、繰り返し言う幼児特有の気持ちを取り入れたり、何かが起きた時に、いつも、「アハハハ」と笑う穏やかな設定が見られます。また、何度も4人で「なかよし〜なかよし〜」と言って抱き合うシーンが盛り込まれており、優しい気持ちをもらえます
唐突に雨雲が現れたり、動物たちが出てきて、画面いっぱいに大きくなり、本当に目の前にのっしのっしと迫ってくるような迫力のある場面もあって面白いです。どのシーンもテンポのある音楽が効果的に使われ、気持ちが明るくなります。
4人は食べこぼしをしたり、びしょ濡れになったり、時にはやんちゃなことをしたりしますが、「なかよし〜、なかよし〜」と言って抱き合って、そこに答えを持ってこないところに制作者の子どもへの配慮、優しさがみてとれます。
色々意見があるようで、放送がなくなったところもあるようです。
ただ、心が疲弊した大人が観ても、ほのぼのとした気持ちになりますので、たまに観て心を緩めるのもありかなぁ、なんて思いました。
我が家にあるのはVHSテープ…。DVD📀にダビングしてもらおうかと思ったりしているところであります。
ロンパールーム
昔、『ロンパールーム』という子ども向け番組がありました。みどり先生(うつみ宮土理)と子どもたちが遊ぶのですが、そこでおやつと牛乳🥛をいただく時間がありました。すごく美味しそうで、自分も同じようなコップに牛乳を入れてもらい、椅子を🪑テレビ📺の前に持ってきて一緒に飲んでいたことを思い出します。テレタビーズのタビートースト🥞もそんな食べ物なのかもしれません。うちの成人した子どもたちもタビートースト🥞を見てすごく懐かしがっていました。