◆日本の食 今後の方向性
1975年から二年間にわたって、マクガバン議員を委員長とするアメリカ上院栄養問題特別委員会が開かれ、アメリカだけでなく外国からも多くの専門家を呼び、世界から膨大な資料を集めて健康と食事の関係が徹底的にレポートされました。その結論は次の通りです。
«マクガバンレポートの結論»
①ガン、心臓病、脳卒中などのアメリカの6大死因となっている病気は、現代の間違った食生活が原因となって起こる「食源病」である。この間違った食生活を改めることでこれらの病気を予防する以外に先進国民が健康になる方法はない。
②現代の医学は薬や手術と言ったことだけに偏りすぎた、栄養(食事内容)を軽んじていた医学であった。もっと栄養を重視した医学に作る変える必要がある。
«ガン予防の食事指針»
①脂肪(肉食、動物性脂肪)を減らす。
②未精白穀類(七分~玄米、未精白小麦やライ麦等のパン)、野菜、果物を多く取る。(繊維をもっと取る)
③特に人参などの緑黄色野菜やミカン類などビタミンA,Cの多いものを多く取る。
④過度のアルコールと塩分を減らす。
⑤腹八分目に食べる。
理想的な食事は、、アメリカでは二十世紀初頭の食事、日本で言えば、戦前の日本食が健康によいとされ、当時の成人病がなかったこともあり、アメリカでは日本食がブームとなっている。
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