◆今日のごはんがウンチになるのはいつ?
食べ物が体内を移動するのに必要な時間は、およそ1~3日と言われています。
しかし、これはあくまでも目安。消化能力には個人差があり、
食品の種類や量によっても、各消化管を食べ物が移動する時間は異なります。
欧米人に比べ植物性の食品を多くとるため、
日本人の大腸内を便が通過する時間は、比較的短いようです。
食べ物が大腸内で必要以上に長く滞留して、排便出来ない日が続く状態を便秘と呼びます。
◆栄養分と水分を吸収するのが「小腸」
小腸の表面には無数に目に見えない程の小さなヒダや突起があり、
これをすべて広げていくと、
なんと二百平方メートルのテニスコート程の広さになるとか・・・。
これは消化・吸収を十分に行うためで、わたしたちが口から取り入れた
栄養分と水分のほとんどがこの小腸で吸収されます。
◆ウンチは「大腸」で作られる。
小腸でドロドロの液状になった食べ物は、
次に盲腸、結腸(上行→横行→下行)、S状結腸へと送られます。
その間しだいに水分を失って固形状に変わり、最後は直腸に運ばれます。
この一連のウンチの流れの中でも、大腸のぜん動運動の弱い盲腸、
S状結腸、直腸には便も溜まりやすくなりがちです。
最近は、食生活の偏りがち大腸ガンにかかる人が急速に増えていますが、
どうもウンチの溜まりやすい場所にガンが発生しやすいようです。
コロコロ便と腸内細菌の関係についてのお話が
わかりやすく聴く事ができますよ
http://www.youtube.com/watch?v=t45o_sikENg