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先日の東京レッスンに、
お盆だからこそ来られたという
数人の中のおひとりからのメールです。
普段は、曜日や時間帯が毎回違う感じで、
超御多忙の中、何とかご都合をつけて、
毎週、オンラインレッスンを受けられています。
この方はピアノレッスン再開に当たって
色々な先生方のレッスンを受けた際、
「趣味なら楽しければ」的なことや、
しまいには「上手になる必要ある？」とまで
仰る先生がいらしたことに、
疑問を持たれていたようです。
私も、常々、そういう考え方は
つまり、
「趣味なら（上手く弾けなくてアタリマエだから）
憧れの曲を（どんなに滅茶苦茶でも）弾いて
楽しければいいんじゃない？」
というのは、差別ではないかと思っています。
上手く弾くための方法は
練習時間が総てではないので。。
＊＊＊公開了解済＊＊＊（途中から）
先日のレッスン以来、
今週まだ数日ではありますが
弾き直しをせずゆっくりと弾くこと。
もっと表現や音を大切に片手練習をすること。
など、特に気を付けて練習をしています。
先生とのレッスンを始めて、
3ヶ月と少しですが
色々なことを教わり、
目からうろこが沢山落ち続けています。
レッスンや練習の取り組み方、
発表会への向き合い方などについても
疑問を感じることが多くなり、
今の地元でのレッスンについて
再検討が必要のように感じています。（※）
（中略）
過去の発表会では
「一生懸命演奏しているから、
それだけで素晴らしい。
心を打たれる」という空気で、
全てを胡麻化されている気が
してしまいました。
私たち生徒にとって、
お披露目をする場を作ってもらえることは、
大変ありがたいことです。
また「否定をされない」というのは
心地良いことなのかもしれないです。
でも「指導をされていない」というのは、
気付いてしまうととても寂しいことです。
「指導をされていない」ことに
気付いていない方も、
沢山いらっしゃる気がします。
（後略）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
（（※）この件については、
そのお教室のレッスンも継続された上で、
先生にきちんとご希望を話してみては？とお勧めし、
継続されることになりました。）
時には、生徒さんの側も、
「まあ、練習時間ないし、
音大出てるわけでもないから
上手く弾けないのが当然よね」と
思い込んでいる方もおられるかもしれません。
でも、練習時間が総てではないのです。
もっと素敵に弾く方法、
もっと、少しでも、曲の良さを活かせる方法等、
学ぶことで、レベルは上がって行けるのです。
音大を出たとか出ていないとか、
もう大人だから（もう年だから）変われないとか、
そんなことはないのです。
いくらでも、先生の工夫次第で
演奏のレベルも魅力も上げられます。
・・・・・
先日、レッスンを受けたキシュ先生は
昔、東京にお住まいでしたので、
私がひとりで通っただけでした。
でも、北海道教育大の招きで
３年ずつ札幌に住まわれた
おふたりのリスト音楽院の先生方のレッスンには、
私が必死で通っただけでなく、
私が通訳をして、
レッスン受講を希望する門下生を連れて伺いました。
音大を目指す高校生もいましたが、
音大へ行く予定は全くない高校生や、
それこそ、趣味で習ってらした大人の方にも、
ほんとうに、全く、分け隔てなく、
先生方は、全力で、レッスンしてくださいました。
私は、ハンガリーの先生方から、
単なる知識を頂いたのではなく、
指導の姿勢に至るまで、
様々なことを見せて頂き、
学ばせて頂いたと思っています。
音楽を学ぶのに、
何年経験したとか、
音大を出たとか出ないとか、
仕事にしているとか趣味だとか、
関係ないのです。
レッスンを受ける方が、
（あくまでもその方の）最善を目指して進化できるように
指導する側は全力を尽くして、
様々な角度から工夫して指導する方が
本当の意味で
「楽しい」ピアノライフになるのではないかなと
改めて考えたのでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
お伝えしたいことが、沢山、あります。
レッスンにどうぞ！！(^^)
Megumi（野谷 恵）
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