武士と関わる運慶と
袂を分かち
庶民と関わりを持った快慶
そのように説明されて
テレビの電波では流れていた
どうしてそのようにしてしか捉えられないのか
二人は繋がっており
別の道を歩んだわけではなく
かの
阿吽像を建立したその志のまま
世の中を救おうとしただけなのだ
いわば
"同志"
それは曼荼羅にあらわされるがごとく
金剛界
胎蔵界
どちらにおいても遍く照らす大日如来の如く
己ができることで
世を照らそうと
己の生を全うした
その事実
権力に近づくのは卑怯なのかい？
庶民の味方をしたらヒーローなのかい？
良い悪いでしかはかることのできない
私たちが生きているのはそんなつまらない世界なのかい？
シビリアンコントロール
歪みを生むマスメディア
そんなただ盲信する時代からの脱却
これからはそんな時代
準備はできてるだろう？
時代をつくっていくのは
ひとりひとりだ
人のせいにしてる間は
まだ自分の人生は生きれないよ
成功という幻想を追いかけるのが人生？
成功しなけりゃくだらないのかい？
誰に信じ込まされたのか
さあ、
自分に向き合うんだ
いつだって自分に求められているのは
自分の人生を自分自身が生きることなんだ
それだけなんだ
幸せを願うなら
自分自身にそれを願うんだよ
これまでなんて関係ないさ
目の前には
これからしかないんだから
今
この時に
自分はどうするか
自分自身が選ぶんだ