2008年7月07日 富士山剣ヶ峰大沢から吉田大沢

 

 

今回も前回同様五合目に MTB をデポし御庭まで戻る。支度諸々に時間が掛かるのはいつもの事。前回はお中道の入り口を見落としたので今回は見落とさない様にしなければ、つぶれた小屋の手前にそれらしき道があったので、気を付けて見るとお中道の標識があった。しっかりした道を辿って行くとお中道入り口の標識があった、入ると細い山道である。滑沢、仏石沢、一番沢、もう一つあったけど忘れてしまった。一箇所桟橋が落ちている、沢に降りて何とか対岸に上る事が出来た。

 

ここから大沢右岸ルートに入る

 

 

大沢の小屋まで一時間の予定が一時間半も掛かってしまった。ロングスキーだと木々に当たってどうしょうも無い、ミニスキーでも結構邪魔です。前回コースを間違えて正解だった。さてここから右岸ルートに入るが 30年前の記憶は全く無い、樹林帯の中を登って行くがそれなりにトレースが付いている。大沢の崩壊が激しく蜜なる樹林帯に逃げ込む所もあった。今回も喉がカラカラどうしてだろう ?

 

 

森林限界を過ぎてすっきりした岩稜と思いきや、砂礫帯だったり 。。。 小さな虫の大群が顔の周りに纏わり付いて大変、急いで防虫ネットを出して被ったまま登るはめに、標高 3200m を過ぎたら虫もいなくなったのでネットを外す。前回もフラフラだったが今回もフラフラで、もう無理は出来ないと思った。なるべく岩稜を行くがリッジ状の岩場には亀裂が入っていたり、切れ落ちて下れなかったり、その都度巻いたり戻ったり。



やがて剣ケ峰測候所の建物が見えた、そしてお鉢めぐりしている登山者も 。。。 フラフラになりながらやっと 。。。 しかし溶岩の壁が立ち塞がって登れない、落ちると大変なので安全を期して弱い所まで砂礫トラバース、このトラバースも怖かった。どうやらルート間違いした様だ、途中にあったペンキの矢印は左を指していたが真っ直ぐの方が快適な岩稜なので無視したのがいけなかったかも ? お鉢めぐりコースに出た所で座り込んでしまった、さあ昼食にしよう。

 

 

前回の仏石沢でも感じたが自分の体力を超えたコース、二度と足を踏み入れる事は無いでしょう。今回もフラフラになり途中で引き返そうかと悩みました、でも二度と来る事の無いコースゆえ、老骨に鞭打って何とか 。。。 山頂手前、目の前の垂壁を見た時、思わず神様に抜けられます様にとお願いしました。無事抜けられて山の神様に感謝です、お礼が遅くなりました。今回のコースは右岸ルートと言うより中央稜って感じ ? そんな訳ないしょ ?

 


 

吉田大沢源頭からスキー滑降

 

 

天気が今一、ガスの流れは早い、昼食を済ませ大沢の源頭までテクテク歩く。支度をして滑り込む、上は良い雪だったが下るにつれて小石や縦溝が目に付く、下部では砂が雪の上にあって滑りにくい、雪が切れたので隣の雪渓までスキーを履いたまま砂礫トラバース、滑っても楽しく無いから標高 2900m で終わり、まだ下の雪渓も滑れるけどあまりにも汚いから止めた。 

 

その二

その三

その四

 

登山道に出てノンビリ下るが疲れ過ぎて休み休み行く、もう若く無いんだから体力に見合った山登りをしよう。歩いて下るのは嫌いだ、雷が鳴り始めた、五合目に着くなり雨が降って来た、後は御庭の駐車場まで自転車で 。。。 御庭の駐車場にも小さな虫が結構いました。

 

 

コースタイム 7月06日 晴れのち小雨 単独

 

自宅 3:00 御庭 5:30 大沢小屋 7:00 山頂 12:30-12:45 昼食 大沢源頭 13:00-13:15 五合目 15:15 御庭 15:30
高度差 1400m  満足度 100 %  カザマミニスキー ソフトブーツ

 

今日の献立、オニギリ、鳥のから揚げ、なすの油いため、コーヒーゼリー 2ケ、緑茶、ブドウジュース、カリン糖、ハチミツ & マーガリンのコッペパン等など、全て家からの持ち出し、使ったお金はガソリン代 2400円 スバルライン 1600円 計 4000円なり