ガーデニング大国イギリスに学ぶ!”育苗ポットの代用品”のその後…… | しあらんの家庭菜園

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なるべくお金をかけず、簡単に野菜を育てたい!

超のつく程の家庭菜園初心者であり、ズボラな管理人しあらによる日々の成長記録。
失敗から学んだ事やどっかで得た知識など、これから始める方にもわかりやすいブログを目指す予定。

 

しあら菜園始まって間もない頃、新聞紙でせっせとポットの代用品を作ってました。


 

これらにはスイスチャードとアイスプラントの種を蒔きましたが、先日定植したので、結果報告をば。

 

 

結論から言わせていただくと、

お茶パックに圧倒的軍配。

 

 

 

 

新聞紙ポットを試してみて感じたこと

 

新聞紙ポットは、ガーデニング大国であるイギリスのアイディア。新聞紙ポットを作るためのアイテムまで販売されています。

 

新聞紙は土に還るので、定植時にそのまま植えることができ、ゴミになりません。何より新しくポットを買う必要もないのでとても経済的。

 

そんな新聞紙ポットの魅力に惹かれ、量産してみるも、いざ栽培を開始したところ、いくつもの問題が……。

 

私が新聞紙ポットを使用してみて、感じたことを紹介していきます。

 

 

 

 

① 湿度管理がめちゃくちゃムズイ

 

まず、水やりの頻度と湿度管理がめちゃくちゃに難しいと感じてしまいました。

 

新聞紙ポットの材料である新聞紙は紙なので、水に濡れるとその耐久性は低下します。しかしながら、新聞紙の吸水・吸湿性。

 

やり過ぎないように水やりしてたんですが、ふやけるふやける。

 

で、リブログ先の一番上の画像をご覧になって頂ければわかるのですが、私、クリアボックスの中に並べて置いています。そして、寒暖の激しい時期で、室内に置いていました。これがいけなかったのです。

 

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(朽ちてる。笑)

 

水を吸っても乾きます。ですがそれは、風通しの良い場合。

 

画像を見てわかる通り、綺麗に並べようとしてしまった為、風通しが悪く、乾くわけがありません。

 

まして室内。窓を開けていたとしても、光量や風が足りず、常に湿った状態にさせてしまっていたのです。

 

スイスチャードだったからなんとか育ってくれたものの、他の野菜だったら水分過多で根腐れを起こしていたでしょう。

 

(実際、アイスプラントは半分以上が発芽させることができませんでした。他の要因も考えられますが、大きく関係していると推測します。)

 

 

② 土の表面がガチガチに固くなる

 

IMG_20170530_182234907.jpg

 

写真ではお伝えできませんが、土の表面がカッチカチになりました。

定植の際、表面の土を持てるくらいには固かったです。

 

水もなかなか浸透してくれないし、流れて新聞は濡れるしで、お手上げ状態。この頃にはすでに新聞紙が脆くなっていたので、定植までできるだけ触れずにいました。そして、更なる異変が。

 

 

 

 

③ 土の表面が閲覧注意な状態になる

 

つぶつぶの集合体が苦手な方は注意が必要な写真なので、後に載せます。

 

そのままです。土の表面つぶつぶしました。

 

Q&Aサイトに写真付きで投稿したところ、

『粘菌の一種がコロニーを形成しているのでは。』

 

とのこと。

実際同時にカビも生えてきていたので納得はいくのですが、そのつぶつぶ、とてもとても硬い!!!!

 

菌と聞いて浮かぶのは柔らかいイメージ。粒のひとつをピンセットで採取した際、ガリッという感覚と音。しかもなかなか潰れない。

 

えぇえぇぇぇぇぇ。これ本当に菌なのぉぉ……。

 

土に混ぜ込んである肥料が再結晶化したもの、というのも考えられるようなのですが、結局のところ、ハッキリと正体はわからず。

 

なんにせよ、見ていて不快なものであることは間違いありません。

 

それでは写真載せますのでご注意を。

 

 

 

 

虫のタマゴみたいですよね。でも違いました。あぁ気持ち悪い……。

 

 

 

 

④ 楽なハズの定植がめちゃくちゃしづらい

 

新聞紙ポットは土に還るので、ポットから外す必要がなく、定植しやすいということを最初の方で書きましたが。

 

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底が抜けるから何にも楽じゃなかった。

 

 

そーっと持ち上げた瞬間ザーッと流れ落ちる土。

そして表面の土だけが固くて残ってる状態。

 

 

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結局ゴミになり、クリアボックスの中に流れ落ちた土を片付ける作業が増え、新聞紙ポットに感じていた魅力はどこへやら。

 

 

こうして、しあら菜園では新聞紙ポットはお蔵入りとなりました。

 

 

 

 

 

新聞紙ポットの使用感まとめ

 

エコで経済的、そして定植のしやすさ。

 

これらに魅力を感じて、試してみた新聞紙ポットでしたが、私の栽培環境、方法では、有益なものとすることはできませんでした。

 

ですが、これはあくまで私の環境。日当たりがよく、風通しのよい場所で使用する場合にはいいのだと思います。

 

実際、世界で多くの方がこの新聞紙ポットを使用して、植物を育てているのですから。

 

ですが、栽培環境や方法もそうですが、一番の理由として、新聞紙ポットづくりが飽きる!!!!

 

しかくに折り紙する場合は、くるくる丸形ポットよりも時間がかかります。大変な上に数多いと飽きます。飽きました。

 

お茶パックは、安定化の為にくるっとひっくり返してから土を入れますが、その動作の簡単さと時間のかからなさ。

 

100円ショップで数百枚入りのものが買えます。

100円はかかりますが、時間と手間を考えるのであれば、圧倒的にお茶パックでした。

 

定植の時も、折れ目で簡単に破けます。(物によってはそのまま植えてしまってもいいのかもしれません。)

 

なのでこれからもお茶パックは使用していきます。

植物の大きさによっては出汁パックも可。

 

育苗床買えよ!と自分でも思うのですが、いろいろやってみたかったので(照)

 

しあら菜園のひとつの検証が終わりました。

ふう、なんだかやり切った感。

 

私はこんな結果に終わってしまいましたが、ちょっとした植物育てるのに英字新聞使ってみたりすると、雰囲気でていいと思うので、気になった方は是非やってみると良いですよ。

 

その際、新聞紙は少し厚めにした方が良いです。

 

 

 

 

 

 

 

※おまけ

 

 

前記事でマノアレタスとラディッシュの種を仕込んでましたが、次の日にはこんななってました。

 

IMG_20170619_225433304.jpg

 

今はもっと大きくなって、ラディッシュの方は既に定植済み。

マノアはポットに移します。そう、お茶パックにね!(ジョ〇ズ風)

 

 

 

 

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【今日のひとこと】

 

こちらも徐々に夏が近づいて参りました。