広告関係者の憂鬱 | うさぎの音楽談議

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ソロとバンドでかれこれ36年ライブ活動やってます!
絶叫する営業兼二種電気工事士です(笑)

一昨日の夜、「パチン」とスイッチを切ったらそのまま月曜の昼前まで切りっ放しでした…orz

 

さて、今日は直行で新浦安へ向かったので気付かなかったT営S宿線の「中づり広告」を、帰りの車内で見つけて思わずパチリと撮ってしまいましたw いや、笑えるものではなかったのですが…。
ぞぞ~っとしました
「週刊現代」を買ってはいませんが、逆に気になるというか、宣伝効果につながっているかも知れません。いわゆる「スミぬり」というやつです。

一体この広告を掲出した事で何人の急性胃炎患者が出たか、広告関係者としては気になる所です。

 

要するに、広告主(現代の出版社)はこういう見出しで刷った広告を掲出したいと思って広告代理店や印刷会社に発注を出したのです。しかし、それはあまりにも衝撃的でもあり他社への干渉にもつながるので掲出不可、と広告媒体側(T営地下鉄)が判断した結果、掲出に間に合わせるためにやむなく「スミぬり」を断行した、と。いや~、想像しただけで汗かいてきたw

 

因みに新聞広告でも、同様のやり取りが繰り返された揚句「妙にスペースのある広告原稿」になる場合がよくあります。普段だと字で埋め尽くされているはずの部分が塗られているような。折しも今日は「新聞休刊日」。つまり、出版社としては唯一の宣伝手段が中づり広告に絞られたのです。雑誌の売上を考えたら、是が非でも掲出しないわけにはいかなかったのです。しかし、某巨大ファーストフードチェーンを批判したと思われる表現は「行き過ぎ」だと判断されたのでしょう。

ここに至るまで、恐らく前述した様々な人々を悩み苦しませて世に出された広告のひとつを紹介させて貰いました。

 

我々「広告関係者」は、例えばTVを観ていて「AC(公共広告機構)」が流れると「ああ、またどこかのクライアントが問題を起してCM自粛したんだな…」と理解してしまいます(必ずそうであるとは言い切れませんが)。番組よりもCMタイムに注目してしまうのも、ひとつの職業病みたいなものです。

 

今回はそんな、些細な(しかし胸が痛む)業界ねたをご披露させて頂きました~。