一昨日、4年ぶりに、エフゲニー・キーシンを聴きに行ってきた。
来日したら、必ず聴きに行くピアニスト。
プログラムは、
ショパン ノクターンより
シューマン ピアノソナタ第3番
ラフマニノフ 前奏曲より
ベートーヴェンのハンマークラヴィーアからシューマンへ変更と聞いて、ラッキー。
やはりロマン派は好きだし、以前、シューマンのソナタ第1番を聴いてよかったから。
今回もやはりすごかった。
と同時に、安心しました。
おかえりなさい!って言いたくなりました。
いつもながら、ピアノがピアノに聴こえないねって友達と言っていた。
まるで、ひとりオーケストラのよう。
ピアノの弦の振動が会場の隅まで行き渡ってました。
音楽って最終的には振動⁈って思うくらい。
やはり生じゃなきゃ、これは味わえない。
1音1音、骨太で打鍵が深いんです。
あんな強靭な打鍵ができる人って、キーシンしかいないのでは。
それでいて、歌がちゃんと存在してるから。
シューマンのソナタ第3番の終楽章の複雑で狂人的な曲を、あんな安定感たっぷりで、歌って聴かせる人って、まずいない。シューマンって線が細くなってしまいがちだから。
それとやはりロシア人の弾くラフマニノフって違う気がします。
ロシアのどこまでも果てしなく続く大地の広がりを感じました。
特にラストの前奏曲Op.32-13 には、やられました( ;∀;)
言葉がないです。
溜息。。
アンコールは、
トロイメライ
自作曲のドデカフォニック タンゴ
英雄ポロネーズ
👏👏👏
もうしばらく余韻に浸っていることとします。。