まだまだ、文字をじっくり読むことはできませんが、、、

私が文字を追うのは、何かしら自分の心に響くものを探しているからでしょう。

出会えないと、疲れるばかり。なのですが、、、

まずは、昨日の新聞記事で紹介されていた、中園ミホさん。

脚本家の方だそうです。

「やまとなでしこ」
「ハケンの品格」
「DoctorーX  外科医・大門未知子」
「Dr. 倫太郎」
「花子とアン」

などを脚本された方だそうです。

この記事のタイトルは、

困難の中で生きる人に光を
働くことは生きること~逆境が私を育ててくれた

このタイトルに惹かれて読んだのです。

私が働いているのは、まずは生きるため。

インスリンを手に入れるため。

仕事を辞めた時期がありましたが、国民保険を払いながら、治療費を捻出するのは大変でした。

だから、とにかく働いてないと、治療を続けるのも難しい現状が仕事に向かわせている。私の残念な現実。

糖尿病の患者を診るために医者になった。

そんな立派な先生とは、正反対の現実。

でも、そんな恵まれた人生なんてどれくらいあるでしょう。

弱い立場のひとの本音をドラマに

そんな思いで取材をされた視点。

中園さんが脚本されたドラマには、かっこいいヒーローや完璧な奥さんなどは登場しない。

人間として駄目なところもあるけれども、いとおしく、魅力的な面のある人物。
多面的だから、人間は面白い。

人の本音を見抜いて描く。

あるヒロインは、
「私、失敗しないので」

これは、金メダリストの
「私、ミスはしないの」と、きっぱり答えた姿からインスピレーション。それは血を吐くような苦しい練習の果てに、初めて言える言葉。まさに、このヒロインにぴったりと。

どなたかの、名言ともリンクしたので( ´艸`)

中園さん自身が、いろいろなことを失うたびに成長してこられ。占いの先生のアシスタント時代。社会的に地位の高い人でも、占い師には自分の弱みをさらけだしてくれる。そういう姿にこそ、魅力が見えて。人間ウォッチング力が磨かれ...

人生には、失敗も大事な要素。
山に登るつらさを経験しないと見られない風景もあると、思えるようになりました。
と、記事は結ばれていました。

なんだか、読んでスッキリ。


それから、哲学者・鶴見俊輔さんが亡くなられた記事。

鶴見さん。もちろん、私は存じ上げませんが、、、偉大な方であったようで。

昨日、今日と記事がありました。

私は、よくわからないので、記事としてもどこまで書けたものか、、、

ハーバード大学に留学されていたことがあって、卒業生の講演依頼に

「絶対に行かない。あれは『一番病』の人間の集まりだ」。

と声をあげて笑って言われたというエピソードが紹介されていました。

鶴見さんは、背もたれのない椅子に座り続けた人だった。決して権威や肩書きに寄りかかろうとしなかった...中略...常に自分の頭で考え、その考えを疑った。
鶴見さんが信頼を寄せたのは、庶民の良識だった。高尚な思想よりも、勇気や態度を重んじた。

思想は観念ではなく、態度に表れる。
「語り口は思想なんです」

そして、奥さまと二人。
どんな状況にあっても、いつ誰が家に来ても「飯を食べられるようにしていた」。

この姿こそが、鶴見さんにとっての思想。
彼は、ポケットに入った金を全部出せるかに思想を見た。


鶴見さん。どんな哲学者なのでしょう。
機会がある時に調べて見ます。

記事の抜粋した部分になんだか心惹かれました。


それにしても、暑いですねぇ~~
{A5055F1B-1AA8-4AA6-A0C0-EB2BA005AAE1:01}

『ちこと歩く道』