私の、どこか遠足気分の報告とは違い、blackbirdさんが、ドクターらしい視点できちんとした記事を投稿されていました。

それをきっかけに、サイエンスとヒューマニティー・・・について、深く考えました。

いつものごとく、自身の患者としての体験に擦り合わせていったのです。
バーンスタイン先生がそうであるように、医師に並び、医師を超えて。それが私たち患者の目指すところであり、ひとつの理想像でしょう。

自己管理において、もうそのステージを極めている。知識も結果もともなっている。そんな優秀な患者さん。教育者を超えて、糖尿病患者における東大合格。それは、糖尿病の東大。行ける人は少数でしょうが。

ただ、ひとつの問題点として。
極めていく過程で、受けている医療に対して、不信感とか疑問が湧いてきます。どの人間関係に於いても、大なり小なりあります。ただ、医療においてこうなった場合にですよ。相手(医療者側)の気分を損ねないように伝えないと、受けたい医療すら受けさせてもらえない。これでは困ります。

友人関係などは、お互いの気持ちのズレとかで崩れることもあるでしょう。夫婦関係もそうでしょう。家族も。お互いが相手の気持ちをおもんぱかる。

でも、医療者側がこれを言い出すと、ちょっと困った事態になるんですね。人間だからと言って、好き嫌いで施す医療の内容さえ変える。

こうなると、医療者のご機嫌取りを患者側がしないといけなくなる。医療者が患者を理解するのでなく、患者側が医療者を理解することに尽力する。

人間同士なので、追求すれば、結局は相性のひとことで片付けられるのでしょうが。

医療者であった頃の自分は、患者さんの理解に奔走し、患者である時もまた、医療者側の理解に苦しまないといけない。

そんな矛盾に苦しんだようです。

まあ、これは私自身の生きるということの苦しみなのかもしれませんが。



そう言えば、ランチョンで合併症の話もでてました。

食後高血糖の方が、空腹時高血糖より心血管イベントが多い?とにかく、食後高血糖の方が問題と。だから、のんさんのはいいよ。とか。

あと、演者の先生のデータとして。
HbA1cと血糖変動幅の合併症に与える影響についても触れられました。

神経障害と網膜症は、HbA1cと比例していて、血糖変動幅の影響はなさそう。

ただ、腎症に関しては、血糖変動幅の影響が示唆されるようなデータで。血糖変動幅が大きいと、腎臓の濾過に影響を及ぼすためではないかとの考察でした。

ただ、これは報告に至ってないデータで、今後報告したいと思っていると話されていました。


こういう報告はさて置き、私たちは健常者と同じ血糖が理想ですよね。

高くも低くもない。

しかも、それが合併症が起こりにくいなら尚のこと。

blackbirdさんに刺激を受けたことと、これは報告❗️って思い出した事があったので、①の補足としました。

午後もおもしろいですよ~。
では、②につづくm(..)m

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