なぜ勉強をするのか、させられるのか。
こんなものは将来役に立たないと子供は思う。
なぜか。いまでさえ、ちっとも役に立たないからだ。
世界中の学校で、教えている内容は、理数系では全く同じである。
第二次大戦前から、一貫している。
世界中が合意してきたのだ。
近代の隆盛は、数学的一般論理と、観察実験を繰り返す実証主義に、支えられてきたとして、世界中がその恩恵に敬意を払っているからだ。
そんなこと、子供に言っても分からない。
だが、
……いやだなあと感じる子供の感性に、近代批判の萌芽があるとうれしい。