私の母方の叔父は、どんな手を使ったのか、歳を誤魔化して、江田島の海軍兵学校に入った。

特攻隊員となった。

しかし、歳が下だからと、後にあとにと回されて、終戦を迎えた。

友人の大半が死んでしまった。


東京に帰ってきたものの、喧嘩に明け暮れ、そのうち家出した。

梅子は、息子を探して、焼け跡をさまよった。

見つけた息子は、道路工事の人夫をしていた。

ひっ捕えて、ほっぺたをひっぱたき、家に連れかえって説教し、大学に入れた。


この叔父と、時々酒を酌み交わした。

酒を飲むのも陛下のため、などと言う。

依然として切れていた。


脳癌?で死んだ。