私は三歳から幼稚園に通い始めた。

父と大通りまで一緒に歩き、そこで、じゃあ、と別れる。

帰りは、毎日違う道を通る。

なんと楽しかったことか。

毎日旅行していた。


大回りするので、時間がかかる。

時々、ウンチを我慢できなくなる。

たまーに紙がどこを探してもないことがある。

わたしは、そんな或る時、サトイモ畑のそばの道にいた。

大きなサトイモの葉を見て、あれを紙の代わりにしてやろうと思いついた。

我ながら、グッドアイディアだ。

一枚ちぎって、道端でおこない、拭いた。


なんということか。

指は、葉にプチンと音を立てて穴を開け、肛門を直撃した。


泣きそうになっている私の方に、向こうからアベックが近づいてきた。

男のほうが、立ち止まって、蹲っている私に、道を聞いた。

知るはずがないだろが!

女が、くすくす笑いしながら、男のわき腹をつついた。

私が半ズボンを下ろして座り込んでいるので、何をしているかわかり、男に教えた。

やっと気がついたぼけ男は、遅ればせに笑った。


三歳の頃からこうだったので、私は、挫折と屈辱には強い。