西武の栄養費問題をうけて
ドラフト制度の見直しが急速に行われる様です
アマ球界の強烈な要請もあり
希望枠というスタイルは無くなるでしょう
ではドラフトをどうするのか?ということですが
清武代表が代替え案として提起したのは
・大学社会人選手は即戦力なのでウエーバー順
・高校生は育成が必要であり逆ウエーバー順
・FA資格も国内移籍だけ年限を短縮し補填無し
だいたいこんなところです
一番の狙いは国内移籍の早期化と補填無しでしょう
巨人は人的保証で痛い目をみていますから
しかし6年で国内移籍が可能となるなら
もう新人選手の獲得自体不要と考える
そういう球団が出てきてもおかしくありません
それで補填も何も無しでは
これはやりすぎというものです
広島が強烈に反対するのも当然です
この他に上位指名を抽選にする案もあるようです
これは時代の逆戻りですので
たぶんこの案にはならないと思います
選手会は終始完全ウエーバーを主張しています
なぜこの方法に拘るのでしょうか?
アメリカのウエーバー制度は
FAの年限や選手獲得時の指名権譲渡など
ホントは複雑な制度ですよ
マイナー契約制度や下部組織層など環境が違い過ぎます
単純に上っ面の聞こえの良い一つのシステムだけを
そっくり真似してもうまく行く筈が無いと思います
江川のときに問題となりましたが職業選択の自由
に抵触する可能性だってあるでしょう
第二のボスマンが日本から出ないとも限りません
かと言って人生がクジで決められる制度も良いと思いません
クジが終わるまで希望球団を口にしてはいけない
というルールに至っては何が目的なのかも分かりません
選手にとっては自分の働き場があるか?
勤務地はどこか?その企業の将来性は?
など色々な条件によって球団を希望すると思います
例えば全盛期の古田や清原とポジションが被る選手が
違う球団に入りたいとします(当然だと思います)
でも球団はバックアップの選手が欲しい
主力であればあるほどアクシデントのときに
同等の選手を備えていたいとなるわけです
野球人口が減って優秀な新人が少ない中
選手が入団時に球団を希望できないという制度は
人材の有効活用を妨げるものであって
結果プロ野球自体を退化させると思います
そもそも球団経営は共存共栄では無く
強くなりたい球団ほど強くなる方が自然だと思います
制度で弱い球団を保護するのではなく
強くなりたければアブラモビッチを連れて来い
モウリーニョを呼んで来い
こういう発想からいろいろな物ごとを
スタートさすべきではないかと思います
外国人枠を大幅に緩和して新規参入を認め
より多くの試合を組むことが必要です
一部二部の入れ替え戦を行うのが理想です
球団数が増えても急速にファンが増えるわけではないので
球団経営の原資を何とするかについては
これはもう選手の売却しかありません
ドラフト直後だろうが入団1年目だろうが
国内移籍を頻繁に行い
移籍金によって球団経営をしていく
試合経験を積ませたいなら
レンタル移籍という方法も良いと思います
今までの統一契約書の見直しをしなくてはいけません
そういうトレードが自由に行われて良いと思います
選手は試合をするのが仕事です
2軍の控えで殆ど試合にも出ず何年かでクビでは
球団にも選手にも不利益です
契約金の無駄です
最近の高齢選手の増加は
単にスポーツ医学の進歩による選手寿命の延長
によって派生しているだけではありません
若手より難しいことができる選手である
そう評価されているのだと思います
それくらい今の野球は難しくなっています
高校生の野手が入団1年目で新人王をとったケースは
清原・立波以来ありません
松井やイチローでさえ不可能でした
最早高卒ルーキーが1年目から活躍できるほど
この世界は甘くなくなってしまいました
試合で使いながら育てるというのも
困難な時代になってきています
新人選手は2軍で年間何試合に出場するのでしょうか
野球を職業として入団したにもかかわらず
大学や社会人の野球部に入るのと大差無いくらいしか
試合を経験できないという現状が実際にあると思います
プロ野球はオーナー会議なるたった10人やそこらの
爺さん達の所有物ではありません
ドラフト改革を行うと同時に
球界の枠組みそのものを変えて欲しいものです