ダロウェイ夫人 | Shevaのブログ#4

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ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」読了

語り手(の頭の中)がどんどん遷移していくという作品。人間関係を唾棄、嫌悪、恐怖する作者であればあるほど人の評判を意識せずにはいられない

自らの名声を意識しているのだ

だから自殺した。


「めぐりあう時間たち」(映画、オペラ)の謎解きのつもりで読み始めたが

一致しているようでしてないんだよね。


貧富の差を描きつつも身分制を否定せずむしろ憧れている 自分たち金持ちの暮らしを正当化している


インド(植民地)

首相


などがモチーフとして使われる


「めぐりあう」は主要なテーマが女性の同性愛なんだけど、「ダロウェイ夫人」ではそこが中心テーマではない。むしろ男女の失われた愛の方が重いテーマ