どうか どうか 泣かないで
君と 初めて 会った あの日
桜の散り際 君は あの場所にいた
君は 恥ずかしがり屋さんで
なかなか 目を 合わせてくれなかったね
僕は 君の 瞳の 奥を のぞきたくて
必死で いろんな 話をした
話すのは 得意じゃ なかったけど
僕は 幸せだったんだ
このまま 時間が止まればいいって
思ったんだよ 本当さ
だけどね もし本当に時間が止まってしまったら
君の 気持ちも 僕の 気持ちも
こんな風に 進化 しなかったんだろうね
動物の 環境に対する 進化って 素敵だね
そんな風に 言ったら 君は 怒るかな
ああ ごめん だから 泣かないで
僕は 幸せだよ
出会うという言葉があるから
別れという言葉もあるよ
僕と3度目の冬を迎えた君は そんなことを言った
そんなかっこいい 言葉遊び
僕には出来なかったから
君と出会った僕は 別れてしまわなければならない日が くるなんて
そんなこと 考えてなかった
考えないように してたんだ
だけどね その時は 来てしまったんだ
唐突に だけど ゆっくりと
やっぱり 僕は 言葉が苦手だから
この握る 手の ぬくもりから
君に 伝えたい気持ち すべてが 伝わればいいのに
どうか どうか 偉い人にお願いします
熱伝導で すべて 伝えられる道具を 作ってください
そんなこと 言ったら 君は 泣いてしまうかな
ごめんね
君を 抱きしめることが もう 出来ない僕だけど
ごめんね
君を 上手く 愛することができたのか 自信が無い僕だけど
君を おいてく 僕 を 嫌わないで
また 会えるよ 絶対に
だって 未来には そんな道具 あっても おかしくないじゃない
だから また 会おう あの 桜の樹の 下で