7/14(アメリカ時間では7/13)に日本でも衝撃的な大きなニュースとなりましたが、トランプ元大統領がペンシルベニア州での選挙キャンペーンの演説を行っている途中で、何者かに銃撃されて右耳を負傷する という暗殺未遂と呼んでよい事件がありました。

 

今この記事の下書きを書いているのが7/14の昼頃で、まだ事件から長い時間が経っていないので、捜査の状況によっては変わってくることもあるかもしれませんが、今までに判明していることで、私が奇妙だと感じた点がいくつかあり、今回それをご紹介します。

 

まず、トランプ元大統領は右耳を貫通する負傷を負ったようですが、ご本人は負傷後も支援者に手を突き上げてアピールする元気があり、下のトランプ氏のSNSへのコメントから見ても 容態についても、今後の選挙戦へのモチベーションについても、全く心配することはなさそうです。

 

 ↓(日本語に変換したもの)

 

 

 

下は負傷されたトランプ元大統領の写真で、写真は敢えて小さいサイズにしていますので、よく見たい方は写真を拡大し、血を見るのが苦手な方は見ないようにしてください。

 

 

 

 

そして、下の写真では 弾丸が飛んでくる様子が写真に写り込んでいます。

 

(上の写真:赤い枠で囲ってある部分に注目。トランプ氏に向かって飛んでくる弾丸が写り込んでいる)

 

 

そして、すでに死亡した狙撃手がいた場所とトランプ氏が立っていた場所の位置関係は下の写真で分かります。

 

(Shooterと書いてあるところ、建物の屋根の上に狙撃手がいたことが分かる。狙撃手からトランプ氏までの距離は120~130mしかない)

 

(上の写真は別の角度からのもの。屋根の上にいた狙撃手はトランプ氏の頭部を狙っていたと思われる)

 

この事件では 不幸にして1名、無関係の方が亡くなられていますが、その方はトランプ氏の背後にいた方だそうで、銃弾が当たった時、脳の組織が飛び散ったというほどの殺傷力がありました。

トランプ氏の場合、ちょうど右に頭を向けた際に耳に被弾しているので、もしもまっすぐ頭を向けていたならば、頭に当たって致命傷になった可能性があります。

その意味ではトランプ氏にとっては不幸中の幸いだったと言えるかと思います。

 

下の写真は すでに警察によって射殺された容疑者が屋根の上から降ろされようとしているところです。

 

 

今のところ、容疑者は トーマス・マシュー・クルックスという名前の20歳の男で、ペンシルヴェニア州ベセル・パークに、両親ともにプロのカウンセラーをしている父母と一緒に居住していたと言われています。

容疑者はビルによじ登る為に大きなはしごまで持ち込んでいました。↓

 

(上の写真:写真が不明瞭で少し見にくいですが、ビルとビルの間の渡り廊下部分の壁に梯子が立て掛けられているのが確認できる。※上の写真はこのビデオから取ったものです)

 

 

そして、奇妙なことは トランプ氏の演説を見に来た支持者の方々の中に ライフル銃を抱えて屋根に上がっている容疑者を目撃された方がおられ、その方は すぐに警察やセキュリティーにそのことを言ったが、無視された とおっしゃっておられることです。(元のビデオはこちらで見れます。)

 

 

 ↓(男性の証言の一部の和訳)

 

「演説が始まってから5~7分後、私たちは私たちの横のビルの屋根に男がうろついているのを見た。私たちから50フィート(約15.2m)離れていた。私たちは屋根をうろついている男を指さした。彼は銃を持っていたからね。彼はライフルを持っていた。ライフルを持っていたのがたしかに、はっきり見えた。

私たちは彼を指さして、そこらへんのグラウンドを動いていた警察に言ったんだ。「おい、男が屋根にいてライフルを持っているぞ。」そしたら、警察は「はあ?」という感じで彼らは何が起ころうとしているのか全く知らない状況だった。

「たった今、屋根の上に男がいる。見えるだろう。彼はうろついている。なぜトランプはまだしゃべっているんだ?なぜ彼ら(警察)は彼(トランプ)をステージから降ろさないんだ?」と。私は彼を2~3分指さして、シークレットサービスは私たちを見てただそこに立っていた。」

 

上の写真の男性は警察とシークレット・サービスの両方に警告したが、両方とも動かなかったと言っています。

 

また、別の目撃者の証言(下の方)もあります。

 

 ↓(別の目撃者の証言の一部和訳)(元のビデオはこちらで見れます。)

 

「2人の警察官が誰かを探していたので、私は自分の周囲を見ていたら、1人の男が屋根にいて1つのビルから別のビルの間に行くのが見えた。それで警察官に男があそこにいると話して自分の場所へと戻ってきた。そしたらまだ男がいるのが人々から見える状態だったので、戻って行き警察官にもし彼がそこに来たら見ることができると言った。そして背中の方を向いた時に銃撃が始まった。」

 

このような証言があることを考えれば、警察とシークレットサービスの 「怠慢」が

明らかですが、わざとそのように目撃者の証言を無視して動かなかった可能性もあります。

 

そして、トーマス・マシュー・クルックス容疑者は 共和党員である と報道されていますが、トランプ氏を非常に嫌っていて、18歳になって選挙権が与えられた後、生涯はじめて献金したのが民主党で、15ドルの献金をしていた と報道されています。

(「民主党への15$の献金」の情報源は作家で政治評論家でもあるキャンディス・オーウェンズ氏のYoutubeビデオ

 

おそらく米国政府の命令なのでしょうけど、米のSNSの企業やYoutubeは トーマス・マシュー・クルックス容疑者関連のビデオ等を削除しまくっています。

 

下のリンク先のビデオは 私がこの記事を下書きしている時点では まだ容疑者が撮影したビデオが残っているので、見たい方は消される前にご覧ください。(ビデオのタイトル:ドナルド・トランプ暗殺未遂事件で起訴されたトーマス・マシュー・クルックスとは誰なのか?)

 

 

下の写真は容疑者で、上のURLのビデオから取ったものです。

 

 

<以下、ビデオの中の容疑者の短いコメント>

 

私の名前はトーマス・マシュー・クルックスです。

私は共和党を憎んでいる。

私はトランプを憎んでいる。

何だと思う?

あなた方は相手を間違えた。

__________

 

 

そして、トランプ氏は 警備の増強を要請していて、断られていた という話もあります。

 

 

 ↓(日本語に変換したもの)

 

 

 

同じようなことはトランプ氏だけでなく、当初民主党の候補で後に独立候補となった

ロバート・ケネディ・JR氏にも起きていました。

 

ロバート・ケネディ・JR氏は 叔父が暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領で、父もまた暗殺されたロバート・ケネディ司法長官という家柄です。また、Covidのワクチンの有害性を訴えたり、ウクライナ戦争で米政府を強く非難していたりするので、やはり米のディープ・ステートからは嫌われる存在であり、暗殺のリスクが高い方ですから、大統領候補になると同時に警備の増強を求めるのは当然のことかと思います。

しかし、国土安全保障省によって3度も拒否されている ということをご本人が語っておられたのを耳にしました。

暗殺のリスクが高い大統領候補者への警備増強を拒否するとは酷い話ではないでしょうか。

 

  ↓(日本語に変換したもの)

 

 

下は まるで事件を予告するかのような、バイデン氏の7/8の意味深な発言。

(下に貼り付けたTwitterからのコメントはzerohedgeの記事から取ったものです。)

 

 

下のバイデン氏の大口献金者による7/12の不謹慎なジョークにもネットでは注目が集まりました。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、現時点で バイデン陣営がこのトランプ氏暗殺未遂の背後にいる とまでは断定できません。自分が警察から射殺されるリスクもあるのに、それでもトランプ氏を殺したいと思うほど個人的に憎んだ容疑者による単独犯の可能性はもちろん残されています。

 

しかし、安倍元総理の暗殺事件でも分かるように、実際に 暗殺の現場では 通常とは異なる奇妙なことが起こるのです。

 

安倍元総理の事件の場合は、なぜあの 非常に警備しにくい場所を演説の場所に選んだのだろう ということが不思議でなりませんし、警備にあたった奈良県警の対応も ボディーガードも非常にお粗末だったと言えると思います。

 

このトランプ氏の暗殺未遂事件でもそうです。警備が非常に怠慢で、屋根の上にライフル銃を抱えた男がうろついていて複数の目撃者からの通報があったにも関わらず、演説が始まってからも しばらく野放しにしているなど、信じられません。

 

どうせ事件の本当の黒幕は明かされず、安倍元首相の暗殺事件と同様に 恨みを持った単独犯がやった ということで片づけられるのでしょうけど、真相が究明されることを切に願っています。