先日、元財務官僚の松田学氏とフリージャーナリストの山口敬之氏の対談番組をYoutubeで見ていたら、山口氏が かなり驚きの情報を暴露されていたので、今回「文字起こし」でご紹介したいと思います。

 

元のビデオは↓です。お時間のある方はご覧ください。(51分程度の長さです)

 

 

そして、下が私がYoutubeの字幕機能を使って文字起こしをしたものです。

たくさん手動で修正を行わないとYoutubeの文字起こし機能は まだ70~80%程度の再現率なのですが、手動で修正を入れる過程で、誤字脱字や、人の名前の漢字等に間違いがあるかもしれませんが、その点はご容赦ください。

 

__________

 

(上の写真:向かって左がジャーナリストの山口敬之氏、右が司会の松田学氏)

 

(文字起こし開始)

 

松田:松田学です。アメリカがですね、ウクライナ支援予算が あれだけ共和党が 反対していたのに、先般成立しましてです ねえ、あの時はあの私もびっくりしたんですけれども、どうもその背後にですねえ、日本政府が保証するという密約があるという風にですねあ、山口敬之さん、今日は ジャーナリストの山口さんにお越しいただき まして、あの今のところ唯一、ほとんど唯一ですね、これを主張されてるんですが、私もこれ 大変なことだと思って、時々あの私の街頭演説なんかでも、山口さんがこう言ってます よという話をお伝えしてるんですが、今日は じゃ本当にこれが真実なんだということについて色々とあのお話をいただくことに なっております。

どうぞよろしくお願い いたします。

 

これはやっぱりあれでしょう かね、あの山口さん自身がその、やっぱりこれこういうことあるんだなってやっぱり気が ついたその何かきっかけがあるんですか? 

 

山口:はいこれはですね、日本時間の月14日に、アメリカの、私、ワシントンにいたワシントン支局長時代から付き合いのある共和党の関係者、女性のま、幹部と 言っていい者なんですけど、電話かかってきて、日本政府がバイデン政権が提案している610ドル、9.4兆のウクライナ支援策を融資にするなら、日本政府がそれを政府保障 するという情報が共和党の中で流れているけれども、それは本当か?という 問い合わせの電話が僕のとこかかってたんです。僕が そのワシントンにいる頃は 僕はまあ日本政府の、ま当時安倍政権ですから、なんかそう いうの色々知ってんじゃないかということ で問い合わせが来たんですけど、僕はその時全くそういう材料を持ってなかったので、はいはいどうしてって聞いたら、色々共和党の中の動きを聞いて、それから ずっと実はその方とは ほぼ毎日あるいは1日起きぐらいに連絡を取り合ったんですね 。で向こうは日本が政府保障するかどうか、それが本当かどうかっていうのがバイデン のいわゆる610ドル9.4兆のウクライナ支援に賛成するかどうか の唯一の判断材料だから裏を取りたいわけですよ。 でこっちは そんなこといくら岸田文雄さんという人がね、こう売国的で対米隷従だ としてはいえ、その他国のウクライナ支援を日本が政府保障するっていうことが そもそもありえない。それから9.4兆円って額はちょっと不可能なんじゃないかという風に最初は思ったんですね。それでま、お互いその共和党 側の人と私がそれぞれにこう色々こう取材というかな、情報収集をして連絡をし合って いく中で様々なことが見えてきたということなんですね。

 

松田:うん、ああそうです か。じゃそういうまず電話があったという ことなんですか。そして実際にそのどんな展開があったのか、あの 、この間にアメリカで何があったかと言えば今岸田さんの名前出てきましたけども 岸田さんが訪米されてますね。そこ のとこも非常に大きな関連があると思っててよろしいんでしょうか?

 

山口:てかもうそれが全て、それが全てです。元々共和党は 今年大統領戦の年です

から、バイデン政権のポイントになることはことごとく否定していくっていうのがこれはもう議会戦術として、もうこれは予算に限らずあらゆるバイデンの政策は失敗だったということを強調することが今度の 大統領戦でホワイトハウスは奪還する共和党としては、まそういういわゆる政治闘争、戦争してるわけですよ。

 

去年の12月は本来民主党が多数を占めているはずの上院でも この 9兆円のウクライナ支援策が否決されてるんですね。これは共和党の 全部とそれから民主党の左、バーニー・サンダーズとかあそこら辺が反対 して51対49でバイデンの案を上院も否決してるんです。そして翌2月には今度は 下院でもこれはもっと大きな差をつけて廃案にされてるわけ。ということは アメリカの議会では 9兆円のウクライナ支援はもうデッドロックに入ってたんです ね。全くにっちもさっちもいかない状態だったわけです。

 

ところが4月 20日にうんまある種突然成立した。この間2月から4月の間にアメリカの内政で特別な妥協とか合意とか全くないんですね。唯一4月11日に、岸田文雄 とかいう人がワシントンDCを訪問して、アメリカの議会で演説をした その中で日本はアメリカと共にありますってことを繰り返し述べたんですね。そしてこの同じ日に 岸田文雄という人はアメリカ議会関係者と懇談をしたんですね。はいところがその 中にいたマイク・ジョンソンという下院議長とは この人とだけ差しで会談してるんです。 ねでこの人がトランプ全大統領の意向を受けて、 ウクライナ支援に最も強行に反対していたその頭目と言っていい人が 下院の共和党 のトップですからね。そのマイク・ジョンソンさんと岸田さんの会談が4月 11日に行われ、そしたらその1日半後にマイクジョンソンはフロリダに飛んで、 トランプさんの自宅のマールアラーゴに行って、そしたらそこで急にトランプ さんが 今まで絶対ダメだと言っていたウクライナ支援を 供与じゃなくて融資ならいい 。という記者会見をしたんですね。

 

松田:はいそれが日本の新聞でも報道されて、私も仰天したんですけどね、

 

山口:僕も、あとなんじゃこれ?と。融資てなんだとまず思いましたけど、そしたら要するに無償で供与をすると、ここは日本は何もできませんよね。あげちゃったら。融資にして、それを 焦げ付いたら日本が全部払うことになる、そういうことになります。するとアメリカはウクライナを デフォルトさせる、あるいはその融資を焦げつかせることは簡単ですから、そうすると、もうアメリカの9.4兆円の融資は焦げつく前提で日本が保障する、要するに肩代わりするという形ができたから、うん、融資ならいいよという記者会見が突然4月13日に開かれて、その1週間後に予算が 成立した。この因果関係を考えた時に、マイク・ジョンソン、ですからなるほど、マイク・ジョンソンと4月11日に差しであったのは岸田文雄なんですね。

 

トランプ前大統領と マイクジョンソンがフロリダで記者会見をした。その数時間後に僕のとこに電話 かかってきたんですよ。ああ4月14日は時差があるから、ああなるほど、でこれ本当か?と 。でいつもねメールのやり取りの人が 電話だったから、で非常に知的で冷静な女性が かなり慌てた感じで問い合わせをしてきたから、二人三脚と言ってもいい、お互いに日米で取材をして、向こう からも相当な情報をもらった結果、これはやっぱり鍵を握ったのはマイク ジョンソンと岸田会談と。それを踏まえての岸田演説、これがセットで、なるほど、暗号のように日本がアメリカのウクライナ支援を しますというメッセージがあの演説にたくさん散りばめられてたんですね。

 

松田:あの演説はななんかの グローバルパートナーだとかねそういうこと盛んにしつこいほど言ってましたけども、これはやっぱりあの実質的な意味があったと。

 

山口:あの、前あのここに、その直後に、あそこで、要するに、セルフ ダウトのとこ、自己疑念っていうところが これは要するにバイデン政権側のウクライナ支援を逡巡している共和党勢力に対するバイデンと民主党側の批判を棒読みしたんだという解説をした んですね。それはその通りだったんだけど、 それだけじゃなかったんですね。あの演説をその後、僕が共和党側から得た情報を踏まえて読み直してみたら、これ はそのアメリカと共にあります。アメリカのそのいわゆる世界秩序、これこそそま 松田学チャンネルをご覧の方はね、よくご存知の、いわゆるワールドオーダーですよ。 グローバルパートナー、この例えばグローバルパートナーっていう のは岸田が言ったのは 今までは日本は アメリカのアジアにおける地域パートナーだったけれども、私はグローバルパートナーになったということを宣言するという内容になってる。地域のパートナーだったらアメリカのウクライナの支援をやる筋合いじゃないよねと 。そこにグローバルパートナーて いう単語を入れることで、アメリカの自由主義とか民主主義を守る動きに私は全面的 にコミットしますという中身になってた

ですね。

 

読み直してみたらちゃんと実態を反 していたということだったということですね。それでま僕もワシントンでね、取材が長いので、そう いう時に何が行われるかというと日本の外務省、ま簡単に言うとアメリカの ワシントンにある日本大使館の優秀な外交官たちが議会をぐるぐる回るんですね。 うんでこの岸田演説は実はこういう意味なんですというフォローアップの ブリーフィングをして回るんですよ。

キャピタルヒルで。そのためのフレーズが もう散りばめられてるからうんそれを聞い

た人、ああ日本肩代わりするんだと。マイクジョンソンからの耳打ち情報ですよね。

 

日本が肩代わりするよって記者会見 で言えないから、実はするからこれは賛成するべきだよと。うん坊主丸儲けだから、アメリカのウクライナ支援だからアメリカの軍産共同体がそこで またミサイルを売り、アメリカの兵器が ウクライナ中で使われる彼らの目的を日本の金でできるから、これは共和党だろうが民主党だろうがアメリカにとってこんな いいことはない、いう話がマイクジョンソンから来て、うん本当かよ という疑念を岸田の演説の、そこここに日本が共に立ちますと。

 

アメリカのその 支援というその船で、従業員として一緒に働きますすて言ってんですよ。あれもね、そのひどいアメリカ隷従にも ここまで繰り返す必要ないのにな と思ってたら意味があったってことです。だからこそ、あれは岸田が書いた、あるいは日本 の外務省の英語使いが書いたんじゃなくて、共和党側を説得したい民主党及びバイデン政権の人間があの演説の その骨格部分は全部書いてあってこと。

 

ただ読んだだけなんです。猿回しの猿 なんです。だけど9.4兆円払う猿なんですよ。兆円払うために英語の発音の練習だけした。 もうだからAIのあのアナウンサーと一緒ですよね。ああということはあれですね、あの そういう演説が実際行われていればその話の信憑性がそうアメリカの議員議員の間で も一気に高まってしまうという内容になっ ていた。その後のいわゆるデブリて言うんですかデブリーフィングの事後の フォローアップのブリーフィングを外務省 がこれやったんですよ。でそれも含めて、それからマイクジョンソンとの会談の極秘情報というのはセットになって共和党の3/4が賛成に回ったんですよ。一部ねえ数十人あの反対した300対100ぐらいの感じでえま賛成 反対が割れたんですね。ということはまそのマイクジョンソンの耳打ちとその ブリーフィングを聞き切って、うんと言った人が250人ぐらい出たってことなんですね 。

 

日本が肩代わりするんだ。本当だったんだ。と。

だから今 マイクジョンソンの評価がうなぎ登りなん ですよ。この人ただの人じゃなかったと。でバイデンとも岸田とも ちゃんと情報を取ってアメリカの有権者のために、最高の利益をね、ワールド オーダー側、軍産共同体側はうん兆円行く、行くのは行くわけです。一旦アメリカの金が、 そこでもう、ウクライナをアメリカ の軍産共同体色に染め抜いた上で金は全部日本が出してくくれる。

 

これは共和・民主関係なく乗るに決まっ てるんです。

 

松田:なるほど、あのま元々共和党っていうか、トランプさんはウクライナ 戦争継続自体に反対だっていう立場でしたけども日本が金出すんだったらいいって ことなんですか。

 

山口:というよりは えっと今までのトランプさんのウクライナ支援の反対して きた論理って非常にシンプルだったんですね。アメリカの有権者のお金はそう いう関係ない戦争ではなくてアメリカの国境警備ってか治安維持とかそっちに使う べきなんだということによってウクライナ支援に反対してき たんですね。

 

なるほどでもこれアメリカの有権者のお金納税者のお金がいかないん だったら、逆にと反対する理由がなくなっちゃったんですよ。逆にその 分まあねお金が浮くわけですからね、そんないい話はないです。全体的に見たら これはあのトランプの政策の遂行にもプラスになりますね。だからトランプさん、トランプさんという人が例えばもう バイデンをいじめ抜いて自分が大統領戦に勝つということを優先するんだったら蹴り 続けるという選択肢もあったはずなんです。 

 

だけど9兆円だよねと。それも極秘で日本が払ってくれるならアメリカ という国家のことを考えればこれはバイデンのプラスポイントになっちゃった としてもうんこれは乗っとくべきだろうと 。でこれ戦争継続のためというよりはやっぱアメリカの金が行くよって言ったら ウクライナの経済とか産業とかインフラと かについてアメリカ資本のその仕事が増えることは間違いないんですよ。そういう意味では その戦争続けないとしてもやめたとしても、9兆は残るわけだから、アメリカ の受ける利益は巨大な利益を得る、それを天秤にかけてバイデンが予算を通したと いううんいわゆる大統領としてのプラスを割り引いても愛国者として賛成する方を 選んだ。僕それはそのトランプさんの真意だと思いますよ。

 

松田:うんなるほど。でこれ はあの実際にじゃあ岸田さんが総理としていくらね、口で言ったとしても ですね、理詰め的な裏付けはないとなかなかですね。

 

山口:それもまさにそうで、私がその共和党側の人とやり取りをした最大の焦点は4月

14日以降、18日まで、どうやってやん のと。で本当にやるの?とこの2点、しかも610ドルっていうのは アメリカでも9.4兆ってそれはそれは大きな塊ですから、できるの?やるの?できるの?本当なの?ってこの3点についてまずっとやり取りをしたんですね。 

 

その中で決定打となったのが4月17日に行われたはい鈴木俊一財務大臣とジャネット・イエレン財務大臣、日米財務省会合が4月17日に行われたんです。トランプ 大統領の突然の融資ならいいよっていう 記者会見のまさに4日後ですよね。

でこれについてはね鈴木さん、 日米の財務大臣会合をやるよとか、はい何を話し合うよってこと 一切国民とメディアに説明しないまま、ジャネット・イエレンにあって、全部が 終わった後、「実は私イエレン財務大臣会ってました」って打ち明けたんですね。それ まで言ってなかったんですね。これあのもうそういう記事になってます。

 

(上の写真:鈴木財務相がイエレン財務長官と会談したという記事)

 

えこれ日本時間 4月18日の各社の記事で、鈴木財務大臣はイエレン財務長官と会っていたこと を明らかにしました。会っていたことを明らかにしたというニュースなんですね。

 

で 僕はここで是非ね、あの財務省出身のキャリア官僚だった松田先生にお伺いし たいのがやっぱり自由主義陣営のまトップ2だったわけじゃないですか、長い間。 その財務大臣がアメリカに行って会わないってことはまずないですよ ね。

 

松田:まずないですね。

 

山口:ところがこの2人が会って 終わるまでメディアに発表しないていうことありえるんですか?

 

松田:いや ちょっと聞いたことないですね。私の記憶し てる限りでもないと思いますねえ

 

山口:で僕もね、ワシントン支局長時代はその財務大臣がピンで来ることもあるし総理と一緒に来ることもありましたけど、これも 前々から財務大臣の訪米日程の中にそもそも入ってますよね。 日米財務相会談はあの財務大臣が行くのに 向こうの財務長官会わないてことはありえませんですね。

 

ところが今回 は17日会った後で言ったんですね。これって僕ら記者は あの財務大臣会合の ブリーフィングは財務大臣といっつも同じホテルに泊まるんですよ。そこのロビーで 待ってると、そこで来てそこで立ちの ぶら下がりをするっていうのがまあのいわゆる北米時の財務大臣のカバーする、ま 定型なんですね。これ全くなかった。ということはですか、普通はね、あの財務官とか がこうここうやってこう長テーブルで向い合って、話すこといくらでもあるわけ ですよね、あの もちろんこの本当はね、合うっていうのは目的があって合うわけですから、その目的 っていうのはやっぱり対外的に何かの メッセージを出すいういう目的で合うわけですから、それでその時の記事がもう笑っちゃうのは 円安について話し合っただろう、日経を始め、「だろう」って書いて、もし円安について話し合うんだったら、為替介入と同じ効果を日米の財務大臣 会合でこういう話をしました と言うだけでいわゆる口先介入としては最強のツールな んです。

 

あの時は 円安が過度に進んでることがニュースになっていたからうんそれをメインのネタとする んだったら、事前にカメラを呼んで大きなニュースにする形を作っておいて終わっ たら、すぐその財務所の幹部がブリーフィングをして、鈴木さんが 記者会見をして、過度の円安の進行には好ましくないと日米で一致しましたと いえば 何兆かの買介入分を何もしないで回復できる。でそういう記者会見もセットされてないとすると、これ異常 ですねえ。前代未聞だと思うんですよ。いうことは先ほどの ええ岸田文男の売国的兆円肩代わり、このやばい話をするから事前に メディアを呼べなかった。取材されちゃうから。で終わった後、実は会ってましたって言って逃げたわけですよ。

 

要するに 前代未聞のことをしなきゃいけないぐらい、まずい話をしてたそういうことですね。ていうことは間違いないんだから、合ってましたってっずっと聞いた聞たことないですね。私、でこれ普通はね、財務省のねあの 記者クラブが怒らなきゃおかしいんですよ。それ怒りますよ。これそのまま ニュースとして、あそうなんだって流れて くってことみんなバカなんでしょうね。

 

そういう 点と線を繋いでいくと、岸田政権側にこれとんでもない売国密約はバレちゃ困るよね というのが出てるわけですね。それで決定打がはい、帰国 後の岸田文雄の国会報告、訪米の国会報告をしたん ですよ。これ18日にしたのは 16日に現行は提出されたんですよ両院に 参議院と衆議院に。ところが岸田はその事前提出した国会訪米報告の中で3箇所原稿を削除したんです。これも前代未聞なんです。

 

でどこを削除したかて いうと、さっき言った国際秩序、それからグローバルパートナーその段落を2つボコっ と落っことしたんです。これがねええ鈴木財務大臣がジャネットエレン との会談を事前に告知できなかったのと同じことで、要するにここを 国会の報告で残したらとして未来永劫残るわけですね。あの時に岸田文雄は9兆円 の密約という形で議会演説でこれを言ったんだってことが日本の国会に残っちゃうわけ ですよね。だからその 分もね、岸田首相本人が削除したと言われてるん ですよ。本人が、僕はおそらく木原誠二だと思うんですけど、やばいって いうそれだけの脳みそが岸田さんにあるか どうか僕はわからないから、ただ木原誠二は だって長官でもないのに今回同行してるわけです よね。

 

松田:ああ同行してんですね。ああ彼ならやる でしょうね。

 

山口:あそうすると、普通にね、外務官僚が機嫌よく、訪米報告 国会報告を書くわけじゃないですか。それを見た木原誠二が これやばいよと やばいよ と言って3箇所カットしてんですよ。これも前代未聞です から。うんしかもアメリカ議会で高らかに言ったその部分の国際秩序、インターナショナルオーダーって英語で言ってんです。さすがにワールドオーダーとか、ニューワールドオーダーって言ったらディープステートそのままだろうから、インターナショルに変えてんだけど、それから グローバルパートナーその部分を国会報告から落としたのはもう岸田官邸だってことなん ですよね。これね鈴木財務大臣、それから国会報告、ここにもうやましさと9兆円密約のま、証拠と言っていいと。

 

松田:うんなるほど。まあれですね山口さんのような鋭いジャーナリストがいると、これねあのそう いうものが残ってしまうと追求されるかもしれないと思ったかもしれないですね。

 

山口:これいずれは バレると思ってんだと思うんですよ。ばれる んじゃないですか。これ辿っていくと、あの時というのが国会の議事録に残っ ちゃうと、これはそのそうですねまずいっていうのが、その松田先生の後輩 である木原誠二ぐらいの財務省出身者になると、そのやばさっていうの がピンとくるんだそうですよ。

 

松田:それは あの彼の考え方はよくわかります。なるほど、でそうやって見てくると あれですか、あのその後今あの山口さんがその取材を進められてる中で、あの 財務省筋とか外務省筋とかこの話はどんな風な反応なんですか?

 

山口:はい、えっと大きく2つ に分れてます。それで、違いますっていうグループ、これがもう8割。あれは違いますよ、違いますよ。じゃあなんで鈴木さんのあのイエレン会談は事前に誰にも言わなかったの?と聞いたら誰も答えられない。

松田先生、まお知り合い多いと 思うから聞いてみてください。あれなんで 事前にカメラ入れなかったの?終わってからあのそのコソ泥のように実はあってました になったのから国会報告の削除につっても誰も説明できないんですよ。

 

それから一部は山口さん、それあんまり深追いすると まずいと思うよ という、またまずいってそのすごく親切、忠告、警告を言ってくれる人が1割ぐらいいますね。

その人 は事実上、僕がガセネタを言ってるんじゃ なくて真を食ってること言ってるから、まずいよって言ってるんですよ。

 

松田:なるほどね、でもこれあれですね、あの考えてみますと、要するに今回のこの予算の 使い道というのは戦争をね、継続させるのもんですよね。

 

山口:ただねあの予算の立て付けを 見てると、これが行けばすぐにあのウクライナが戦争継続可能になって、ファイトバックして戦況が好転するという内容でもないんですよね。だから トランプ前大統領としてもアメリカ全体の国益として兆円を出したとしても、これ日本 が肩するのであれば、うん自分が大統領になったタイミングでウクライナ戦争を止め ても、アメリカの得る巨大な利益あんまり変わらないんですよ。

戦争が終わっ たとしても、それは他の 整備の周辺の部分も込みだから。

 

これ復興の部分でアメリカの金で復興が行われ るっていうことになるわけですよね。いわゆる紐付き援助の究極の紐つき版に差し替えわけだから、アメリカは要するに自分の財布を痛めないでウクライナというブルー オーシャンで、インフラ整備をして、あるいはその例えば壊れた軍事施設 直すの、これは軍事予算になりますからね。

これ日本が出してくれんだ、こんないい ことないよね と。

 

松田:で、感謝されるのアメリカだ と。

 

山口:だって日本が出したってこと言えないんだから。言えないから国会報告を削除してね、財務大臣会合も黙ってなきゃいけないわけだから。

 

松田:これ 債務保障ですから、あのタイムラグは少し ありますよね。なんか世間

の人がちょっと忘れた頃に負担が来ると。 

 

山口。そういうことですよ。これで国家ごとデフォルトさせるのが1番シンプルなんだ けど、これは松田先生にもね、あのお知恵を拝借した部分ですけど、ま様々なねやり方があるんでしょう。でそれはまあの、国際復興協力銀行・・・

 

松田:世界銀行ですね?

 

山口:あうん、世銀経由のやり方とか、それでそこに日本の政府 系の銀行が関与してくやり方もいくらでもあるんでしょう。どうも 僕が共和党側から得ている情報では9.4兆まるまる日本がやるってことになってる みたい。

 

松田:ほうそうですか。部分じゃなくて。

 

山口:部分 じゃなくてまるまるです。だからトランプは飲んだと。 

 

松田:そうですか

 

山口:恐ろしいことですよね。

 

松田:それはあくまでも、とりあえず一旦、 アメリカから融資金として出して、でそれは返せないからどっかのあの世界銀行かどっ かの国際金融機関がそれを引き受けてというプロセスがあるんでしょうね。

 

山口:いずれにしても何らかの形で焦げつかせるってこと ですよね。

 

松田:そうですねでそこは焦げついて日本がそれを保証するという段取り でしょうね。

 

山口:多分ですね。でこれ.9.4兆ってそのいわゆる本予算ベースでは無理ですからね。 例えばウクライナ復興税みたいなことをやったら、これ政権倒れちゃうと思う んですよね。まあ9.4兆といくら予算の流用で搔き集めても、予備やっても無理な話 ですから。だって防衛費の1兆円がどうしても集まりませんから、増税でお願いしますっ ていう政権ですからねえ。その10倍ぐらいの金をなんで外国に出すのよっていうこれはもうめちゃくちゃ ですよね。

 

松田:あのいずれにして もあの何らかの国民負担の増加にはつながってくる 話なのでということはもしこれがトランプ政権になればあの復興というですねままだ いい方に使れるけども、戦争が続くんであれば日本はその戦争を加担してるする ことに国民の血税を使うということになっ てしまうわけですよね。

 

そこでね僕は木原誠二、ええ、岸田文男が削除した国際 秩序という単語が聞いてくると思うんですよね。なるほど要するに今のくらい の戦争っていうのはどういうものなんです かっていうのはトランプ政権に言わせれば、これはバイデンとその背後にいる勢力が 実質戦争遂行者だからこそ、自分が大統領になったら1日で終わらせる と言ってるわけですね。アメリカが全く無 関係でロシアとウクライナが戦争してるだけだったら、そんなこと言わないはず なんですね。

 

と いうことはウクライナ戦争にアメリカバイデン政権が深くコミットしている、それを手を引けばすぐ終わるという論理で、じゃあそのコミットしてる論理その ものがうんいわゆる第一次世界大戦後の世界秩序を牛耳ってきた勢力によるものな んだという論理はもう実はシンプルなんですよね。そこが やばいからこそうん国会報告でその部分を削除してきたと見ると、いろんなことのつじつまがあってくるなと思ってですね。

 

松田:なるほどでそれでですね、この ちょっと政局的に見るとですね、あのずっと去年のあの裏金問題からこあの山口さんがおっしゃってることをつなぎ合わせてみると、要するにアメリカが 岸田さんを守ってると。

 

今回密約をすると、これあの日本の政府の公式なもので ないですから、岸田さんが総理でなくなったら実行されない。

 

山口:そうすると今回 起きたことは日本岸田サイドから見ると、バイデン政権が次の11月5日の大統領選で勝っても、トランプ前大統領が勝っても 両方に岸田文雄名で密約を 出してるから、2人とも、新大統領はどちらとも岸田続投を望むってことに なるんですよですよね。

 

だから9.4兆をかけて自分の続投をアメリカに担保しにしてもらったんだと 日本側から見ればそういうことも言えるわけですね。

 

松田:なるほど。これ岸田さんが自らの延命のために9.4兆円を使ったんですよということになりますね。 これはちょっと歴代総理でこんな人いなかったじゃないですか

 

山口:だから僕は ね、いつもこういうとこでこう言葉が汚いっ ていう怒られるんですけどこれ表現として、クズというかもう売国、「奴」までつけない松田先生のギリギリの寸止め すごいですけれでも、僕はもう、売国奴、それで自分の延命のために日本の国富 、国民に何も言わずに売り渡してくる人、個人名で密約を結んでくる 人、ここまでひどい人っていうのは僕は憲政史上もう最悪の総理だと言わざえないです私はね。

 

松田:でこのことを しかしながら、あの今のところあの明確に こう発言されてるのは山口さんぐらい。

 

山口:えっとねえっと一部え私の主張はなるほど と言って発信をしてくださってる方が少しずつ増えつつあります。それから高橋洋一さん、高橋洋一さんは私とあのタイミング的に言うと、あのどっちが先だっ たか僕分からないんですけど、の予算が通ってびっくりしたじゃないですか。あの時に 「これはキッシー訪米のおかげ」という、非常にコンパクトだけど私と同じ意味の あの岸田演説、岸田訪米があったから共和が折れたんだというツイートはされてるんです ね。これに 対してうんうんグローバリスト側が高橋洋一は嘘をついてるってちょっとバトルに なってた時期があるんですよ。コミュニティ ノートとかで。

ただあの僕は高橋先生とこの件一切やり取りしてませ んから、高橋先生も財務官僚出身者として、自分なりの情報があって、ああいうことを書かれたんでしょう。私は私でアメリカ側の情報と日本側の情報を抱け合わせて、ま富士山をね、静岡側と違う山梨側から登ったら、密約あったんだよねいう同じ結論に立ってることですね。

 

松田:なるほど もしかしたらもう少し前から財務省の中で 議論がされてるのかもしれないですね。

 

山口:僕はねこれ1年越しだと思いますよ。この610億ドルのパッケージを全部日本

が持つという最終的な話になったのは最近 かもしれないけども、アメリカのウクライナ支援を日本が一定程度肩代わりしろという話、おそらくね去年の正月ぐらいからうん1年半かけて、ずっとバイデン政権は岸田文雄にプレッシャーを かけ続けてますね。それがタバコ増税とか色々なステルス増税が始まったタイミングを 見ると、まずらっとメニューがありますからね、あれね大体おととし秋から去年 頭ぐらいにかけて、例えば子供庁の5兆円をね、公的医療保険の保険料を上げ ます。こういういわゆる熊手でね、落葉をかき集めるような作業に入ったのは日・ウクライナの復興支援会議が2月に行われましたね。今年あれ実はセットされたのは 去年の2~3月頃から、そういう話になってた。

 

うん大体あのぐらいから、法則を合わせて 日本のそのいわゆる国民負担を増やすという方向、増税っていうと政権倒れちゃう から、いろんな形で工事をやめますとかそういうのがもうステルス増税いっぱいある でしょ。あれがもうそもそも今回の9.4兆というえ売国肩代わりというゴールがあっ て、バイデンはそれをもうすでに見ていて、岸田という奴隷にやれと。もう1年かけてなきゃこれ飲めない話だし、財務省もスキーム作れないですよね 

 

松田:それは相当財務省の中でも相当な詰めをしないとできない話ですね。

 

山口:うんそれから やっぱり去年の7月に神田財務官がウクライナになぜか行ってね、それでウクライナの財務大臣と定期協議を設定してるんですよね。

それでウクライナの現地、どうやって金出すの?と。で日本はもう2.何兆出してますけれども、それ だけじゃなくて出し方、それかアメリカが出す場合日本がどうやって出すんですかっ て話もウクライナとのコーディネートも 知ってるんだと思うです。

 

松田:うんなるほど、まあ十分可能性のかなり、聞いてると確かそうだなって感じしますね。うんま私がいくらね先輩から聞いてもね いや口をわらないでしょうけどですね

 

山口:ま、口をわった人はもう首になるでしょうからね。

 

松田:ですからね、高橋さんはなんか独自のね、あのルートでなんとなく掴んでたのかも しれないなっていう感じはしますね。の話 ですね。でもそういう大きなえこの解散総選挙いつあるか分かりません けどでも、この時に本当は有権者に問われるのは このまま日本が売国のために増税国民負担を問われる国になるのか、それいいのか ということですね。

 

山口:本当に、はいそれでそこは非常に 重要なポイントなのは おそらく岸田文雄っていう人がどうしてこんなことをしても まだ強気で総理を続ける姿勢を維持してるのかといえば、完全にアメリカ に隷属してしまうと、アメリカに守ってもらえると思っていて、実際に新聞 通信テレビは岸田批判をあんまりしなくなってるんですよ最近。

でこの話だってねじゃあ なんで鈴木財務大臣事前にあのアナウンスしなかったのと、日米財務大臣会談 をねとか、なんでここ削除したのって、普通だったら大手メディアのどんな馬鹿な記者 でも質問するんですよね。岸田批判がピタッと止まってるん ですよね。うんこれは日本の読売新聞を始めとするね、大手メディアが完全にアメリカに従属しているからなんですね。

 

(以上、36分付近までの文字起こし終了)

__________

 

このビデオは全部で51分ほどあり、時間の都合で、今回私が文字起こしをしたのは 米のウクライナ支援610億ドル(日本円換算で9.4兆円相当)の”融資”の保証人に日本政府がなる という密約を 岸田文雄氏が 訪米で確約してきて、それが前提とした議会でのスピーチになっていた という点など、山口氏がワシントン支局長時代の人脈から仕入れた情報、見解をお話しされている前半36分くらいまでの部分のみご紹介しました。

 

後半のほうの裏金問題を発端にした日本の政局の話(安倍派が事実上解体され有力人物も離党させられているのに対し、同じ問題が岸田派で発覚しても岸田氏はお咎めなし。岸田氏は米のバイデン政権と日本の対米従属メディア、東京地検特捜部によって”守られている”ので自信満々で好き放題やっている。)とか、まもなく日朝首脳会談が開かれて、拉致被害者のうちの田中実さんのみが一時的に帰国して、それを日本のメディアも大々的に取り上げて「岸田政権の成果だ」ということでアピールして直後に解散 という流れを考えているだろう という話などが続きます。

 

先日下院を通過してバイデン氏が承認した610億ドルに日本政府の債務保証がついていて、それが国民にも秘密にされている という山口氏の話が事実ならば、とんでもない話で、「密約」ならば、おそらく政府関係者は誰もそのことを肯定はしないのでしょうけど、この売国政権である岸田政権を早く退陣させなければならない ということです。

 

そして次の首相には 「そのような岸田文雄氏が個人的に結んだ”密約”等、法的効力を持ちません。ウクライナが融資を焦げ付かせようが、何だろうが、アメリカがウクライナに融資した金に対して、日本政府は一切お金も出しません。」ときっぱり言える方が総理にならないと、国民の血税がどんどん吸い取られていくことになります。

 

山口氏の話がもし事実ならば、日本国中で大騒ぎしなければならない位、ヤバい話だと私は思いました。