私は イスラエルとパレスチナの問題については 国連が決議した、1967年時点での国境に、パレスチナは東エルサレムを首都とする国家を樹立し、イスラエルと「二国家共存」する という、いわゆる、Two-states solution が実現されるべきだ と思っているのですが、すでにイスラエルがヨルダン川西岸地域にどんどん居住区を拡大し、パレスチナ人を追い出している現状を考えると、Two-states solutionを守る気がないなら、イスラエルのほうが この歴史的なパレスチナの地から出ていくべきだ という考えを持っています。

 

(上の地図:ヨルダン川西岸地域にどんどん入植地を拡大するイスラエル)

 

上の地図で見てもわかる通り、国連が決議した「1967時点での国境」というもの(右から2番目の地図)でさえ、元々のパレスチナの地の80%くらいは すでにイスラエルに奪われている ということですから、非常にイスラエル寄りの決議で、アンフェアなものだったのです。しかしこのパレスチナ側が大幅に譲歩した1967年時点での国境線すらも無視して、どんどんヨルダン川西岸へ入植地を拡大し続けているイスラエルとそれを支援するアメリカの政治について、国際政治アナリストの伊藤貫氏がチャンネル桜のビデオで語っておられる内容が面白いので、文字起こしで今回ご紹介したいと思います。

 

ビデオを見る時間のある方は下のURLからビデオをご覧ください。

 

 

今回 私はYoutubeの文字起こし機能を使って文字起こしをしたもので、伊藤貫氏の発言をご紹介します。

なお、Youtubeの文字起こし機能はまだ日本語には完全に対応しきれておらず、私が間違いに気づいたところは訂正していますが、それでも誤字やおかしな表現になっている部分があるかもしれませんが、その点はご了承ください。

 

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(上の写真:米ワシントン在住の国際政治アナリスト、伊藤貫氏)

 

(文字起こし開始)

 

皆さんこんにちは。えお久しぶりです伊藤貫の真剣な雑談です。

今日はえっと、どのぐらいの長さになるかわからないんですけれども、アメリカの中東政策について語りたいと思います。

 

でアメリカの中東政策って いうのはあの真剣に始まったのは1947年あたりなんですけれども、その 47年から現在まで約76年間か77年間、僕は個人的には失敗続きであったと 思います。

でなぜ失敗続きであったと思うかというと、現在の中東政策をワシントンから観察してますと、これはもう解決策がないところまで追い込まれてしまったと。
 

で バイデン政権はいわゆる2ステートソリューションと、イスラエルとその横に パレスチナという国家を新しい国家を作って、で2つの国家が平和共存する方向に持っていきたいという風に口では言っておりますけれども、2ステートソリューション、2 国間、2国間の共存という2つの国の共存という政策が実現する可能性はゼロ です。でしかもバイデン政権自体がそれが2国、2つの国を作って平和共存させるという やり方が既に実現不可能であるっていうことを知ってるんですね。

で もっとはっきり言いますと、ジョー・バイデンという男は過去40年間もしくはほぼ50年間パレスチナ人に国家を独立国をあの作らせるような動きを徹底的に叩き潰してきた人間なんですね。
 

バイデンにはパレスチナ人に新しい国家を作ってそれを サポートするような善意というのはあのかけらもありません。それは あの最近5人6人のアメリカ大統領を見てもバイデンが最悪ですね。であのその証拠として、バイデンはあのパレスチナ人 がガザで何万人も死んで、で1/3か1/4が飢餓状態にあると。でなぜ飢餓状態にあるかと 言うと、イスラエルがエジプトとの国境を封鎖していてでその国境地域に約8000 台か9000台の大型のトラックが止まっていて中に入れないとで中に入れなくさせ ているのはイスラエル政府なんですね

イスラエル政府に きちんと人道援助のためのトラックと食料を入れろと命令すれば済むんですけれども その命令をしないわけです。でそそういう命令をせずに、しかも空から 例えば2万食のね、お弁当を あの配ったとかね、そういう、それからあと船であのガザの海岸に何万食分から何十万食分の食料を届けるとかそういうことは言って ますけれども、イスラエル政府が食料の何千台ほぼ1万台近いトラックをストップして食料を供給させようとしない。 しなくてそれをあの要するに意図的に飢餓状態を作ってることに関しては一切文句を 言わないと。
 

それからあの今これこれを喋っている時点で3万2000円のガザの 民間人が死亡していてそれとは別にガザの建物っていうのはすでに8割が空爆によって破壊された状態ですから、その8割の破壊されたビルディングの下に1万数千人が 埋もれているだろうと水推測されてるんですね。ですからすでに4万数千人 のあの民間人が死亡しているのにも関わらずバイデンは巨大なそれこそ船何十隻分のそれから巨大な輸送、何百もある爆弾を毎日送りつけて、で毎日ガザを 空爆させてるわけです。

 

で心配してる心配してると言いながら毎日巨大な量の大砲の 球とそれから空から落とす爆弾を毎日送り届けるというのは完全に矛盾してるん ですけれども、バイデン政権はそれをやるあのやめさせるつもりはないと。

 

で なぜかと言うとバイデンはもう一度繰り返しますけども50年前からパレスチナにを作らせるつもりはないと。
で40年前からイスラエル政府はいわゆる セトルメント(settlement)、入植という活動を始めて、パレスチナ人をヨルダン川の西側地帯から 追い出してますけれども、それも一切やめさせようとしないと。
 

でこの入植を続けるってことは 要するにパレスチナ人の土地が毎週のようにイスラエル人によって国際法違反の侵略行為によって、あの土地を取られていくわけですけれども、ジョー・バイデン は過去40数年間それを1度も止めようとしてないですね。


それでそういうことをやり ながら2国間ソリューション、あの2つの国を同時に共存共栄できるようなシステムを 作り上げると口では言ってるわけです。

で実際には反対のことをやると。でこれなんでこういうことになってしまったのかとそれからなんなぜ現在の中東諸国の問題には これイスラエルだけではなくてヨルダンイラク、イラン、シリアそれからイエメンに関しても言えることですけれども、あとリビアもそうです に 関しても言えることですけれども、ほとんど絶望的な状態で今後中東が安定する可能性っていうのはほとんどないわけ ですね。
 

で、日本の方は別に中東なんか遠いところだからそれとも構わないじゃないかという風 にお考えになるなられる方もおられると思いますが、アメリカの世界支配戦略という のは1947年から現在までヨーロッパと中東と東アジアというユーラシア大陸の三か所ですね。ヨーロッパ・中東・東アジア この3つの参加あの戦略地域が最も重要でありこの3つの 戦略地域を同時に支配することによってアメリカが世界を支配するとこれが 1947年から続いてきた戦略なんですけれども、既にあの ウクライナの戦争で失敗してますから。これは日本のではまだきちんと報道されてない らしいんですけども、非常に不思議ですよね。

もう あのメタメタにウクライナ負けて ます。であの死亡者だって日本では驚いたことに、ロシア人は30万人戦死したけれど もウクライナ人は3万人しか戦死してないというようなことを言ってるテレビ局が あるんですね。

でこれね、あのま真実は全く逆なんですよ。
要するにウクライナ人 ウクライナ兵の死亡者数っていうのはどんなに少なく見ても、3倍から4倍、それ から多く言う人によってよっては5倍から6倍、あのウクライナ人が死亡してるわけ です。

 

でそのためにウクライナはウクライナ政府は現在兵隊が50万人足りないと言ってるわけですね。でなんで50万人足りない かって言うともちろん最近2年間で50万人 が戦死もしくは負傷兵となって障害者となってもう2度とあの戦線に復帰できない という状態になったから50万人足りないわけです。

でその一方、ロシアは去年44万人志願してきてで44万人もいらないって 言って30万人だけ採用して、でプーチンは去年44万人志願してきたから今年も 30万以上志願してくるだろうと。だから我々はもう徴兵なんかする必要はないと。 それからあの予備役兵の動員にしても、確か2022年の9月に30万人、全部で200万人あの予備役がいるんですけれども その中そのうちから30万人予備兵を動員したんですね。でそれがたった1回です。 でもう2度と動員してないです。なぜならば次の年から志願兵がどんどん来るからもう 動員しなくていいわけですよ。でものすごく余裕があるわけですだからもうあの徴兵し なくていいと。
ロシア国民がどんどん志願してくるから 兵隊足りてるんだというロシアと50万人足りた足りないて言って悲鳴をあげてる ウクライナと、どっちが戦争に勝っててどっちが負けてるかっていうのはお分かりになると思うんですけれども、あの日本のマスコミはどうもそういう最も ベーシックなことさえ報道してないらしいんですね。

 

で話を元に戻しますと ヨーロッパ・中東・東アジアこの3つの地域を同時に支配しないとアメリカは世界を支配 できません。それでウクライナ戦争での大失敗で見てもお分かりになると思います。 要に、ヨーロッパ支配というのはこれはもう ロシアが圧倒的に有利な立場を、あの、ポジションを持ってしまって、でNATOは数だけ は増えてるんですけれども、実際問題としてはアメリカと それからちょっと甘くいってフランスとイギリス、この3つの国、あの、戦える状態に あるのはこの3カ国だけですね。

 

でスウェデンとフィンランドが入ったから 32カ国になったと言っても、実戦能力、実際に戦場に送り出して戦える能力を持って いるのはこの3つの国だけなんです。
であのそういう状態ですからあの 実際にあの実戦を積んでどんどんどんどん新しい兵器をあの改良して生産してる、膨大な数の新しい兵器を あの生産しているロシアと今戦える状態ではないです。


そうするとアメリカは中東を 支配できなくなりヨーロッパ支配に失敗しそれから困ったこと に、あの中国と北鮮が1年半前からつまり22年2022年の秋頃からものすごい 勢いで戦術核兵器を増産し始めたんですね。
でなんで戦術核兵器を増産するかって言う とプーチンがもしNATOがウクライナに出てくるんだったら我々は必ず戦術核兵器を 使うとそういう風に言ってるわけです。

でそうするとアメリカだけじゃなくて NATO諸国の通常戦力はウクライナに出てこれないんです。

 

であの日本でもアメリカで もNATOの通常戦力を数の上だけ見れば圧倒的に優勢だから、あのいつでもあのNATOがロシアと戦えばNATOが勝つに決まっていると いう解説をする人が多いんですけれども、1958年あたりから、アメリカにはもしアメリカがソ連の通常戦力と戦争せざる得ないような立場になったら、当時のソ連の 通常戦力っていうのはアメリカの通常戦力よりもよっぽど巨大ですから、アメリカは ソ連の通常戦力に関して先に戦術核を先制 使用すると、これアメリカが言い出したん ですね。
 

自分の国よりも優越した通常戦力を持つ国に対してその国と戦争せざるを得なく なったらアメリカは自分たちから先制して先にじて戦術核を先に使うと。これが1958年から1965年にぐらいにかけて アメリカが言い出した核戦略で、でそれからずっとアメリカはそのやり方をあのその 考え方を維持してきたわけですね。
でプーチンはそれと同じことを言い出した わけです。ウクライナでそうすると。

アメリカは止まってしまったと。要するにアメリカは そロシアが通常戦力の通常戦力において不利な立場にあるロシアが戦術核を 先制使用するという立場に置かれるのを避けるために、あのNATOの優越した通常戦力を使ってロシアのあの量が少ない通常戦力を叩きのめすということを避けてるわけですね。

で北朝鮮と中国の話に戻りますけれども、北朝鮮政府と中国政府はこれを見 て自分たちよりも圧倒的に有利な優位な立場にある通常戦力を持つ国でさえ、我々がつまり北朝鮮もしくは中国が数百発の戦術核兵器を持てば、その巨大な通常戦力を持ってる国は出てこれないと。北朝鮮や 中国を攻撃できないということを学んだんです。


それでそれがあの理由で2022年 の秋から北朝鮮とあの中国もものすごい勢いで戦術核弾島を増産し始めたわけです。
戦術核弾頭っていうのはあのいわゆる長距離大陸間弾道弾に乗せるあの巨大な水爆弾頭と違って、その規模があの1/20か1/30で済むんですね。ですからあの水爆弾頭を 作るよりもよっぽど簡単なんです。

であの北朝鮮と中国はその先戦術核弾頭を何百発 もあのものすごいあの早いスピードで増産することを今目指してるんですね。でこれ どういうことかって言うと、これがどういう意味を持つかって言うと、今から34年 経つと北朝鮮もは多分数百発の戦術核それから、中国に至っては先発以上の戦術核弾頭を 持つという予測があるんですね。


とにかく中国は現在で さえ巨大 な戦略核弾頭と巨大なあの水爆弾頭を数年以内に先発もしくは1500発レベルに 増やすという風に言ってて、これはもうアメリカを認めてるわけです。だけどそれ よりももっとはあの手取り早く増産できる戦術核のあの増産まで始めたわけですね。 そうするとあの今から4年か5年経つとアメリカはアメリカの通常戦力がどれほど優位にあるからと いって数百発もしくは1000発以上のあの戦術核弾頭を持つようになる中国や 北朝鮮を決して攻められないと。

なぜなら北朝鮮も あの中国も現在のロシアが言ってるように、そして1960年代の初期からアメリカが 言っていたように通常戦力において不利な立場をに置かれたら、我々は戦術核を先制使用するというに立てるわけですね。
 

そうするとアメリカは東アジアにもでもあの北朝鮮や中国と戦争できない状態になると。 これこういう状態が今から4年ぐらい経つと4年か5年経つと、出現するよう になるわけです。


そうすると元の話に戻りますけれども、アメリカは1947年から アメリカがヨーロッパと中東と東アジアの三か所を同時に支配するいうのを国家の グランドストラテジーの最も重要なあの条件としてきたわけです。

 

けれどもこの条件 がすでに中東とヨーロッパではすでに崩れているし、それから今から4年後5年後には あの東アジアでも崩れていくと。そうするとあの現在中東で失敗しているはあのウクライナでの失敗に続いて、要するに3つ の戦略地域のうちの1つ2つと2つともあの支配できないと。で今から数年すると3 つ目も、3つ目の東アジアも支配できなくなるだろう、できなくなるという状態になると思う んですね。

ですからあのアメリカによる世界支配システム が本当にボロボロと あの要するに、ワシントンから見てると、本当にまよくもこんなに早くボロボロと崩れて いくもんだというあのちょっと驚きを含んだ目で見ております。

 

それであの今日の 話題の中東に戻りますけれども、中東は現在のあのあのパレスチナの問題 で身動きが取れない解決策がない状態に追い込まれたわけではなくて1948年 からずっとひどいことやってるんです。

でなるべく早くこの問題ぜ詳しく説明すると 2時間ぐらいかかりますから、今からあの要点だけかまであのパパパッと15分か 20分ぐらいで喋りますけれども、1948年にトルーマン大統領がイスラエルという 国を認めて、で独立国にすると決めた時にトルーマン大統領の補佐官を務めていた 国務長官と国防長官とCIA長官は3人揃ってそれはやめてくれと。

 

あれは パレスチナ人の土地だ あのパレスチナ人の土地をパレスチナ人の了解もなく 突然今日からあれはユダヤ人の土地だとそんな乱暴なことをやったら今後 の中東政策はもうガタガタになってしまうと。必ずそのうちひどい問題を引き起こす から、あのパレスチナ人の土地を半分よく7割ぐらいあのユダヤ人にあげてあの渡してしまうようなことはやめて ほしいと。

 

で要するにとペンタゴンとCIAがあの一致して猛反対したのに、それにも関わらずトルーマンはあの最初は あ半分か半分ちょい52ぐらいかな、のパレスチナの土地を あのユダヤ人に渡してもいいと。で最終的にはユダヤ人は確か70、76%かな、3/4以上取ってしまったわけですけれども、とにかく トルーマンはそれを認めてしまったと。

でなんでトルーマンがそれを認めたかていう と1948年ですから大統領選挙の年なわけです。
トルーマンは大統領選挙を戦う のにお金が必要なわけです。で現在もそうですけれども、当時のアメリカでも1番 大統領選挙でお金を使う能力があるのはあのユダヤです。でこれは別にユダヤ陰謀論 を言ってるわけではなくてこれは事実なんです。

 

とにかく当時も現在も大統領選挙で 1番お金をばらけるのはユダヤと。これもう決まってるんです。でトルーマンは個人 的にはユダヤ人が大嫌いだったんですよ。でねあのトルーマンの日記読んでるともうね ユダヤ人の悪口がしち出てくるんですよ。でもうユダヤ人はもうとにかく声が大きくて、 珍しいとかね、それからあのマナーを知らないとかね、それからものすごく傲慢で、あの 一方的な要求を押し付けてくるから気にくわないとかね、そういうことそういうあの ユダヤ人の悪口をね、トルーマンの日記読んでるといっぱい出てくるんですよ。


だからトルーマンていう人間はユダヤ人が 大嫌いだったんだけど、それにも関わらず、ユダヤ人のお金がないと大統領選挙を戦え ないからその理由だけでそういう単純な理由だけでパレスチナ人の土地の半分以上 実際には76か77%をユダヤ人にあげてしまう、渡してしまうと。でこれでもあのこれ から後のアメリカの中東政策っていうのはこの決定によってガタガタになりました。

それからあの長くなるとあの端折りますけれども1953年にアメリカは当時の イランがモサデク大統領という非常に教育レベルが高くて家柄も良くてまともな人が民主的な選挙によって あの大統領かな首相かなとにかく指導者に選ばれたんです。

 

けれどもCIAはあの現地 にイランにテヘランに乗り込んでクーデターを起こさせて、それであのパーレビ王朝という 実際には何の由緒もない、あのパーレビ王朝のあの皇帝のおじいちゃんは 確かあのイランの軍隊の馬の世話してた んですよ。だからね、あの軍人でもなくてね、単にね軍属でね、馬の世話をしてた人の孫なのにそれを由緒正しいパーレビ王朝だ とかね立ち上げて、それであのイランを民主民主体制から独裁国に変えてしまったと。 これアメリカのCIAがやったんです。

であのその後アメリカのCIAとFBIもこのパーレビ独裁政権に協力して、でイランの民主主義と自由主義の活動家を何万人も逮捕してでその確かね6000人か 7000人かな殺してしまってで6万人か7万人はものすごい拷問にかけて、で とにかく民主主義活動家と自由主義活動家をあのほとんどあの壊滅させてしまったと。 


でその結果あその残されたのがイスラム教のシーア派のお坊さんたちで。でさすがにね CIAとFBIもイスラム教の坊さんたちは逮捕できないんですよ。だからあの坊さんたちだけはあの要するにイランの秘密政策とその秘密 政策に警察に秘密警察に協力するイスラエルのモサドとそれからアメリカの FBICIAが手が出せなくて。でこの坊さんたちが1979年にイスラム教を革命 というのをやってパーレビ王朝を倒したわけです。
けれどもあの要するに今のイランが こういう状態になってしまったのも全て1953年にCIAがCIAと国務省が イランでクーデタをやるという全く不必要なことをやったせいでこうなったわけです。

で あの1979年にパーレビ王朝が倒れるとアメリカはイラクを応援して、でイラクとイランの戦争をさせて、でそのイラクとイランのえっと 1980年から88年までの戦争の最中にイラクは大量の独ガス、マスタード弾、それから、サリン弾、サリンの毒ですね、をつけた ミサイルをイラン軍に打ち込んだんです。

けれどもこの化学兵器、毒ガス兵器をイラクで製造してたのがアメリカとイギリスの軍事 産業です。
 

だから要するにイラクがイランに侵略戦争を仕掛けたら国際法違反の毒ガスミサイル。マスタードガス弾をつけたミサイルを イラク国内で製造してそれをガンガンガンガンイラン軍にぶち込ませた と。
これねペンタゴンとCIAがやったんですよ。


でとにかくねそれでもちろんあの イラン人は大量に死にましたしクルド人も殺されました。(注:イラン軍として戦ったクルド人がイラン人と共に、米英がイラク軍に与えた毒ガス兵器で大量に死亡した ということです。)
 

それで2003年にあの アメリカがイラク侵略戦争をやってサダムを裁判にかけた時アメリカがサダムを死刑 にする口実として彼らがあげたのが あのイランイラク戦争中にイラク軍はイラン軍とクルド人に大量のあのマスタードをガス弾打ち込んで殺害したと、これがアメリカの起訴内容 だったんですね。

 

だけどそのあの毒ガス兵器を使ってイラン軍とクルド人を大量殺害する それをやらせてたのはアメリカ でしょ。毒ガス弾とミサイルを提供してたのはアメリカなんですよ。

ところがね2003 年にアメリカがイラクに対して侵略戦争をやると。それを理由にサダムフインを縛り首にするという、全くね、よく、よくこんなことができるもんだというようなあのこと をやってますね。

 

であのそれから1982年になるとあのイスラエル軍が当時パレスチナ人がPLOとパレスチナ リベレーションオーガニゼーションかな、とにかくあのパレスチナ解放戦線というの を作って、で時々あのヨルダンとかレバノンからあのイスラエルに攻め入ってたんです。


けどそれはもちろん 祖国、祖国を解放するための戦争なわけでね、イスラエルにとってはテロなわけです。だ けどPLOにとってはすごく解放のための戦いと。でそういうことやってたもんだから。 イスラエルがレバノンに攻め込んでってレバノンの住民の確か65万人中心部の 65万人をあのイスラエル軍が取り囲んで、それで水も食料も電気も全て供給禁止にしてそれであの爆弾をバンバンぶち込むと。

 

でここで面白いエピソードが あるんですね。これあの今日皆さんに是非聞いていただきたいエピソードなんです けれども当時の大統領はレーガン大統領でした。

で当時上院の連邦上員の外交委員会の重要議員がジョー・バイデンでした。
それでこの1982年の あのレバノン侵略イスラエルによるレバノン侵略戦争に 対して、レーガンとバイデンは全く正反対の反応を示したんですね。

 

これであの歴史に 残るエピソードだと思うんですけれども、ちょっと聞いていただきたいんですけれども、レーガン大統領っていうのは まだあの大統領になって2年目だ から、どのぐらいの能力があるかっていうのまだはっきり分かってなかったんですね。で ホワイトハウスの3階のベッドルームでテレビを見てたらイスラエル軍が ベイルートを包囲してベイルートに住んでいる相当な数の民間人にバカスカあの空から爆弾を落としそれから大砲で爆弾を落とし、その爆弾がクラスター弾というねあの一発あの打ち込むと途中で何百発にも分かれてそれで要するに人間に対して巨大な損害、要するに最初から人間だけを大量に殺すために作られてるクラスター弾、爆弾がクラスター弾なんですけども、これを 包囲されているベイルートの、あのレバノン人とそれからげそこに逃げ込ん でるパレスチナ人に対してクラスター弾を猛烈に打ち込んだんですね。

 

でレーガンはそれ をホワイトハウスのテレビで見てて怒り出して、顔真っ赤して怒って、なんでこんな ひどいことするんだとね。で自分の秘書のデーバ、確かマイクデーバーって男だと思い ますけど、デーバに向かって顔真っ赤にして、「イスラエルはなんでこんなひどいことするんだ」とそしたらデーバがレーガン大統領に、You are the president,と、あなた大統領でしょ、と。で自由世界のリーダー でしょ、と、でこれこんなあの要するに民間の大量虐殺は あなたがやめろて言えば止まりますよ と言ったら、レーガンが驚いて、「俺にそんな能力あんのか」と。で「あります」ってね。

 

それであのデーバーが電話持ってきてそれで イスラエルのベギン、あの当時の首相のベギンに電話してくださいと。 で レーガンが電話して。でベギンに即座にあのベイルートで民間人を無差別虐殺する のをやめろ。ベイルートに無差別攻撃を加えるの やめろとそういう風に言ったんですね。
それでその時だけは あのレバノン人とパレスチナ人の無別虐殺が終わったんです。
あの一時的に止まった
んです。

 

ところが当時連邦上院の外交委員会の議員をあの重要議員だったバイデンはレーガンとは全く 180°逆の反応したんですですね。でその当時たまたまその前か覚えてないんですけども、たまたまベギンがワシントンに来てそれで上院議員と非公会の要するに マスコミがいないところで、上院議員だけの席であの今度のあのベイルート攻撃をどう思うかということを話し合ったん ですね。
で多くの議員があの総の民間人に対してクラスター爆弾を 使うのやめてほしいと。
あれはあまりにも残酷だとだから、あの我々はアメリカが提供 したクラスター弾がああいうことに使われるのはあのちょっと賛成できないんだと 言ったんですね。

そしたらバッとあのバイデンが立ち上がって、ものすごく大きな 声でイスラエルのやってることは正しいと、であの私は100%賛成だし、もっと本当の こと言うと、まだやりたりないぐらいだと。
もっともっと攻撃しろと。で必要なら ばもっともっと女と子供を殺しても構わない と。そうバイデンは言ったん です。

 

で分かります?テレビを見てて顔真っ赤にしてで怒り出してレーガンがこれなんとか してやめさせろと言ったとその同じような時期に、その前後にバイデンはイスラエルの 首相とあの会談してもっとやれもっとやれともっと爆弾ぶち込めともっと殺せ、と、これ 1982年のだから1982年から2024年までバイデンの態度って全然 変わってないんですよね。

レバノンの非武装の女子供、それから パレスチナの被武装の女子供が何千人何万人殺されてもバイデンはもっとやれ、と、もっとやっちまえと、これがバイデンなんです。

 

レーガン大統領はあのまともな人間ですから、それを見てあのこの後は即座に アメリカはクラスター弾をイスラエルにも提供しないという風に決めて、でその次の年 にはアメリカはジェット戦闘機をイスラエルに提供することもしない。だから あのアメリカの政治家がね全員悪いやつだっていうわけじゃなくて。少なくも あのレーガン大統領っていうのは本当のこというと、あのそれほど賢い人でもないし、あのなんていうか大統領としての、あの行政手腕があったかどうかも、ちょっと、あの人ね あの単純すぎるんですよ。
あのでもね、まこういう場合にはあの正しい判断をする という人であって、でバイデンはあのその正反対で、ちなみにベギン首相 はバイデンの言葉からすごく強い印象を受けた。で あのワシントンからイスラエルに帰った後イスラエルのジャーナリストと の懇談会でアメリカにはジョー・バイデン上院議員 が ジョーバイデンという上院議員がいる と。でこの人はすごい強行派で、私にもっともっと女子供を殺せとそういう風に 言ったと。でさすがに私はそれは戦争法違反だからそれそういうことを意図的にやる わけにはいかないと。そういう風に答えたと。
そういう風にベギンは言ったそうなんですね。だからあのベギン首相にとっても あのジョーバイデンのものすごい強行な態度、女子供をもっと殺してもいいから、もっとやれ もっとやれ、とそういうことを言うのはかなり強い印象をあの受けたらしいです。

でその次に1990年代に飛びますけれどもあの 1990年代の初めに湾岸戦争っていうのがあって、でイラク軍はあっという間に クウェートから追い出されて、でアメリカは非常に厳しい経済制裁をかけたんですけれども、この経済制裁はクリントン政権時代に非常にあの歴史上 あの稀に見る厳しい制裁になって、であのアメリカはイラクが単に あの武器に必要な軍事力に必要なものをあの輸入できなくしただけではなくて、食料や医療品まで非常に厳しく あの制限したんですね。

 

クリントン政権の8年間で国連のレポートによると150万人のイラクの民間人がこの経済制裁と医療医療品制裁によって死亡したそうです。で あの150万人死んだうちの8万人は15歳以下の子供ででえっとそのうちの 62万円が5歳以下の子供だったそうです。これをあの要するにそ要するに子供を民主党のクリントン政権は大量に意図的に殺害したわけです。それで1996年に当時国連大使だっったマデレーン・オルブライトがCBSの60分ミニッツっていう番組あのニュース番組に出てインタビューされ たんですね。であのインタビューアーは女のレズリー・ストールとかいう女性の司会者なんですけれども オルブライト国連大使とクリントン政権の非常に厳しい経済制裁と医療品制裁の おかげでイラクの子供が50万人死んだという報道がなされていますと。

「あなたは アメリカが実行した経済制裁医療品制裁のために他の国の子供が50万人も死んだということをどうお考えになってらっしゃい ますか」という風にあの質問したんですね。

そうするとマデレーン・オルブライト当時は国連 大使ですけれども次の年からあの国務長官になるんです。でマデレーン・ ルブライトは国務長官として自分の外交政策の根本は人権外交であるとヒューマンライツ・ディプロマシー 、人権外交 っていうものを売リ物にしたのがマデレーン・オルブライト国務長官であり、あの国連大使 なんですね。それで50万人も5歳以下の子じゃなくて50万人も子供を殺害した ことをあなたどう思ってるんですかと聞かれて、マドレのオルブライトは The price is worth it, プライスっていうのは値段ですよ。

 

要するに50万人ももの子供を殺したという値段そのような値段を払ったこと は価値のあることだと。要するにイラクっていう国を弱体化させるのがクリントン政権 の経済制裁と医療品制裁の目的だったわけですね。でそのイラク弱体化のために厳しい経済制裁医療制裁をかけて50万人の子供 が死んだんだったら、「あ、そう」と、「それがどうしたの」とthe price is worth it. 「価値があるわよ」と。「50万人じゃないの」とね。これがね、アメリカの国連大使アメリカの国務長官の本音なんですね。

でこれあのこれ、作り話じゃなく今でも GoogleかYouTubeにマデレーン・オルブライトそれからあのねCBS 60ミニッツ、1996年って、マデレーン・オルブライトと書き込めば。今でもYouTubeやGoogleでマデレーン・オルブライトがThe price is worth it. と 言ったのが見れますから。あの興味のある人は是非ご覧になっていただきたいんですけれども、とにかくねアメリカ政府はイラクを弱体化させるためにあの実際には50万 人じゃなくて5歳以下の子供が62万人、それから15歳以降の子供は80数万人死んだんですけれども、とにかくイラクを弱体化させるためだったら。 80何万人の子供が死のうが150万人民間人が死のうが構わないんだとね。でそれ がアメリカの人権外交だとアメリカの人権外交っての素晴らしいだろうと。それが クリントン政権の態度なんですね。

であのクリントン政権の後は要するにあのブッシュ政権でで2003年になったらまた嘘の根も葉もないあの、要するにイラクは アルカイダと協力してあの9月11日のニューヨークのテロをやったとかね。それ からイラクは今でもあの化学兵器物兵器をしっているとか イラクはすでに核兵器を開発中であるもしくはすでに核兵器を保有しているこれ 全部嘘なんです。

全部もう嘘、嘘800を並べ立ててイラクをイラクに対して侵略 戦争国際法違反の侵略戦争をやって、であの占領してみたら何にもなかったとね。化学 兵器も生物兵器も核兵器も何もなかったと。

それからアルカイダと協力してたっていう 証拠も1つも出てこなかったと。で全くあの1から100まで全部嘘をついて侵略 戦争をやって、この侵略戦争によってイラクっていう国はもう破壊されてしまって、元々イラクっていうのはスンニ派のアラブ人とシーア派のアラブ人とクルド人とでこの3 つのグループがあの出てきた国で、でシーア派っていうのがものすごく強いんですよ。

 

で 結局ねサダム・フセインを殺した後はもうまともな国ではなくなってしまって。であの アメリカに数10万人来てその後はあの自分たち同士で、要するにクルド人とシーア派 とスンニ派が内戦を始めて、でそれによってまた100数十万人死んだんですね。ですからあの1990年から現在にかけてあのアメリカはイラク、イラクの民間人 を少なく見て250万60万を見れば300万人ぐらい 殺してるわけです。

であのこの250万から300万のあの死亡したイラク人っていう のは全くあの何の必要もないのに殺されてしまった人たちですね。

であの もっと面白いのは あのアメリカは全然反省してないと。本当に 反省してないですよ。だってあのブッシュ政権がああいう嘘をついて、化学兵器持ってる生物兵器持ってる、核兵器を持ってる、アルカイダに協力してたと、嘘をついて侵略して侵略戦争 やって大失敗して、国をデタラメにして百数十万人死亡させたのに、それを非難する外交評論とかそれから論とか軍事評論家ほとんどい ないんですよ。

おかしい、すごくおかしいんですよ。
 

あれだけのことをやっておきながら誰もブッシュ大統領チェイニー副大統領それから コンドリーザ・ライス国務長官それからラムズフェルド国防長官そういう人たちの 責任を追及しないんですね。

で明らかにブッシュ政権でやったことは国際法違反の戦争犯罪な わけですだけど、アメリカ国内からはアメリカの政治家が嘘をついてこんな大戦争をやったのにその責任を問えと説明きちんと説明しろとそういう声が全く出てこないんです。

 

でなんで出てこないかって言うと、ある特殊勢力が、ある特殊勢力がね、民主党と共和党の政治資金ネットワーク を支配してまして、でその特殊勢力はアメリカのマスコミとシンクタンクも支配 してるんです。

 

でしかもそのあの特殊勢力はアメリカの大手の金融業も支配してます。だ からその特殊勢力がネオコンというグループを使ってイラク侵略戦争をやら せたわけです。けれども、みんなその特殊勢力が怖いから、でその 特殊勢力と喧嘩しても負けるに決まってるから。なぜならばその勢力はね、政治資金 ネットワーク金融業マスコミ、シンクタンク、全部支配してるわけですよ。で怖いわけですよ。

だからああいう全く根拠もない、しかも非常に残酷な侵略戦争をやっても それを実行した人たち、そしてその実行を消しかけたネオコンと呼ばれる人たちは 非難されないんです。


でこの特殊勢力が誰かっていうのはもちろん あのこの番組を見ておられる方はあの理解されておられますとおられると思います けれども、僕はその名前を言うとその特性力を名指しで言うとまたロクでもないね、BAN されたりするからここでは言いませんけどね、とにかくね、あのね、そういう特殊勢力が 例えばあのマデレーン・オルブライト、人権外交で有名なあの素晴らしいマデレーン・オルブライト国務長官、そのあの彼女もその特殊勢力に所属してました。

で あの次にあのオバマ政権に行きますけれど、もあの話がなくなっちゃうのでもうやめ ますけど2011年にオバマはリビアのカダフィがオバマ政権はリビアの カダフィが自国の民間人を大量殺害しようとする計画を立てていると。我々は カダフィがそのような非常に忌まわしい危険な計画を立てているという情報を握って いると。だから我々はカダフィがその民間人の大量殺害を実行する前にカダフィを攻撃 しなければいけないと言って、リビアを攻撃してカダフィを殺して、でそのせいでその後リビアは3つに分かれて国内で 戦争を始めてでその内戦のおかげであの80万人のリビア人が死亡しました。

全く同じ2011年にオバマはシリアのアサドがあの毒ガス兵器によって自国のあの反対派を 殺そうとしていると。で我々はそれに対して対抗する必要があるという情報をばらまい て、これどこまで誰が、誰がガス兵器を使ったのか未だに分かってないんですよ。とにかくね誰かがどっかで毒ガスを使ったというんで、これはアサドのせいだ、アサドの せいだと言って、オバマ政権はあのアサドっていうのはシーア派なんですね。でオバマ政権は シリアのスンニ派特にアルカイダとそれからIS、イスラミックステート、イスラム国って呼ばれた原理主者がいましたよね、だからISISもあのアルカイダもスンニ派なわけで、オバマ政権はこの過激派のスンニ派の テロ集団に大量の武器とそれから資金を流し込んでで、このスンニ派の原理主義者集団もしくはテロ集団とアサド政権を戦争させてシリアを内戦状態にして、でこのシリアの 内戦であの70万人死にました。

 

ですから2011年にオバマ政権はシリアとリビア を破壊して、で故意に意図的に内戦状態を作り出して、でそのせいで、あのすでにその時 から現在まで内戦で150万人死亡してます。

そうするとあの先ほど言いましたね、クリントン政権とブッシュ政権がイラクで250万70万300万とにかく250万 から300万死亡させてて、であの今度のあのシリアとリビアでも150万人死亡させてて、でそれとは別として、あの1980年代にアメリカは毒ガス兵器を イラクに渡してイラン人とクルド人をあの殺させて、ででれそれとは別に今度は2015年からだと思います けれども、あのイエメンのあのどっちと、サウジアラビアと、それからアラブ首長国連邦に味方する側にあの武器援助軍事援助始めて、それで サウジアラビアとあとアラブ首長国連邦の軍隊を使って、で 武器と弾薬は全部アメリカが与えてるんです。

で実際のあの爆弾を落とすのはサウジ アラビアとそれからUAEのアラブ連邦のにやらせたんですけれども、それでイエメンの民間人に大量の爆弾を落として、でここでも数10万人殺し て、と、そうするとね皆さんね、結局ね最近40年間 のアメリカの中東政策ですね、これによって死ななくてもいい人が 少なく見て少なく計算して450万人か470万人、多く計算する人によると520もか530人死亡し てるんですね。

 

あのアメリカは少なくともアメリカ 政府それから国務省とね、ペンタゴンとCIAを比べると、面白いことに、CIAがね。実はね1番批判的なんですよ。こういうやり方に対して。でCIA って言ってさなんとなくさ、悪いやつの集団とそういう風に思うでしょ。ところがね CIAのアナリストってね、あのまだ常識が残ってる人がいて、こんなにね民間人をね 大量にさあの死亡させるようなことやってて全然アメリカの国益になってないと。で 中東のあの統治状態ねガバナンス中東のガバナンス地情勢はどんどんどんどん悪く なってるとでね。もういい加減にやめたらどうだと。でねそういうまともな意見を言う人が1番多いのはCIAなんですよ。でね逆にね、あの政治家とかネオコンとかイスラエルロビーとかそう いう連中に番いいなりになっちゃうのが国務省。

 

国務省はね、とにかく他の国に対してひどいことやって、でイラク人なりあの イエメン人なりリビア人なりシリア人の子供があの100万しのが200万人死のうが、そう?What?それがどうしたと。もうねもう偽善者、国務省、国務官僚、口先でね、ものすごい綺麗事なんですよ。マデレーン・オルブライトにしてもコンドリーザ・ライスにしてもヒラリー・ クリントンにしてもね。で、他の国を守ってあげたいとかね、我々は 他の国のね、あの人権を守るためにかわいそうな女の人たちを守るために アメリカ外交をやってるんだと。

 

それで彼らがよくいうのが responsibility to protect American foreign policy で他の国の国民を保護してあげたいから、アメリカは善意に基づいてアメリカ外交を やってるんだと。そういうね、もっともらしい、もう偽善に満ちたことを言いながら、実際 にアメリカがひどいことすると、その共犯者、一緒になって大喜びしてやってんのが国務省なんですよね。

で2014年のウクライナのクーデターあれが結局ね、今度のウクライナ 戦争に繋がってるわけですけども、あのウクライナのクーデターやらしたのも ビクトリア・ヌーランド国務次官補でしょ。で彼女はバイデンの下で働いてたんですよね。

 

で バイデンもやれやれつって、でとにかくね、あのとにかくネオコンにしてもイスラエルロビーにしても、バイデンみたいな、バイデンとかブッシュと かチェイニーとかクリントン夫妻のような政治家にしても、とにかく あの嘘だと知ってて平気で嘘をつくし偽善だと 知ってて、平気で偽善的なことをやって、で それが偽善だとバレてその偽善の偽善的な行動の結果、他の国の国民、他の国の女子供が何百万人死のうとも、「あっそう。」とそう、What? それはどうしたの? と。

でねあのちょっと話が ずれちゃいますけれども国務省とペンタゴンは日本はアメリカの核の火に よって守られてるから大丈夫だ。だから日本は自主的な核抑止力を持つな。もし北朝鮮なりロシアなり中国があ日本に対して核兵器による威嚇もしくは日本の上空なりあの無人を攻撃 するなりする、あのニュークリア・デモンストレーションをやったら、我々が 必ず日本を守るために北朝鮮中国ロシアと核戦争してあげます、と。それが核のカの保証 ですとね、国務省もCIAもペンタゴンも特に国務省なんですけども、言うんですけども、それももちろん100%嘘ですね。

だってさ、他の国の子供を何百万人も死亡させといて、けろっとして、これがアメリカの人権外交だとそういう風に言う国だから、日本人を騙す なんて簡単なんですよ。

国務省にしてもCIAにしてもペンタゴンにしても キャリア官僚はアメリカが日本を守るためにロシアや北朝鮮や中国と核戦争する なんてことは100%ありえないと知ってるわけで、知っててそういうそうを言うんですね。

で知ってるんですよ。で残念ながら日本の外務省、防衛省、自衛隊幹部はそれはおかしいと反論しないんですよね。

あの日本の保守系の新聞社のワシントン特派員も左翼のワシントン特派員も反論しないんですよ 。
日本人っていうのはだからアメリカが中東に対してものすごく残酷なことやっても それっておかしいんじゃないのと面と向かって言わないしね。

それから日本は アメリカの核の傘によって守られてるから、大丈夫とだから、日本人だけには核を持たせ ないと言われても黙って何も反応しないんですよ。

すごく不思議ですよね。もうこの話 ちょっとずれちゃいますから、やめますけど、とにかく のあの中東政策っていうのはそういうもの です。

 

であのちょっと話が長くなっちゃったので、要点だけ短く言いますけれども、あの ハマスがけしからんと、ハマスはテロ組織だからけしからんと 言ってますけれども、元々これ2007年からイスラエル政府はハマスを支持してました。

 

でハマスにガザを支配させて、でウエスバンク、ヨルダン川の西側地帯をあの PLOもしくはパレスティナオーソリティというPAとPLOもしくはPAに統合すると、であのパレスチナ人を分裂、あの分裂させておくことがアメリカの利益 になるから、だからイスラエル政府は えっとね、確かねカタール、カタールを通じて ハマスに運営資金を流し込んでました。

 

だからあの今度のあのテロ事件はなんかハマスがとんでもないテロリスト集団で 突然襲いかかったということになってます けれども、実際には2007年からあの去年の10月までイスラエルはせっせとハマスを 支援してました。これが実態です。

それからね、もう1つあのイスラエル問題、今度の パレスチナ問題が絶対に解決しない理由を述べさせていただきますけれども、イスラエルっていう国は最近50年間で国内政治がもう全く別の国になっちゃったんですよ。
 50年前のイスラエルの国内政治と現在の国内政治っていうのも全くもう別の国です。 

でね、例えばね1970年の初め頃にイスラエルで世論調査をするとね、あなたは リベラルですかもしくは保守派ですかともしくは中道派ですかという風に聞くと 1970年代の初めの頃のイスラエル、イスラエル人、イスラエルのユダヤ人ですね イスラエル人っていうのは約3割が私は保守派であるともしくは右派であるとで3 割か35%ぐらいがリベラル派もしくは左翼であると答えてたんですね。

ところがま 1977年にリクード党という右翼政党が政権を取ってそれから以降はもう右翼がどんどん どんどん強くなって、で最近ではあの、去年の要するに このハマスとの戦争が始まる直前の直前の状態では イスラエルに住んでいるユダヤ人の65%から70%が私は保守だ、もしくは私は右翼であると答えてるんですね。で私は左翼だもしくは リベラル答える答えるイスラエル人っていうのは1割以下なんですよ。

最近ね確かね7%、6%か7%か8%しかいないんですよ。そうすると向こうは保守派 はね保守派翼は65%から70%でしょ、そうするともうね、あのイスラエルっていう のイスラエルっていう国にはもうね、リベラル派とか左翼っていうのはいない状態で、あの6割か7割が私は右翼であると、もしくは私は保守派であると。で保守派って いうのは ほとんど全員がパレスチナ人に独立国を持たせるなんてとんでもないと。 

そんなこと全く必要ないと。パレスチナ人なんていうのは抑えつけておけばいいんだと。 押さえつけて反乱を起こしたらどんどん殺せばいいと。

であのイスラエル政府の イスラエルのえっと安全保障会議の全副議長だったエトジオンっていう人がいるん ですけれどもそのエジオンさんに言わせれば、イスラエルのやり方っていうのは あのイスラエル人のイスラエルの民間人が 1人殺されたらパレスチナ人を、パレスチナの民間人を 100人殺すと。でイスラエルの民間人が10人殺されたらパレスチナの民間人を数千人殺すと。それがイスラエルのやり方だと。

そうすると要するにね、こっちがやられ たら100倍返すというやりでね、エトジオンさんは真面目な 人だから私はそういうやり方には賛成できないと。そういうやり方を続けると。ますます 問題がこじれるだけだと、彼は言ってるんですね。

だからあの1人殺されたら100倍 殺せばいいというやり方は彼は間違いだっつってるんですけれども、でも彼のあの 観察によると、イスラエル人っていうのはあのパレスチナ人が何らかの危害を加えたら、あの我々は100倍殺せばいいとこういうのがあのイスラエル人のものの考え方だそうです。

でエトジオンさんはイスラエル人がこういう考え方である 以上、である限り、2国間、あの2ステート・ソリューション、2つの国を同時に 平和共存させるということは無理なんではないかと。

それからもう1つ、2ステート ソリューション 、2つの国による解決策が不可能な理由は えっと1970年代のえっとね、確かねまだ数千人ぐらいしかのウエストバンク、ヨルダン川の西側と 西岸と呼ばれるところにあのユダヤ人の入植者がいなかったんですけも、現在はあの そもそもパレスチナ人のであったえっと東エルサレムとそれからウエストバンクあの 西岸地ですねを合わせると75万人ぐらい入植者がいるんですね。

であのイスラエルの 地図を見るとウエストバンクっていうなんか豆みたいなところがあってそこが パレスチナ人の土地であるかのように見えるんですけれども、実はこのウエスト バンクの地図の8割はすでにパレスチナ人が利用できない状態なんです。 

ですからウエストバンクのたった2割の土地だけ、あのパレスチナ人が使えるんですね。そうするとウエストバンクのたった2割とガザとそこに730万人のパレスチナ人がいるんです。

でイスラエル全体にも730万人のああのユダヤ人がいるんだから現在イスラエルの支配イスラエルっていうところでは730万人のユダヤ人、730万人のパレスチナ人が同居してる状態なんですけれども、実際には皆さんご存知のように、もうガザはほとんど完全に破壊されて しまった状態だし、ウエストバンクでも一見豆みたいに見えるところでも実際にはその 豆のよくたった2割しかあのパレスチナが利用できない。

 

そうするとねあのね、これだけ土地を盗まれてしまったらもしくは土地を破壊されてしまっ たら、2ステーツソリューション2つの国があの平和に共存する状態というのはもう実現不可能です。

もうパレスチナ人が 住むあの土地は残されてないです。ですからあのバイデン政権アメリカ政府が我々は2 ステートソリューションを実現するために現在パレスチナ外交をやってると、アメリカ の国務省とホワイトハウスは言っておりますが、これは真っ赤な嘘です。100%嘘、 5000%嘘。絶対ありえない。

もう今のあのイスラエルとの状況を見ると、2ステート ソリューションっていうのはすでに実現不可能な段階をに到達してるし、それを超えてるんですよ。だからありえないんですね。

でアメリカ政府の立ちの悪いのは 核の傘と 同じなんですけれども、最初から嘘だと知ってて嘘をつき続けるんですね。これはもう すごいもんです。偉いもんです。

本当に嘘だって100%知ってて、嘘ばっかりつくと。 これがあのアメリカのやり方です。で今度のでこれが最後にしますけれども、今回のあの パレスチナ紛争のために中東政策がガタガタになってしまったんですけども、これで1番特をしてるのはもちろん中国とロシアです。中国とロシアが1番得し てますっていうのは アメリカはウクライナ戦争失敗して。もうどうしていいかわからないとそういう状態の時に、パレスチナで散々デタラメをやってきて、それで パレスチナ人が暴動を起こしてで イスラエル人がめちゃくちゃまたパレスチナ人を虐殺し始めてひどい状態に なって、であのアメリカ政府が2ステート・ソリューションつっても、そんなことあの 絶対実現しないわけですから。

そうすると中東情勢っていうのはますます混乱して ますます絶望的な状況になるわけですね。そしたらもうね皆さんがロシア政府かあの中国政府の首脳だったらどうお考えになりますか? これすごく嬉しいでしょ。


ウクライナであんなに失敗して今度は中東でもうまた大失敗してると。でウクライナの 失敗と中東の失敗から足を引き上げられないと。脱却で、あの抜け出せないと。で ウクライナと中東の失敗から抜け出せないアメリカ が東アジアで中国と戦争できますか?できるわけないでしょう。

だからあの中国とロシア は今回のあの中東情勢パレスチナ戦争をあの非常に喜んでます。で もう1つあの一か国喜んでる国をあげるとするならば、それはイランですね。イランのあの国際政治におけるポジションっていう のも今度の戦争によってかなり上昇してます。

 

イランが作り出したあの親イラン勢力、あの勢力、要するに、ヒズボラ、ハマス、それからえっとイエメンのフーシ、それからのアサド政権とそれ からイラクの非常に勢力の強いシーア派勢力、この5つのグループ はこんなこと言うとあれなんですけれども、あの戦闘能力は高いです。

 

でね非常に ディシプリン(discipline)、あの非常にね、鍛錬というか、非常に強いですね、あのイランとしてはこれらの5つのあの組織を使って、アメリカの中東支配を あの阻止する、妨害するということをやりながら、それと同時にアメリカとイランが 正面衝突として戦争するような事態には持ち込まないと、でイランにとって嬉しい ことに、このイランの、アメリカとイランは正面衝突はしないという政策に実はペンタゴンとCIAも賛成してるんですね。

 

だからCIAとペンタゴンも今アメリカはイランと中東で大戦争できるような状態で はないという風に考えてますから、ここら辺でね面白いことにね、イランとペンタゴンと CIAの意見が一致してまして、あの、もしかしたら暴発的に何か起きるかもしれ ませんけれども、現在の状態ではあの中東において、イランがアメリカと戦争しなければ いけないという状態は避けられる状態なんですね。


イランは既に核弾頭をあの6発か8発か10発作るのに十分なあの ウラニウム濃縮ウランを持ってるんですけれども、自分たちがいつ核弾頭を作るかっていうことは曖昧にしてるんですよ。
あのね作る能力は持ってるんだけどいつ作るかっていうのははっきり あの表明しないと。

でアメリカにとっても今イランと戦争するのは避けたいから イランが自国の核兵器生産、製造プロセスをどこら辺まで進めたのかと いうことを曖昧にしてくれてる方がアメリカにとっても都合がいい。

だから 現在あのアメリカとねイランっていうのは敵対し合ってるくせに、あの今のような曖昧な状態、それで真正面からの対立を避けるような状態を続けることがアメリカにとっ てもイランにとってもあの有利であるという、奇妙な状態になってます。

ただしあの最後につけ付け加えますけれども。アメリカの友好国と言われてるあのエジプトにしても、それからあのサウジアラビアにしても、それからあのアラブ首長国連邦にしてもバーレーンにし てもクウェートにしても、あのとても現在の中東で本当のリーダーシップ能力を発揮 できるような状態にはないですし、それから先ほど言いましたようにバイデン政権もあの2ステート・ソリューションという嘘をついて、今年の秋までね、今秋の大統領 選挙までごまかそう というのがアメリカの本音で、それで今年の大統領選挙の後、何を言うかというのは実はバイデン政権決めてないんですよ。どうしていいか、本当は本音を 言うとね。どうしていいかわかんないと。

それで彼らにとって1番困るのはあの イスラエル政府がパレスチナ人をウエストバンクと西岸地帯とそれからあのガザ から追い出すことなんですけれども、もしそれを食い止ることができるとしたら イスラエルは現在と同じようにあのガザを占拠しウエストバンクを占拠し、で パレスチナ人を毎週毎週あの何十人か何百人か、とにかくずっと殺し続けるという状態を続けると思うんですね。

でイスラエルがそのような状態を続けるっていうのは決して アメリカの利益にはならないんですけれど アメリカは何と言ってもその特殊勢力に政治とマスコミと金融とシンクタンクを全て支配されてますから、ね、その特殊勢力が 怖くてイスラエル政府がそういう延々とパレスチナ人を虐殺し続けると延々と パレスチナ人の土地を盗むという非常に残忍なことを続けてもアメリカ政府のあの要人とそれからアメリカの政治家アメリカ のマスコミ人はそれに対して正々堂々と抗議するもしくは批判するということはでき ない状態です。

ですからあの中東情勢はあのアメリカの世界支配能力が どんどん どんどん低下していくと同時に、中東政策もあの全く解決策が見つからない状態を 続けるだろうと、それがあの私の分析であります。
ご清聴ありがとうございました。

 

(文字起こし終了)