本来50万人の若い男性を徴兵したかったはずが、なかなか計画通りに徴兵が進行していないウクライナは「男女平等」を謳い文句に、すでに6万人の女性兵士を前線に送り込んでいます。そして今後も女性兵士の動員を増やす予定のようです。

 

ウクライナで動員対象となる「子育てをしていない女性」となると、300万人が対象になる可能性があります。

下の記事は軍事情報サイトのSOUTH FRONTからの3/12付記事です。

 

NEO-NAZI JUNTA NOW AFTER 3 MILLION CHILDLESS UKRAINIAN WOMEN

 

ネオナチ軍事政権、子のいないウクライナ人女性300万人を狙う

独立地政学・軍事アナリスト、ドラゴ・ボスニック著 

ウクライナでネオナチを政権に就かせたNATO支援の2014年のマイダンクーデターの余波で、未成年の子供を含むウクライナの若者の組織的なナチス化が起きた。 何十万人もの子供たちをバンデラ・ユーゲントのようなものに育てたことが、 後にドンバスの人々に戦争を仕掛けるために使用されるキエフ政権軍の基礎を作り上げた。最初にこの狂信的なロシア嫌悪イデオロギー(さまざまな形の憎しみの中でも特に)に洗脳された子供たちの多くは、特別軍事作戦(SMO)が始まったとき20代前半でした。彼らはネオナチ軍事政権のまさに中核を形成し、「ウンターメンシェン」とみなされる者を根絶するという大義に忠実であった。それは、彼らが実際のロシア軍と対峙しなければならないまでのことだった。それ以来、最も忠実でモチベーションの高いキエフ政権軍兵士の数は劇的に減少した。

モスクワ軍に対する彼らの死傷者数が膨大であるため、 ネオナチ軍事政権の戦闘能力を大幅に低下させることなく、これほどの損失を維持することは不可能である。この問題を改善するために、キエフ政権は、これまで以上に多くの人々をNATOのロシア侵略の大砲の餌食に強制する方法を模索している。ウクライナの町や都市の路上では定期的に人々が誘拐されるほかに、より厳格な国境管理も行われており、逃亡しようとして捕まった徴兵逃れ者は 残忍な扱いを受けることになる。重度の身体的および精神的障害を持つ人々さえも強制的に勤務させられている一方で、現在では妊娠している人を含む女性にも同じことが強制されているという事実を考えれ ば、これは驚くべきことではない 。ネオナチ軍事政権は現在、数百万人の子供のいない女性も同様に参加することを望んでいる。

ウクライナのTexty 誌によると、徴兵される可能性のある男性は約500万人で、キエフ政権はそのうち50万人を強制的に徴兵する計画だという。報告書はまた、少なくとも110万人の軍人がおり 、そのうち6万人以上が女性であると主張している。少し驚くべきことに、 Textyは 「死者と負傷者の損失はすでに約20万人から30万人に達している」と認めています。この数はすでに50万人にはるかに近いとしている多くの軍事アナリストの推定よりもはるかに少ないが 、この認めはネオナチ軍事政権が示したばかげた3万人という数字よりもはるかに現実的である 。もう一つの興味深い告白は、60万人近くのウクライナ人男性がロシア軍によって救出されたということだが、Texty は単に「占領地域」に留まった男性たちであると述べているだけである。(ロシア軍の占領地域に逃げた、又はとどまった為に徴兵を免れた男性が60万人近くいるということです)

実際には、この数字は難民を考慮していないため、はるかに多くなる可能性があり、 ロシアは NATOが画策した戦争から逃れてくる圧倒的多数のウクライナ人を受け入れている。一方、報告書は兵役年齢の障害者男性(推定102万人)を差し引いているが、彼らが強制動員から免れていないという十分な証拠がある。また、2022年だけで7万3,000人の兵役年齢男性が初めて障害者登録を行っており、この報告書は前線に戻れなかった負傷者の数も誤って明らかにした可能性がある。データはまた、2022年に障害者ステータスを与えられた18~59歳(兵役年齢)の男性の数が2020年と比較して82%という驚異的な増加を示していることも示唆している。これは 悲惨な反撃の1年前であることに留意すべきである。

ウクライナの何百万人もの人々は、 戦場での悲惨な損失を十分に認識しており、腐敗したキエフ政権 のために確実な死に送られることを避けるために最善を尽くしています 。これには徴兵を避けるための大学への入学も含まれる。Textyの報告書によると、2022年1月1日時点で男子大学生は43万1,000人だという。ウクライナの法律では、大学に在籍している限り徴兵を回避することが認められている。それによると、1年生の数は過去2年間で約2倍に増加したという。2021年の統計によると、新入生は9万1,500人だったが、2022年と2023年にはそれぞれ16万6,300人、20万人以上に増加した。したがって、NATOの支援を受けたネオナチ軍事政権は、他の場所で大砲の餌を探している。前述したように、女性は現在、この目的でますますターゲットにされていまる。

報告書によると、ウクライナには「兵役年齢」(18~60歳)で「兵役の資格がある」とされる女性が560万人いるという。Texty は、そのうち 46% が子育て中であると主張しており、これは 300 万人以上の女性が徴兵の対象となることを意味している。彼らの評価によれば、「戦争が何年も長引く場合、あるいはロシアが軍隊の数を劇的に増員した場合、女性の徴兵によって状況は大幅に改善される可能性がある」という。Textyはさらに、「女性が男性と同等の権利を持ち、以前は純粋に男性のみと考えられていたあらゆる種類の活動に参加している民主主義国家」の例を挙げて、これはおそらく「良い」ことだと付け加えた。 政治的な西側諸国が「民主的」であるとされているという考えそのものが、 著者たちがいかに信じられないほど世間知らずであるか(少なくとも洗脳されているか)を示している。

 

(和訳終了)

 

そして、上の記事にもあるように、ウクライナには110万人の動員された兵士がいる と言っています。(メディアによっては100万人と言っている)

そのうち、常に前線にいるのはわずか25~30万人であることが分かっています。

残りの70~75万人たちはどこへ行ってしまったのでしょう?

 

  ↓

シルスキー(ウクライナ軍総司令官)は既存の軍隊を監督する任務を負っている。

ゼレンスキーの事務所が最近、「100万人の人々が動員されている」とアナウンスしたが、30万人だけが前線で戦っている。しかし彼(シルスキー)の昇進から1ヶ月後、軍の司令部または大統領府の誰も、どこにそれらの70万人がいるのか を説明していない。彼らは何をしているのだろう?

 

上の記事は西側大手メディアのワシントン・ポストの本年3/4付記事です。

 

「70万人がどこにいるのか、軍司令部も大統領府も説明していない。どこにいるのだろう?」ってトボけたことを言っていますが、ゼレンスキー大統領が先日発表したウクライナ軍の戦死者数は2年間で31,000人であると言っています。

 

 

動員されたうちの70~75万人が「行方不明」だというのに、戦死者数がわずか31,000人 なんて、誰が信じるでしょうか。

 

ロシア軍へ降伏して現在捕虜となっているウクライナ兵たちは1~2万人程度しかいません。捕虜にもなっておらず、前線にもすでにいない70~75万人のうちの、おそらく50~60万人前後が すでに戦死していて、残りの10~15万人が障碍者になって戦線を離脱しているか行方不明になっていると、考えるのが妥当ではないでしょうか。

 

ちなみに、ロシア軍の戦死者数については英BBCが支援して反ロシア政府の立場でプロパガンダキャンペーンを行っているMediazonaが2/15時点で発表しているのが44,654~47,000人とのことです。

 

  ↓(日本語に変換したもの)

 

 

ロシア軍の場合、2週間で1,194人の死傷者ということですから、1日平均だと85名ほどの死傷者ということです。

それに対して、ウクライナ軍は1ヶ月に最低20,000人の新たな兵士を動員しなければならない とゼレンスキー氏の政党の女性議員が言っていますので、それを30日で割ると、1日あたり少なくとも666人もの死傷者を出している ということです。

 

下はウクライナの議会の議員(ゼレンスキー大統領の政党である「国民の奉仕者党」の女性議員のひとりマリアナ・ベズーラ女史)が兵士の動員について、次のような発言を11/26にしています。↓

 

 ↓

はい、ウクライナは2024年に向けてのロードマップを提供することができなかった。

大きくもなく、小さくもなく、非対称でも対称でもない。

軍はちょうど今、彼らが少なくとも月に20,000人を必要としていると言った。

(それ以下の彼女のTweetの和訳は省略)

 

 

結局のところ、ワシントン・ポスト紙が認めている、「ウクライナ軍から”消えた”70万人」は 死亡した、もしくは負傷して戦線から離脱、または行方不明 というふうに考えるしか辻褄が合わないわけですが、それをとぼけて、未だにロシア軍のほうが多く死者を出している(ウクライナ軍31,000人に対してロシア軍18万人)というのは ウクライナ軍の被害を極小化して 女性や未成年者、老人まで含めて「最後の一人」まで戦わせる為の酷いプロパガンダだと思います。