私は 左翼色の強い立憲民主党の党自体は全く支持をしていないのですが、最近、原口一博議員がウクライナ問題で非常にまともなスタンスから発言をされていることに気づき、今回 衆議院予算委員会での上川外務大臣に対する見事な質疑の動画をご紹介させていただきます。

 

残念ながらYoutubeに字幕がついていないので、私がいつも文字起こしの際に使用している機能が使えないので、一から文字起こしするのは時間の関係で出来ないのですが、ざっくりどんな内容をご質問されているか、ご紹介したいと思います。

 

内容は大きく分けて

1.WHOのパンデミック条約について

2.Covidのワクチンについて

3.イスラエルがガザで行っていることはジェノサイドに当たるのか

4.ウクライナでの戦争について

 

と4項目に渡るのですが、主な内容をご紹介します。

 

1.WHOのパンデミック条約について

(WHOが疾病の国際的伝播を最大限防ぐ為に各国に批准させようとしているパンデミック条約をご存知ない方は外務省のこちらのページからご確認ください。)

昭和49年1974年2月に大平外務大臣の答弁で、1.法律事項を含む国際約束
2.財政事項を含む国際約束、3.わが国と相手国との間あるいは国家間の関係を法的に規定する重要な国際約束や発行の為に批准が必要後されているものについては国会の承認が必要とされている
 というものがあり、日本とバイデン政権がWHOのパンデミック条約を中心になって推し進めているが、WHOのパンデミック条約は明らかにその三原則に該当するはずなのに、国会の批准がない。それはおかしいのではないか ということの上川外務大臣への確認→国会での批准は必要ないと苦し紛れに大臣が答弁。

 

2.Covidのワクチンについて

Covidのワクチン接種開始以降、日本の超過死亡は40万人になっている。

原口議員は3回ワクチンを打ったが、そのうちの2回が免疫システムに障害を及ぼし、悪性リンパ腫になった。癌細胞を調べてみたらワクチン由来の免疫不全だと言うことが分かり、米国、日本、イギリスの医師からそう言われている。

日本は世界でどこの国もやっていないレプリコンワクチンまで予算化されている。

(注:「レプリコンワクチン」は新タイプmRNAワクチンで海外で開発されたもので、日本の厚労省がもう承認してしまっています。接種した新型コロナウイルスのmRNAが体内で複製される新たな技術を使っており、「少量で長続きする」という謳い文句になっていますが、無期限で複製していくのでさらに危険 と警鐘を鳴らしている専門家もいらっしゃいます。)

 

このレプリコンワクチンは忍者のようなワクチンで分身を自分で複製するというもの。これを世界中で治験をやっている国はなく、通常はラットから霊長類、人間という具合に試験をしていくのをいきなり人間でやろうとしている。

WHOのステークホルダー(大口資金供給者)は製薬会社である。実態は健康を守るというのではなく、投資契約となっている。

 

3.イスラエルがガザでやっていることはジェノサイドに該当するのでは?

上川大臣に「イスラエルがガザでやっていることはジェノサイドに該当するのでは?」と質問をぶつける原口議員に対し、「南アフリカが先般ICJ(国際司法裁判所)にイスラエルを提訴したので、状況を注視している」と言ってはぐらかす上川大臣に対し、原口氏は総務大臣を務めていた際にブラジルと協議してジェノサイドの定義を作った(ジェノサイドの定義には欧州方式、米国方式、日本方式と3種類ある)

そして、日本とともにジェノサイドの定義を作ったブラジルは イスラエルがガザで行っている行為は明らかなジェノサイドだと言っている。教科書通りのジェノサイドだと思うが、どう判断するのか。ある国がやったときには虐殺だと言い、別の国がやったときには虐殺ではない。これをダブルスタンダードっていう。僕は 米国で勉強したが、しかし、今回のような国連決議に拒否権を発動したことを心から残念に思う。

 

4.ウクライナでの戦争について

アゾフ(当初はアゾフ大隊→今はアゾフ連隊に変更)は 2022年2月24日ロシアの軍事侵攻が起きるまでは(テロリストとして)公安調査庁の資料に載せていたのが今はなくなっている。

あれはナチス、ネオナチだが、ネオナチを認定する機能は公安調査庁にはないのか?

 

門山法務副大臣の答弁:テロ組織やネオナチ組織を認定指定するということは公安調査は行っていない。

 

原口議員:2015年にアメリカの議会でアゾフに対して支援してはならないと言う法案が通ったところアメリカ議会の資料がある。アメリカはちゃんとネオナチって言う認定をしてるわけですね。日本はそうしなくていいですか?

(注:たしかに2015年オバマ政権の時にアゾフが米国でネオナチと認定され、支援を打ち切るという法案が通ったはずですが、トランプ政権が2019年、ネオナチへの支援を復活させています。)

 

上川外務大臣の答弁:我が国におきましてはテロ組織を認定する制度はございません。

 

原口議員:アメリカから購入する軍備予算について、かつては年間100~600億だったのが安倍内閣になって1000億円になり2000億円になって安倍さんの最後の政権時は7000億円になった。それが岸田内閣になって「倍にする」と言って1兆4000億円にもなった。

 

原口議員:ウクライナにはいくら支援しましたか?

 

上川外務大臣の答弁:1兆8000億円です。

 

原口議員:なんで台湾有事が日本有事なんですか?
しかもウクライナは確か中国と核協定結んでますね?
中国のあの船1番最初の空母、どこの船ですか?中国は日本に対する脅威だ言ってる人もいますね。
じゃああの船(中国の空母の遼寧)はウクライナから来たんじゃないですか?

中国と核協定結んでいる国(ウクライナ)になぜここまでしなきゃならないのか。

 

昨日か(国務次官の)ヌーランドさんはウクライナに支援しているものの、9割はアメリカに返ってくんだと、アメリカの軍需産業に返ってくるんだと、言っていた。

 

ランド研究所の論文はご覧になってるでしょ?
去年の1月もこれ以上やれば、アメリカにも世界にもこちらの方が不利になるんだと
ロシアを打ちまかす事は無理ですよ。あれは2022年に始まった戦争ではないじゃないですか? 2014年から始まってた
じゃないですか?

 

上川外務大臣の答弁:基本的には2014年と2022年以降の状況と言うことにつきましては基本的に異なるものであると認識をしている。2014年の状況は ロシアによる、クリミア併合に対してウクライナの主権と領土の一体性を侵害するものであると言うことをお答えしたが、これは あの 武装勢力によります東部情勢の不安定化が続いていた。
2022年については 一方的なウクライナへの武力を用いた全面侵攻やりまして、まさにウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法に違反するものです。

 

原口議員の質問:私はミンスク合意のことを言っている。ミンスク1、ミンスク2で合意した。それを破りロシアを騙した と当事者(メルケル元独首相等)の発言がある。

その間にロシアを終わらせると、そしてドンバス地方を中心とした方々が、14,000人亡くなってる。これが事実ですから。

 

我が国は、全面友好の基本に立ち戻るべきだと、日本ファーストでやるべきだと言うことを申し上げて、質問を終えたいと思います。ありがとうございました。

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以上、ざっくりとした要点だけですが、約30分間の原口議員からの質問と、その鋭い質問に困惑しながら、官僚が作った答弁書を読み、繰り返すだけの上川外務大臣のやりとりの一部をご紹介しました。

 

全ての答弁のやりとりは 下のビデオでご覧ください。

 

原口議員が 悪性リンパ腫になられて 昨年頃まで、その抗癌剤治療やステロイドによると思われる治療でお顔がパンパンにむくんだり、髪の毛や眉毛がほとんど抜けた状態になっていたお姿はニュース記事の写真で見てびっくりしていましたが、Covidのワクチンが原因の免疫不全による悪性リンパ腫だったというのがほぼ確実・・・ということで、このお話にはびっくりしました。

 

それと、上川大臣から答弁のあったウクライナ支援の金額が1兆8000億円というのは

あくまで金銭による支援だけでその額に達している ということです。

日本は自衛隊車両やドローンや地雷除去装置や救援物資等のモノの支援もたくさん行っていますので、それも合わせると、軽く2兆数千億円規模になっているはずです。

 

下のビデオはワクチン問題、パレスチナのガザの問題、ウクライナ問題に興味がある方には必見の内容です。このようにきちんと仕事をされている議員さんは 党派を問わず、個人的に応援したいと思いました。