FOXニュースを事実上の解雇という形で昨年4月に独立をされて、Twitter(X)やビデオサービスの「タッカー・カールソン・ネットワーク」で活動をされてきたジャーナリストのタッカー・カールソン氏が2,3日前からロシアのモスクワで目撃されていて、ボリショイ劇場でバレエを鑑賞された 等の動向が伝えられています。

 

そして、ついにご本人からのビデオ投稿があり、モスクワには プーチン大統領にインタビューをするためにやってきた とおっしゃっています。

 

 

 

以下、私シェリルが訳したタッカー氏のコメント全文の日本語訳です。

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私達は 今夜、モスクワにいます。私達はロシアの大統領、ウラジミール・プーチンにインタビューするためにここにいます。もうすぐそれが行われます。

 

このようにインタビューを行うのは 明らかにリスクがあります。

それで、私達は慎重に、何ヶ月もかけて考えました。

なぜ、私達はそれを行おうとしているのか、最初に、それは私達の仕事だからです。私達はジャーナリズムの仕事をしています。私達の責務は 人々に情報を伝えることです。

 

2年目に入った戦争は世界全体を変えています。ほとんどのアメリカ人は情報を伝えられていません。彼らは何がこの地域、ウクライナから600マイル離れたここロシアで何が起こっているのか、本当の意見を持っていません。
しかし、彼らは知るべきなのです。
彼らは まだ完全に認識していないかもしれない方法で、たくさんの費用を支払っています。
 

ウクライナでの戦争は人災です。若い世代のウクライナ人全体で何十万人の人々が亡くなり、欧州で最大の国の人口を減少させた。しかし、長期間に渡る影響はもっと甚大なものです。


この戦争は 完全に世界の軍事や貿易同盟を完全に再構築しました。(戦争に)続いた経済制裁も同様です。
そして 総合的に、彼らは世界経済をひっくり返しました。
第二次世界大戦後の経済秩序、西側諸国の繁栄を保証されたシステムで、80年以上に渡って続いてきたものが 急速に、米ドルの優位性と共に崩壊しているのです。
これらは小さな変化ではありません。彼らは歴史を変えている開発者です。
彼らは私達の孫たちの人生を決定するでしょう。
 

世界のほとんどは彼らが見ることができているそれを 完全によく理解しています。
アジアや中東で、誰かに 将来はどんなものなのか、尋ねて下さい。
そして、英語が話されているの国の人々はまだ、ほとんど気付いていないようです。彼らは何も変わっていないと思っています。

そして、彼らがそう思うのは 誰も彼らに真実を話さなかったからです。

彼らのメディア放送局は腐敗しています。彼らは彼らの読者や視聴者に嘘をついています。そして、彼らはほとんど、それ(真実を報道すること)を省略することで行っています。

たとえば、ウクライナで戦争が始まってから、アメリカのメディア放送局はたくさんのウクライナからの人々に話しかけました。
そしてゼレンスキー大統領へのたくさんのインタビューを行いました。私達自身も ゼレンスキーにインタビューのリクエストを行いました。彼が受け入れることを望んでいます。

 

しかし、彼がすでに米国で行ったインタビューは伝統的なインタビューではありませんでした。それらは媚びへつらう激励でした。とりわけ、米国がもっと深く東欧での戦争に関わり、費用を支払うようにゼレンスキーが要求するのを強調するように計画されたものでした。


それはジャーナリズムではありません。それは政府のプロパガンダであり、最も醜く人々を殺す類のものです。同時に私達の政治家とメディア放送局はこれをやっています。外国のリーダーを 彼が新しい消費者のブランドであるかのように宣伝し、たっ
たひとりの西側のジャーナリストも この紛争にもう一方で関わっているウラジミール・プーチンへのインタビューを行わなかったのです。
 

ほとんどのアメリカ人は なぜプーチンがウクライナに侵攻したのか、そして彼のゴールは何なのか、知らないのです。
彼らは彼(プーチン)の声をけっして聞かなかった。それは間違っています。

アメリカ人は戦争について、それらが暗示されていることを全て知る権利があります。そして私達は彼らにそれを伝える権利があります。なぜなら私達はアメリカ人で、言論の自由は私達の生まれ持った権利だからです。

私達はホワイトハウスに誰がいても、権利が剥奪されることはなく、信じたことを言う権利を持って生まれました。

 

しかし彼らは何でもやろうとしました。3年近く前、バイデン政権は違法に私達のテキストメッセージを盗んで、ニュースメディアにいる彼らの召使い達に漏らしました。彼らは私達が計画していたプーチンへのインタビューを止めるために、それをやったのです。


先月、彼らは確実に、まさに同じことをもう一度やりました。
しかし、今回は 私達はとにかく、モスクワに来ました。
私達は ウラジミール・プーチンが好きだからここにいるのではありません。
私達はアメリカ合衆国が好きだからここにいるのです。そして私達は繁栄と自由が残ることを望みます。
私達はこの旅の費用を自分たちで払いました。どんな政府からも、インタビューで合う人々のグループからもお金は受け取っていません。
 

そのインタビューは有料コンテンツではありません。
ライブで写して編集されていない全部を 誰でもが私達のウェブサイト、TuckerCarlson.com で見ることができます。

イーロン・マスクは 私達が彼のプラットフォーム、Xにこのインタビューを一度投稿すれば、抑圧やブロックをしないという大きな約束をしてくれました。

だから私達はそれに感謝しています。


西側諸国は対照的に、彼らの重要でないメディアで、このビデオを検閲するのは確実でしょう。それが彼らがやっていることで、彼らはコントロールできない情報を恐れているからです。


しかし、あなたは恐れる理由はありません。
私たちはこのインタビューで、あなた方に プーチンがこのインタビューで言うかもしれないことに同意するよう促しているわけではありません。

しかし私達はあなたにそれを見ることをおすすめします。
あなたはできるだけ多くを知るべきなのです。

そして、それから自由な市民のように、奴隷ではなく、あなた自身のために決める
ことができるのです。
ありがとうございます。
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あらためて、タッカー・カールソン氏の素晴らしい勇気と行動力には敬意を表したいです。

 

タッカー氏のジャーナリストとしての使命感で行った今回のモスクワ行きに対し、米国の軍産複合体をさらに儲けさせるためにウクライナを使った代理戦争を猛烈に支持しているアメリカのネオコンたちが怒り狂っています。

 

中には 「何が起きているのか解明するまで、タッカー氏をアメリカに帰国させないようにすべきだ!」(←ネオコン知識人の一人のビル・クリストル氏の発言)とか、「裏切り者」等と言っている人もいるようです。

 

しかし、タッカー氏が言うように、ゼレンスキー氏だけを持ち上げて英雄のように扱い、もう一方の当事者であるプーチン氏には全くインタビューもしない という西側メディアの姿勢は ジャーナリズムでも何でもなく、単なる”プロパガンダ”なのです。

 

タッカー氏がプーチン露大統領に どんなインタビューをされたのか、本当に後日ビデオで見ることを私は楽しみにしていますし、Twitterで1158万人ものフォロワーがいるタッカー氏の影響力は ある意味、日本も含めた腐りきった西側大手メディア以上に凄いものがあると思います。