西側メディアは絶対に報道しませんが、ウクライナの首都キエフでは下のビデオのようにゼレンスキー大統領の方針や強引な兵士動員に反対する女性たちのデモ活動が起こっています。

 

 

 

 

 

 

下はウクライナ西部の都市にあるホテルに休暇やカジノを楽しみにやってきた人々を 警察官、兵士がやってきて動員しようとしているところです。(動画はこのYoutubeビデオよりキャプチャ)

 

 

町では 動員担当者たちが 若い男性を無理やり捕まえて車に押し込むシーンがよくSNSに投稿されていましたが、最近は 動員担当の兵士が殴られたり、囲まれて暴力を振るわれるということも起きています。

あるいは担当者の顔がすでにバレているので、町中で遭わないようにするために仲間同士で担当者が今、町のどこにいるか という情報をシェアして彼らに遭遇しないようにする ということもウクライナの若い男性はやっているようです。

 

強引すぎる動員により、政権中枢へと市民の怒りの矛先が向くことになると恐れたゼレンスキー大統領は 兵士のリクルート業務を 外資も含めた民間企業へと今後は委託する方針に変えたようです。

「外部の民間営利企業に委託」ということは そこでまた、腐敗の温床になるものを作ってしまう ということで、今までは 徴兵忌避したい男性からのみ、賄賂を受け取って懐に入れていたのがウクライナ全土の動員事務所であって、担当者が全員クビになったりしていますが、今後は 私の予想では 徴兵忌避者から賄賂を受け取るだけでなく、動員に成功した人数をごまかして過大に請求して多く報酬を受け取ろうとする民間企業が出てくるものと思います。

 

ちなみに、ウクライナが動員によって補充しなければならない兵士数は なんと月に20,000人だとウクライナ軍当局が言っています。

そうなると1日平均では660人ほどの死者+負傷者が出ている ということになりますが、おそらく兵士のトレーニングのほうが追いついていないでしょう。

 

ウクライナの友好国の中で一番大規模にウクライナ兵を受け入れてトレーニングを行っているのがイギリスですが、イギリスは昨年6月からウクライナ兵を受け入れてトレーニングを行っていますが、今年の年末までに合計30,000人がトレーニングを終了すると言っています。(こちらが情報源)

 

月に30,000人ではなく、19ヶ月間でたった3万人しかトレーニングできていないのです。(1ヶ月当りだと1,580名ほどしかトレーニングできていない。)

ウクライナ人兵士のトレーニングを行っているのはドイツや北欧等、合計12カ国あるようですが、ドイツでも今年の年末までに10,000人を訓練するのが目標 と言っていますので、ドイツでは イギリスよりもっと少ない人数しかトレーニングできていないということです。(こちらが情報源)

 

ウクライナの支援国での訓練が全く追いつかないほどにウクライナ軍の損失のほうが大きくなっている というのが このウクライナ軍の人員不足、誘拐したり強引な方法で男性を動員する、女性や60~70歳の老人、17歳の少年まで動員する という今の状態になっているのであって、このような状態で 未だに「ロシアは30万人の兵士を失った」とか、ウクライナ側が流す情報をそのまま鵜呑みにしてTVで情報を発信している「専門家」の人たちは 実に愚かだな・・・と私は呆れ返っています。