西側のプロパガンダ・メディアの記事によれば、ウクライナ軍はロシア軍に勝っていて、反攻作戦が始まった6/4以降、「ゆっくりとではあるが着実に前進している」とのことですが、ザポリージャ州のラボティナ村まで10キロをたどり着くのに70,000人以上の死者と多数の戦車、装甲車を失っています。
そのような多大な犠牲と引き換えのわずかな前進が いつまでも継続できるはずもなく、最近は ウクライナ軍兵士のロシア軍への大量降伏、投降が相次いでいます。何度戦車や装甲車が破壊されてもなりふり構わず兵士を投入したラボティナ村その東のベルボボエ村でのウクライナ軍の動きも完全にストップしてしまいました。ウクライナ軍はあきらかに行き詰まっています。
ロシア軍は ウクライナ軍兵士が 十分な食料支援や怪我人の手当もなく前線の塹壕にかわいそうに放置されているのを知っているので、彼らに命を守るため、怪我の手当を施す為の投降を促す特定の周波数の無線を設定しています。それが「ヴォルガ」と言われるもので、この「ヴォルガ」を開設したことで、最近、雪崩を打ったようにウクライナ軍兵士が その無線から降伏をしてくるケースが増えています。
アメリカの人気コメディアンでもあり、人気Youtuberでもあるジミー・ドアー氏のチャンネルでそのことを取り上げていますので、今回はその内容をご紹介したいと思います。
下のビデオは下のURLです。 ビデオのタイトルは「数千人のウクライナ軍兵士がロシアに降伏する」です。
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17,000人の兵士は去った。10,000人は敗北を認める。ウクライナの降伏統計が明らかになる
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ウクライナ軍が一斉に降伏している
最近の数週間、かなりの数のウクライナ軍兵士がロシア軍が設定したコールサイン「ヴォルガ」として知られる149,200の専用無線周波数を利用して降伏した。
(以下、ビデオの中のホストのコメント)
少年や大人が捕まえられて前線に送られていて、彼らには戦う熱意がなく、何が起こっているのかをロシア軍は知っていて彼らに同情しています。人々は「なぜロシアはまだ戦争に勝たない?」と言うが、彼らはウクライナを地球上から消し去りたくない。
彼ら(ロシア軍兵士)はウクライナ人のことを兄弟、姉妹だと思っているからです。それでウクライナのインフラを壊さずに戦いに勝てるようにベストを尽くしています。
一方、アメリカ人は何を議論していますか?「私達はウクライナ人の命は失っても、アメリカ人の命は失っていない。だからOK。」だと言っている。
ロシアのほうがもっとウクライナ市民に同情しています。彼らはアメリカ人がウクライナ人を「担保」として使っていて彼らの血が流れることを全く気にしていないことを知っています。
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この周波数は夏の間に設定され、その後10,000人以上のウクライナ軍兵士によって、ロシア軍へ勾留されるために積極的に使用された。その無線の周波数は前線の全体で使用されている。
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降伏しているウクライナ軍兵士は”Volga"と呼ばれる周波数を利用し、十分な食料と必要な医療を受けているというと伝えられている。
無線通信を通したこの大量降伏はロシア軍との進行中の紛争においてウクライナ軍が直面する複雑な力関係と課題を浮き彫りにしている。
以下、ロシア軍が作成した"Volga"のビデオ
(私達は大砲で撃たれた)
(ヘリコプターが私達に攻撃していました。)
(私の右側にいた男性はスナイパーに殺されました。)
(私達は虐殺へと投げ込まれています。)
(誰も前線に行きたがっていなかった。)
(皆が降伏を望んでいた。)
(私は家に帰りたい。)
(私はこの戦争に疲れています。)
(私は149.200の周波数に合わせた。)
(私はヴォルガを呼んだ。)
(私は周波数を切り替えた。彼らは全てを説明してくれた。)
(「ヴォルガ」を呼んでください。)
(そして生きて続けて下さい。)
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以上、ビデオの全部ではなくて主な部分の和訳でのご紹介になりますが、この内容で分かる通り、この投降用のチャンネル周波数を開設してから、ウクライナ軍兵士が雪崩をうったように投降し始めている ということをYoutubeの戦況実況チャンネル、Military Summary のDima氏も言っています。
ウクライナ軍が捕獲したロシア軍兵士の捕虜の数は1,000人位しかいないのに対し、ロシア軍が捕獲したウクライナ軍兵士の数は10,000人を超えています。
この捕虜の数の違いから見ても ウクライナ軍のほうがロシア軍より死者数が少ない というのはありえないのであって、死者数も ほぼ10:1で、ウクライナ軍死者数50万人に対してロシア軍死者数5万人 というのが 合理的な見方だと思います。
なお、ウクライナ軍に関しては 降伏したロシア軍兵士をその場で射殺したり、地雷原を歩かせたり、明らかに戦争犯罪だと分かるビデオがSNS等に数多く投稿されています。(しかもウクライナ軍兵士がそのような戦争犯罪のビデオを喜んでSNSに投稿している)
また、驚くべきことに、ラボティノ村付近で戦っているウクライナ軍に対しては「ロシア人捕虜を一人も捕ることなく殺せ」という指令の文書まで出したことがネットへの流出で判明しています。
WAR CRIME: UKRAINIAN SERVICEMEN OFFICIALLY ORDERED TO KILL SURRENDERING RUSSIANS
(戦争犯罪:ウクライナ軍兵士は公式に、降伏しているロシア人を殺害する命令を出した)
西側メディアは ロシア=悪、ウクライナ=善 というプロパガンダに基づいてウクライナ軍の戦争犯罪をほとんど報道していませんが、このように 上の文書は 全てのウクライナ軍部隊に対しての戦争犯罪の指令ではないにしても、一部の部隊に対してであったとしても 降伏したロシア軍兵士を殺害命令を出しているというのが事実です。その一方で、ロシア軍は ウクライナ軍兵士に命を守るために投降を呼びかけ、捕虜には十分な食事や医療を提供している という点も しっかりと報じていただきたいものです。