
テネシー・ウィリアムズによる戯曲、演劇を映画化した作品。
ウィリアムズの作品は、『欲望という名の電車』と『ガラスの動物園』しか知らなかったけど、
このSuddenly, Last Summerも凄く良かった。
市民病院に転勤で来た、ロボトミー手術を専門とする医者が主人公で、ある日大富豪の未亡人から市民病院への寄付と引き換えに姪のロボトミー手術を依頼される。
夫人は、自らの生きがいとしていた息子を去年の夏に亡くして失意の中にいる、そしてその時に一緒に旅行していて息子の死に居合わせ、その後気がふれた姪の事を疑っている。
しかし、医者は姪と過ごすうち姪が真実を知っている事に気付き、思い出させようとする。
そして、最後には去年の夏に何が起きたのか、という真実が姪の口から明かされる。
というあらすじ。
ロボトミーとか、これもウィリアムズの自伝的要素が強いのかな、と感じた。
やはり、作家の人生は作品に反映されるものなんだな。作家の事を知るのも大事かも。
姪役の人の演技が凄く上手くて、特に一番最後の感情を抑えきれない演技とかは、本当に観ていて胸が苦しくなった。こんな痛切な演技できる人ってなかなかみない。
もちろん舞台とはかなり違うんだろうけど、私はやっぱり戯曲よりそれが舞台化、映像化されたものが好きだなーと改めて思った。