フランツ・カフカ

最初はムシにこんなにすんなり感情移入できるなんて、と思いながら読んでいたが、

最後まで読み終えて、ムシの視点から、あえて感情移入しやすいように書かれているんじゃないかと気付いた

最近精神病や精神分析関連の本を読んでいるからか、ムシが精神病者や引きこもりのような、半社会から隔離されているような人達を暗喩的に表わしているのではないかと

そうすると、本質的には自分と変わらない存在なのに、主人公の彼を「怪物」と呼び自分達の言葉を理解しない、自己中心的な存在としている周囲の人々の姿が見えてくる

自分達こそ彼を理解しようとしていないのに


小学生のころ一度読んだことあったけど、今回また読んでみてまた新たな読み方ができて良かった、無駄に年をとっていなかったようで


とても不条理な本のようだけど、そもそも人間社会や人間そのものも不条理なものなのかも