晴れの料理と褻の料理(土光さんに学ぶ) | こじょるのおこじょなえぶりでい

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プライベイトについても時々書いてます☆

 

ハレ(晴れ、霽れ)の日。

それは非日常。

お祭の日。

特別な日のことをさします。

 

ケ(褻)は日々の暮らしをさします。

いわゆる、日常。

毎日のこと。です。

 

 

昭和の経済界を支えた

昭和のエンジニアかつ大実業家で

土光敏夫さんという方がいらっしゃいます。

破綻しかけの名だたる大企業を再建したり

国鉄・電電公社・専売公社といった

3公社民営化を進めた方です。

実業家に珍しい現場主義で、あちこち現場を肌で感じるために歩き回られていたようです。

 

 

暮らしはとても堅実で

一汁一菜暮らし。

毎日、毎日、

ご飯、お味噌汁、メザシ!

お昼は会食以外ならお蕎麦で、夜は飲み会にも行かず

まっすぐ帰宅しやはり一汁一菜。

家庭菜園で野菜を自給自足されていらしたそうです。

 

 

 

昭和の男性にしては珍しい感覚の持ち主で

『成功の要因は、会社の中での時間中になく、私生活での時間中にある。

会社で頭を使ったり努力したりするのは、あたりまえ。大部分の人がそうしている。

家に帰ってからの時間をどう使っているかが、だんだん差をつけてくる』

と、自ら土をいじって家庭菜園をされていらしたそう。そしてそれを食す。

私生活はとても質素で、収入を得ても多くを寄付されていたのだとか。

 

今日の日を一日一日、充実させるということ。

今日することは、今日必ずしてしまうこと。

今をきちんと生きている人でもありました。

『人間の能力には 大きな差はない。

あるとすれば、それは根性の差である』

など、背筋がぴんとのびそうな言葉も残しておられます。

 

 

竹熊先生の本を読んだところ

土光さんのコメントが書かれてあったので

土光さん知ってる?と、夫と話にあがりました。

 

うちの旦那さんは年下男子。

三歳違うとぴちぴちやなー

子供産んでないしダメージちゃうよなー

と思うこともありますが

何よりびっくりなのは、私の食生活でオッケーなところ(笑)

朝ごはんは、、、

ご飯、お味噌汁、おつけもの、納豆。

以上。

メザシさえない…(^-^;)(笑)

おつけものさえないときも多い…(゚Д゚)(笑)

それでも、よく働き、よくだらけ、よく動きます。

 

贅肉が全く、心にも体にもついていない彼。

ストレス耐性ハンパなくて、ドクター時代に強烈なストレスを跳ね返し続けたことが修行になったと申しております(笑)

私も彼も、息子三歳の夜泣きが落ち着いてからは特に

朝の五時に起きて、座禅とヨガとリハビリや翻訳やセッション分析等仕事(これは私)

研究の仕事や私の翻訳仕事のテフ化作業や筋トレ(これは夫)

をしています。

息子が寝ている早朝にしか、自分の時間がもてないからです。

 

 

ある日、旦那君に聞きました。

こんなに毎日粗食で良いの?と。

朝はベーコンとかお肉食べたい、目玉焼きとピザトースト食べたい、とかないの?と。

 

うちの父がそういう派手な食べ物が好きだったので。

勿論、お野菜は無農薬だったり、味の濃い素晴らしいお野菜。

お出しは当然きちんととったものばかり。

コストも手間も、見た目の華やかさのあるものよりもかかってはいます。

でも若い彼には物足りないのでは…?

 

 

旦那「俺は、晴れの料理と褻の料理はしっかり分けて考えてる。

 どっか特別な旅行にでも行けば晴れの料理がええかもしれへんけど

 褻の料理は内容が大事やから。なんならもっと粗食で良いくらいや(笑)」

 

 

なるほど…

ただ、年下から晴れと褻なんて渋い言葉が出てくると思わんかったわ…(笑)

 

 

旦那「あと、太ることは許せんからこれでいいねん(笑)」

 

 

 

元は太りやすい体質?だったらしく

太ることに対して猛烈に拒絶してきます(笑)

 

 

 

心や体に贅肉をつけないこと。

栄養、栄養と言いますが最早飽食の時代です。

余計なものを口にしないこと。

大事だなと思いました。