友人もーちゃんの婚活体験記 27 ～初めてのお見合い日は大波乱～

もーちゃん、初めてのお見合いの日。

の、前日。

私は眠れませんでした…(笑)

自分の結婚式の前日は爆睡してたのに…！！

朝の三時に起き、五時に起き…

私「ああああああもももももも、可愛いもーたん！！

　　お見合いが心配すぎて、心配すぎて、

　　相手がキモ野郎やったらすぐに切るんだよぉぉおおお！？

　　優しいもーたんの笑顔を見せてもらえるだけでも、

　　勘違いしそうな男がうじゃうじゃ出来そうなのに、

　　お兄ちゃんは心配だよぉおおお(※周りに、重度のシスコンの世話焼きの兄みたいと

　　言われた)危なかったらすぐ言うんだよ、

　　遠隔でもさくっとその場で祟り殺すからね！？！？」

もう半泣きでライン。

おまえは婚活を勧めてたはずなのに

何故ここにきて足を引っ張るのかと言うくらいの心配っぷりに。

今日は、朝の九時半から京都でメイクレッスン。

お昼過ぎから兵庫県でお見合い。

そのあと帰宅し、夕方からzoomでお見合い！

も「心配してくれてありがとう〜！でもメイクはプロやからバッチリやで？笑」

ああああああああああああああ

けなげ！！！

うちの子が健気！！！！！

もしや私に心配をかけまいと…！？！？

も「お腹減ったなぁ〜もうランチ時間やな！今日のランチは何？」

いつもなら、もーちゃんに元気が出るよう作ったご飯をよく写真送る。の、だが。

私「いやあ…緊張してな…朝からあんまり食べ物が喉を通らない…(笑)」

朝から、今頃もーちゃんは！

と大騒ぎ。そわそわして、呆然としていた私。

旦那君に『これ、夜まで続くんか(笑)』と言われた(笑)

も「緊張すんの？！笑

　　しかも喉通らんとかなんでやねーん！笑」

私「なんか食べた方がええで！？ウィダー◎ンゼリーでも！！食べないと、口臭が出る人多いからね！」

も「わわわわ、わかった！！

　　ゼリーならその辺で売ってるし、立ったまま食べれるし！」

私「私の代わりに、ゼリーを食べて……(笑)」

も「あなたはしっかり食べなさい！(笑)」

うちの子、天使かな…？(笑)

も、ももももももし…こんな優しい子が、、、変な人に当たったら……………

私「ううっ…もーちゃんが、万が一にもイヤな目に遭わないか、心配で心配で…気を抜いたら発狂してしまう…！！！！(笑)」

も「大丈夫、精神的苦痛はわからんけど、武力ならお相手より私の方が

　　物理的に強いから！笑」

私「物理的に！？物理で！？それなら、少し安心…

　　って、それも心配！！！もし相手が銃を持ってたら！！！！(笑)」

も「ここ日本！！！！(笑)」

まもなく、お見合い開始30分前。

荷物をロッカーに入れたり、お手洗いに行ったり忙しかろうとそっとラインをとめる。

そして、息子とあれこれ遊んだりしたあと…

……………はっ！！！！！！

私「ふぉあああああああああああ！！

　　とりあえず、お疲れ様！！どう…やった！？」

も「お疲れ様！っていうか、めっちゃタイミングすごいな！！！笑」

私「待ってたからー！！！！

　　変なことされてない！？セクハラは！？」←カンが良い。

も「優しそうな人やったよー(笑)」

私「優しそうやったんや！！良かった！！！！！」

生理的にムリじゃないとか

共通の話題があったとか

優しそうだったとか

相手の家族とやってけそうな雰囲気とか

趣味のこととか

一時間まんべんなく話し、話し終わると

お相手側の方が切り上げてくれて

時間通りなのも好感が持てたとのことでした。

年齢は同世代。

プロフィールでの趣味はかすってなかったけど

家庭の感じが似ていたのか

育った感じが似ていたのか

好感だったみたい。

プロフィール当てにならないなぁ。

だって、恋愛だって、趣味が合うからとはいる人がいれば

ほぼ一目惚れで始まることもあるわけで。

要は、勘と匂いだよね。

合うか合わないか。

仮交際が決まれば、結婚相談所を通して

お互い連絡先交換をします

仮交際は、何人としてもO.K.

真剣交際に進むと、一人に絞り込み

もう他の人とお会い出来なくなります

写真と全然違う人が来るとかそういったことを多く聞きますが

今回はそうじゃなかったらしい…

とまあ、こんなラインのやりとりをしながら

二時間後にまた、次のお見合いが！！！(･д･)

次はzoom。

次の方は結構寡黙で、でもにこにこされてたらしい。

もーちゃんと共通の趣味ばかりの40歳。

質問すると、2～3返ってきて黙る。

感じ悪いかというと、にこにこしてる。

めっちゃ疲れたともーちゃんが言うので

『良くなかったの？』

と聞くと

『ううん！！良い人やった！！』

趣味の話は盛り上がり、

もーちゃんと同じで体を動かすのが好きなタイプ。

静かでにこにこしてる人。

寡黙タイプらしい。

はじめの方は『どーしよー…』だったもーちゃん。

そこで、理系男子のバリバリ寡黙な

私の夫を召還！！！(笑)

私「質問して、少し返ってくるけど話が盛り上がらなくて大変だったそうです」

夫「ふむふむ」

私「返事はしてくれるし、にこにこしてるし、こちらが沢山頑張って話題をふったり話すも、盛り上がりませんでした」

夫「え？」

私「こちらが、一方的に話す感じだったのです。プロフィールをみると、ばりばり理系男子の男性の模様。

　　理系男子代表として、どう思われますか？脈無しだったのでしょうか？」

夫「いえ、むしろ、男性本人はめちゃくちゃ盛り上がったと思ってると思います」

私「なん…だって！？」

夫「多くの理系男子は、女性慣れしておりません。さらに寡黙な人であれば、沈黙が気になりません」

私「なんと…！！」

も「うそ…！！」

夫「と、いうことで、彼は今頃すごく盛り上がったと思っているはず…」

寡黙系理系男子の夫。

彼は家ではよくお喋りするけれど

会社でも研究室でも飲み会でも

『これ、美味しいですね』

『はい』

『◎◎されてたんですよね？』

『はい』

ばかりを二時間繰り返し、

最強モテ子を困らせた伝説を持つ。

でもね

自宅でも、ソファの上の定位置に座り

いつもにこにこ

機嫌がいいんですよ

お地蔵様みたいな(笑)

私「どーする？悪い人やないと思うよ？」

も「じゃ、じゃあ仮交際申し込んどこうかな……(笑)」

私「ってか、もーちゃんのお父さんなーんも喋らへんやん！！(笑)

一日一緒におったけど、にこりともせえへんし、全く喋らへんかったやん！！(笑)」

も「喋ることもあるわーっ(笑)」

こうして、もーちゃんの初めてのお見合いは

二件とも、こちらからは『良かったです』ということで仮交際申し込みをしたのでした。