
まだ子供だった頃。
ハリーポッターの本が初めて出た時のドキドキ。
今でもあのソワソワするような,落ち着かないドキドキが忘れられません。
ある日手紙が届いて,キングス・クロス駅の9と3/4ホームから魔法学校へ入学する。
中でも好きなのは,入学準備で色んなものを購入して
これからの生活に不安ながら楽しみにしてるシーンです。(=゚ω゚)ノ
自分をこれから入学するハリーと重ねて,緊張と好奇心でいっぱいでした。
その中で,オリバンダーの店という魔法使いの杖のお店が好きで。
私はあの杖を選ぶシーンが一番好きでした。(^-^)/

先日,金曜ロードショウでハリーポッターと賢者の石の再放送がありました。
久しぶりにみる映画は,以前と観測点が変わっていることに気付くので,
何度か見るのが好きなのですが,
オリバンダーの店のシーンも今の私には少し違う心境で見ることができました。(o^_^o)
孤児として両親の愛情も顔も知らずに育ったハリー。
親戚に預けられ厄介な存在として階段の隅に追いやられていました。
そんなハリーも確かに生きているし,人としての生活はできています。
でもとてもとても,つまらなく不自由な不健康な暮らし。
魔法使いとして生きる道を教えられ,オリバンダーのお店にきたハリー。
このオリバンダーのお店では,きたお客さんのすべてを引き出すことのできる杖を探します。
その人が最高に力を引き出せるであろう魔法の杖を探します。
試させて力が出てもイマイチだったり,力は出ても暴れたり。
でも,たくさん積み上げられた杖からたった一本を探します。
ハリーは自分の最高の杖を見付け出し,手に取ると暖かい光を感じ,体に風が吹き抜けて行く。
なんだかちょっと似てる。
「別に知らなくても生きていることはできた。でももっと高邁なものを手にする事が出来る」
私にとって今の勉強が,クラシカルホメオパシーが,まさにこれでした。
ありー?
11歳の男の子から推定年齢数百歳のオリバンダーの店主に気持重ねる対象が変わったか―。笑笑
オリバンダーの店主は,出した杖をすべて覚えています。
まるでホメオパスのようで。
レパートリィを何度も開き,レパードライズを行い,
マテリアメディカを幾度も吟味したレメディを忘れるはずがないですから。
何千あるうちから,その人の自己治癒力を引き出すたった一本の杖。
なんてね。( ´ ▽ ` )ノ