ゴルフコースの各ホールの距離やそれを合わせた18ホールの総距離が各ゴルフ場のPCサイトやパンフレット、スコアカード、プロ競技の中継や新聞、雑誌などに記載されていますよね。
各ホールの距離ってどこからどこまでで、どのよにして測られた距離なのかご存知ですか?
パー3のコースの場合
ティーインググラウンドからグリーンのセンターまでを直接水平距離で計測したものになります。
パー4のコースの場合
ティーグラウンドから250ヤードのフェアウェイセンターを計測し、さらにそこからグリーンセンターまでを計測して、その合計の水平距離になります。
パー5のコースの場合
パー4と同様なのですが、250ヤード地点から220ヤード地点を計測し、そこからグリーンセンターまでを計測し、それらの3つ区間の合計水平距離になります。
ところで皆さん、ラウンドされていてフェアウェイセンターに下のような旗を見かけられたことはないですか?
これは多くの場合、
「IP」と呼ばれる地点なんです。
この「IP」というのは、
インタークロスセクション・ポイント
(intercross-sectionpoint)
の略なんですが、ゴルフとは関係のない測量用語です。
「横断面がお互いに交わるところ」という意味で、ゴルフコースは通常、ティーインググラウンドとグリーンを一直線に結ぶ線に沿っては設計されていないので、セカンドショットを打ちそうなポイントのフェアウェイセンターを中間地点とし、ティーインググラウンドとグリーンとをそれぞれ結ぶ2本の直線の変曲点、それが「IP」地点となります。
ですので、パー4の場合は「IP①」の1点、
パー5の場合、「IP①」と「IP②」の2点(セカンド地点と第3打地点)があることになります。
「IP」までの距離の設定は、プロ、アマチュア問わず、
男子の場合は
バックティ-からIP①までの距離が250ヤード、IP①~IP②間が220ヤードであるのに対して、
女子の場合は
競技に使用するティ(バックティとは限らない)を基準にIP①まで210ヤード、IP①~IP②が190ヤードとしているんです。
最後に、「IP」は
必ずフェアウェイの
センターにありますが、
皆さんが狙うべき理想の
ルートを示しているわけではありませんのでご注意下さい!