良い発情とは | シェパード中国物産家畜診療所のブログ

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徒然なるままに、牛のこと、エサのこと、農家さんのことを書いていきたいと思います・・・

ごぶさたしております。

シェパード獣医師の戸田克樹です。

 

今回はとある牧場にて「適切なAI時期を知りたい」という要望を受け、そのスタッフと一緒にたまたま発情期にあった牛を1頭診てみました。たまたま発情期の牛がいるとは・・・なんという奇跡!!!!

 

尾を持ち上げて外陰部の状態をチェック

膣鏡を入れて中の状態をチェック

膣内には粘液が貯留・・・これはいい感じです。

ちなみに粘液は少し固め

頸管の充血は弱かったのですがが、子宮をやさしく触っていると収縮して硬くなる様子が感じられました

右の卵巣にて主席卵胞を触知

 

ということで!

診察した日の夕方にAIを行ってもらうようにお願いしました。(診察は11時ごろ実施)

粘液がやや硬かったので、少し時間を空けて行おうという判断のもと午前のAIは見送りました。

 

新たに繁殖牛管理を任され、それだけでなくAIも行うことになったスタッフKさん。

ともに年1産を目指してがんばっていきましょう。

 

                                        シェパード 戸田克樹