今月も中国物産㈱の営業マン小山さんと元気いっぱいに中国地方を巡回してきました。
島根の寒さには結構こたえましたね・・・。
風も強く、目が乾燥してたいへんでした。
あの寒さの中、せっせと作業されているスタッフの皆様にはほんとうに頭が下がります!!!!
さて、今回の注目ポイントはやはり「寒さ対策」でした。
冬は寒さ対策と換気のバランスのとり方が非常に難しい季節です。
とくに、哺乳期子牛をいかに寒さから守るかは重要なテーマですね。

こんな風にカーテンで風が入らないようにしている牧場もありました。
風は入ってこないし、舎内の保温はできるのですが、換気量が落ちるのが難点です。
ずっと締め切っていると、舎内はアンモニア臭で満たされてしまいます。
空気中のアンモニア濃度が高まると、結膜や呼吸器粘膜が傷つき、粘膜面での免疫感染が起こりやすくなってしまいます。
日に何回かはカーテンを開け、定期的に換気をする必要がありますね。
学校で休み時間の度に「おいっ!空気が悪いぞ!窓あけんかっ!!!」と先生に窓を開けさせられた記憶はありませんか?
当時を思いだしながら、勢いよくカーテンを開けてあげましょう(笑)。
そして、敷料の状態にも注目してあげてください。

ゴムマットやコンクリート面が見えてしまっていたり、敷料が濡れていたりする場合は体温がどんどん奪われてしまいます。せっかく飲んだミルクのカロリーも体温維持に使われてしまい、増体率が落ちるかもしれません。
フカフカの敷料で一日を過ごせるようにしてあげましょう。
十分な敷料を全体に敷くことが難しい場合は、ヒーターが当たっている場所など、どこか一か所だけを山盛りにする方法でも構いません。子牛が自分でフカフカな場所に座りにいく・・・はずです!
気が付けばもう年末まであとわずか。
今年・・・いったい何をしてたのか!?というくらい記憶がないのが悲しい限りです。
本年もたいへんお世話になりました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
シェパード 戸田克樹