シェパード中国物産家畜診療所のブログ

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徒然なるままに、牛のこと、エサのこと、農家さんのことを書いていきたいと思います・・・

皆様お疲れ様です。元気に牛さんを飼われていますでしょうか。

今月は9/24から4日間の日程で岡山、広島、島根県を巡回しました。日中はまだ暑いですが、日が暮れるだんだんと寒くなりましたね~。

今回は農家さんから「発情がきても受胎しない」

という悩みをお聞きしました。

これにはいろいろな原因が考えられますが、せっかくなので私から1つお話させて頂きます。

 

テーマは「牛さんの黄体は元気ですか」です。

 

発情後、種つけを終えて排卵も無事に済んだら、後は黄体が頑張ってくれます。

黄体が分泌するプロジェステロンは受精卵の着床やその後に関わる妊娠維持を助けてくれます。

しかし、牛さんの中には黄体の働きが十分でないケースがあり、妊娠に至らないことがあります。

ではどうしましょう。

そんなときはCIDR(農家さんはトンボとよくいわれますが)を授精後5日に挿入することで

血中のプロジェステロン濃度が上昇するため改善が期待できます。

ここでホルモン剤を使いたくないという方は

黄体機能を強化するものとして、βカロテン(カロチン)とビタミンEがあるので、補充してみましょう。

どちらも添加剤としてお薬屋さんが販売していますので問い合わせてみてください。

βカロテンに関しては青(緑)色の強い飼料に多く含まれています。

例えばアルファルファ(ヘイキューブ)、チモシー、スーダンなどの乾草、青草などです。

牛さんはβカロテンを基本的には粗飼料から得ています。

 

もしお悩みの方がいたら試してみてくださいね~。

 

 

(有)シェパード 笹崎直哉

お久しぶりです。今回の巡回日程は4日間で岡山、広島、島根、鳥取県でした。

快晴が続きとても暑かったです。農家さんも汗だくで仕事されてましたね。いつも本当にお疲れ様です。

 

さて今回は下痢についてです。

下痢といえば、コクシジウム、細菌、床の状態など様々な原因で発生しますね。

哺育期であれば母牛のおっぱいが原因で下痢をすることがあります。母乳性の白痢というやつです。

またエサが原因で下痢をする牛さんも少なくありません。

 

そこで今回はダイヤMについて少しお話します。

育成飼料のダイヤMを愛用している方で「軟便がきになるな」という方はいらっしゃいませんか。

原因の一つとして胃の中でデンプン質の発酵調整がうまくできていない可能性があり、その結果ルーメンアシドーシスといって下痢をしてしまうことがあります。最近は牛さんの系統が変わってきたということもあり、ルーメン内の酸の吸収速度が遅い牛さんが増えてきました。

 

そんな方は「ダイヤMプラス」を試してみてもいいかもしれません。

ダイヤMプラスは良質の発酵バガスとパイン粕がペレットにおよそ5%含まれています。

発酵バガスはルーメン粘膜の絨毛を育ててくれます。

またパイン粕はルーメン内の発酵速度を調節し、異常発酵で毒素が発生しても、吸着して排泄してくれます。

便性状の改善が見込めますので気になる方は是非お試しください。

 

 

今月もありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

(有)シェパード 笹崎直哉

 

 

 

 

 

九州各地、たいへんな豪雨で被害に遭われた方も多数いらっしゃることと思います。

幸い、今回の巡回先で被災された方はいらっしゃいませんでしたが自然の脅威は毎年大きくなっていることを強く実感しております。

 

今回の巡回は広島、岡山、島根の3県を訪問させていただきました。

とある農場でパッと目についたのは部屋の床一面に敷かれたマット(下写真)。

 

子牛が腹を冷やさないよう、コンクリ面の上に1枚敷いて、その上からさらに敷料を敷くスタイルを取られている農家さんでした。

敷料だけのときよりも保温性は高まりますし、たくさん敷料をしいても時間が経過すれば一部コンクリ面が見えてくることもあるため、このマットはそんなときの防寒にも役立ちますね。

ちょっとした手間ですが、非常に大きな効果をもたらす作業なのではないでしょうか。     

 

シェパード 戸田