繁殖牛では、分娩後の管理について、あらかじめルールを決めておくことが大切です。
例えば、
「分娩後何日から発情を注意して見るか」
「何日までに発情がなければ獣医師に診てもらうか」
といった基準です。
こうした基準が決まっていないと、「そろそろ発情を見る時期かな」「まだ少し待ってもいいかな」と、その時々の判断に任されやすくなります。特に、従業員さんが複数いるような少し規模の大きい農場さんでは、人によって判断が変わらないように、明確なルールを決めておくことが重要です。
一方で、具体的な日数はすべての農場さんで同じにする必要はありません。自然哺乳か人工哺乳か、牛の栄養状態、分娩後の回復具合、農場さんの管理体制などによって、適切な時期は変わります。そのため、具体的な日数については、獣医師などに相談しながら農場さんごとに設定しておくのがよいと思います。
ただし、子宮や卵巣の回復が遅いからといって、授精開始や診察の時期をどんどん遅く設定すればよいわけではありません。回復の遅れが目立つ場合には、分娩前後の栄養状態、飼料設計、BCS、分娩後の疾病などを見直し、子宮や卵巣の回復そのものを改善していくことが大切です。
↑子宮や卵巣に異常があるまま放置されていることも・・・
シェパード橋本

