東アジア人の目の形で、欧米人と一番差が出る部分が内眼角贅皮(epicanthal fold、蒙古襞)です。

 

蒙古襞は目頭(内眼角)部位に位置し、その程度によって全体的な目のイメージに影響を与えます。一般的に蒙古襞は目を窮屈して鈍そうに見せることが多く、目頭周辺の二重ラインが鮮明に現れないことにも影響を及ぼします。

 

このような蒙古襞は、一般的な美の観点からみてメリットよりもデメリットの方が多いため、二重手術を考慮する場合は蒙古襞の整形術も合わせて考慮することが多いです。

 

蒙古襞を改善する蒙古襞整形術の近年の流れは、二重皮弁術と皮膚再配置を使用した目頭切開時に同時に改善を行っており、そのため蒙古襞を改善するために目頭切開を行うケースが増加しています。

 

 

 目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前

 

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)


目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)

3年前ほど前に、他院で二重手術と同時に目頭切開を受けられた患者様です。二つの手術を行った後も蒙古襞が残っており、それの改善の為にご来院された患者様です。

 

当患者様のご要望は、目の他の部分に変化を与えずに'蒙古襞'のみを改善したいとのことでした。

 

 

 目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開前の状態チェック

 

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開前の状態チェック(21.10.25)

 

一般的に蒙古襞整形術は目頭切開を通して行われ、このような場合、目頭切開の一般的な特性に従う結果になります。その中の一つが内眼角間の距離(intercanthal distance:目の距離)の変化(一般的には近づく)が発生するという点です。

 

ですが、当患者様の場合のように眉間距離が平均よりも若干近い場合は、目頭切開のみを行うと眉間が狭すぎる印象が予想されるため、追加的な方法の補完手術が必要です。

 

その手術が内眼角の軸(Axis of medial canthus)の方向を移動させる軸回しです。軸回し目上切開は内眼角のスタート地点である内眼角の軸の方向を上方又は下方に移動させ、目の距離の変化なし又は最小限に抑える状態で蒙古襞整形術が可能になります。

 

このような内眼角の軸回しは目上切開手術で可能です。

 

当患者様の場合、目の距離の変化なしで蒙古襞の改善をご希望される状態でしたので、選択可能な方法は

 

①目頭切開再手術+軸回し目上切開

②目頭切開修正(目頭切開復元)+軸回し目上切開

 

で、当患者様は目頭切開修正(目頭切開復元)軸回し方式の目上切開を選択し、手術を行うことになりました。

 

 

 目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開          7日目(抜糸直後)の経過・レビュー

 

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開7日目(抜糸直後)の経過・レビュー(21.11.01)

 

目頭切開修正(目頭切開復元)と軸回し目上切開を行ってから7日が経過した写真(抜糸直後)で、手術前と比較してみたとき、他の部分の変化無しに患者様のご要望通り蒙古襞のみ改善できていることを確認できます。

 

若干の痣と腫れが観察されますが、これは時間の流れと共に徐々に消えていきます。

 

 

 目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前・後

 

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

目頭切開修正(目頭切開復元)、軸回し目上切開 前(21.10.25)・後(21.1101)

 

初カウンセリング時に患者様の方に案内した二つの選択肢の中で、当患者様が目頭切開修正(目頭切開復元)を選んだ一番大きな理由は'涙丘(lacrimal lake)露出量'でした。

 

◆涙丘(lacrimal lake)とは?◆

 

 

 

一般的に内眼角(目頭)側に位置する涙丘(lacrimal lake)は、軸回し方式の目上切開を行う場合、上眼瞼(上まぶた)を下に引っ張っていた蒙古襞の力を軽減させ、涙丘の縦露出量が増加します。

 

つまり、今回のケースで

 

①目頭切開再手術+軸回し目上切開:蒙古襞の改善+涙丘の縦露出量の変化

②目頭切開修正(目頭切開復元)+軸回し目上切開:蒙古襞の改善(涙丘の露出量に変化無し)

 

の結果が予想され、当患者様のご要望は蒙古襞のみの改善でしたので、それに合わせて目頭切開復元軸回し目上切開を行いました。

 

このように、小さな違いであっても、それに伴う手術の選択は異なります。そのため、手術前に患者様のニーズを正確に反映し、手術計画を立てることが重要です。

 

シウォン整形外科では1:1のカウンセリングを通して目の状態を分析した後、患者様のご要望を最大限に反映した手術を行っております。

 

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