二重手術と同じく、普遍化している美容手術の一つは目頭切開です。
東アジア人の場合、内眼角贅皮(Epicanthal fold、蒙古襞)が発達した場合が多く、二重手術時の様々な制約事項になり得るため、目頭切開でこれを改善することが多いです。
ですが、目頭切開により予想外の副作用が発生することもあり、それらの改善のため目頭切開修正(目頭切開復元)を考えるケースが増加しています。
でも修正(復元)手術の特性上、足りない皮膚を集めて再配置する手術法が多いので、目に見える傷跡をご心配される場合をよく目にしており、実際に手術を受けるかどうかためらう方が多いです。
今回の症例は目頭切開修正(目頭切開復元)後に発生した肥厚性瘢痕(Postoperative hypertrophic scar、傷跡)と色素沈着(Hyperpigmenatation)が7か月間の経過及びアフターケアーを通してどのように変化していくのかをご紹介いたします。
目頭切開修正(目頭切開復元)前
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)
既存の目頭切開により
①手術の切開傷跡による医原性(iatrogenic)蒙古襞
②非対称の涙丘露出
③内眼角模様の非対称
④右側(写真上左側)内眼角の陥没傷跡
などの複合的な問題点が発生して、それに対する改善をご希望され目頭切開修正(目頭切開復元)を行った患者様です。
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)から1週間が経過した写真で、抜糸直後に撮影されたものです。
①目頭切開修正(目頭切開復元)の前に確認されていた涙丘露出の非対称を緩和させるために右側(写真上左側)の内眼角側の復元量をより多くしました。(右側・左側=1.5・1㎜)それにより右側の内眼角が左側の鋭い形に比べて、鈍い形のつぶれた形に確認されます。(手術中、内眼角非対称に対する改善を確認した後、手術を終わらせるため、抜糸直後は手術結果に対しての判断は行いません。)
②合わせてV-Y前進皮弁術を使用した目頭切開修正(目頭切開復元)で、両側の内眼角部位に切開線の傷跡が確認されます。
③また、切開線周辺に色素沈着と手術後の痣が確認されます。
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後(21.03.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後(21.03.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後(21.03.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後(21.03.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月後(21.03.23)
一般的に目頭切開修正(目頭切開復元)の1ヶ月目が手術による肥厚性瘢痕(傷跡)が一番目立つ時期です。これは目頭切開修正(目頭切開復元)だけでなく、一般的な切開後に発生した傷跡にも似たよう形で現れる症状です。
内眼角切開部位に目立つ形の肥厚性瘢痕(傷跡)が観察され、以前観察されていた色素沈着は相当部分回復されています。
大概、手術後に発生した切開傷跡は手術後3~6週まで形態と固まりが酷くなり、その後から徐々に緩和(薄まっていく)されていきます。(一般的に6~8ヵ月が必要)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヵ月後
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月後(21.05.25)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月後(21.05.25)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月後(21.05.25)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月後(21.05.25)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月後(21.05.25)
全体的に修正(復元)の結果が徐々に確認できる時期です。
目頭切開修正(目頭切開復元)前に見えていた涙丘露出の非対称、内眼角模様の非対称が確実に改善されていることを確認できます。
目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月目の経過(21.03.25)
目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月目の経過(21.05.25)
また、目頭切開修正(目頭切開復元)1ヶ月目に見えていた手術切開後の肥厚性瘢痕(傷跡)が著しく改善された部分を確認できます。
一般的な場合、特別なアフターケアーなしに経過をみることもありますが、より積極的なアフターケアーのために今回の症例の場合、目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月目からプラクセル(Fractional laser)治療を並行しました。
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
目頭切開修正(目頭切開復元)前と比較したとき
①手術切開傷跡による医原性(iatrogenic)蒙古襞
②非対称の涙丘露出
③内眼角模様の非対称
④右側(写真上左側)内眼角の陥没傷跡
の問題点が全て確実に改善された部分を確認できます。
また、目頭切開修正(目頭切開復元)3ヶ月目に見えていた手術切開傷跡がさらに回復できたことを確認できます。
目頭切開修正(目頭切開復元)1週間後(21.03.02)
目頭切開修正(目頭切開復元)6ヶ月後(21.08.23)
合わせて目頭切開修正(目頭切開復元)7日目、抜糸日に確認されていた右側(写真上左側)内眼角模様のコの字形態の潰れや、左側(写真上右側)内眼角の凸凹した形が綺麗になっていることを確認できます。
特に、目頭切開修正(目頭切開復元)後、形が変形されたり再発されることなく、安定的に目頭切開修正(目頭切開復元)の結果が維持できていることを確認できます。
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月後(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月目の経過画像です。6ヶ月目の経過の時と比べて全体的な形の変形なしに、目頭切開修正(目頭切開復元)の結果が安定的に維持できていることを確認できます。一般的に目頭切開修正(目頭切開復元)後6ヶ月程度の時期を過ぎると、全体的な形態は大きな変化なく維持できると判断できる時期です。
今回の症例の場合、目頭切開修正(目頭切開復元)後、形態の変形もなくきれいに結果が維持され、手術後に発生した傷跡も次第に回復でき、ほぼ残っておりません。(全4回のプラクセル治療を実施)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)→7ヶ月目の経過(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)→7ヶ月目の経過(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)前(21.02.23)→7ヶ月目の経過(21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)をためらう理由で一番多いのは
①目頭切開修正(目頭切開復元)後の変形及び再発
②目頭切開修正(目頭切開復元)後に発生した肥厚性瘢痕(傷跡)
です。
内眼角皮膚の特性上目頭切開又は目頭切開修正(目頭切開復元)後、個人差はありますが、ほぼ必ず肥厚性瘢痕(傷跡)が発生し、特別な問題が無い限り、時間の流れと共に微かな痕跡だけを残します。
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月間の変化(21.02.23~21.09.13)
目頭切開修正(目頭切開復元)7ヶ月間の変化(21.02.23~21.09.13)
そのため、目頭切開修正(目頭切開復元)後に発生した傷跡に対して正確に認知してから手術を決めることが望ましいです。
目頭切開修正(目頭切開復元)の後、切開傷跡は必ず生じますが、時間が経てばほぼ回復できます。
万が一傷跡が残るとしても、簡単なアフターケアーで大幅に改善させることが可能です。
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
そのため、目頭切開修正(目頭切開復元)を考慮されるなら修正(復元)直後から傷跡が消えることを期待するのではなく、正常な経過としてその傷跡を受け入れることが手術を決めることに役立ちます。
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
目頭切開修正(目頭切開復元)の後に傷跡が緩和されていく過程
◆当患者様の目頭切開修正(目頭切開復元)1年4ヶ月目の経過・レビュー◆
シウォン整形外科では、全ての手術をお勧めするにあたって、1:1のカウンセリングを原則としており、夫々の状態に合う手術をおすすめし執刀しております。また、上記でご説明させて頂いた通り、術後に必要なアフターケアー及びにそれに必要な機械を保有し、当院で全ての治療が完結できるよう心掛けております。
(日本語字幕付き)
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